6月15日(金)
10日の、箕面市議会民生常任委員会で、
大阪府の「子ども・高齢者・障害者・ひとり親世帯」の医療費助成制度
福祉医療助成制度に関する変更の検討 について質問しました。
維新の大阪府政が、子ども・高齢者など福祉医療費の患者窓口負担を増やす改悪を検討
維新の大阪府政は、上記の福祉医療助成制度の変更の研究会をすすめています。その状況で、2月研究会報告書概要が出されています。(研究会は府市長会・村長会・大阪府)となっています。
その構成は?(豊中市やブロック、町村の代表が入っている)どんな制度変更を研究、検討されているのか?今後のスケジュールとかは?市としての情報収集はどうか?など質問しました。
箕面市は、研究会に参加していないが、3、4か月に一回の横のつながりで情報を得ている。とのことでした。
今回の、制度変更では、
精神障害者に対象拡充
難病患者に対象拡充 ひとり親のDV対策など拡充も検討されています。これはいいことですが、このことによって市町村負担も検討されてゆくことになるのではないでしょうか?現在の市町村負担は?割合は?半分が市町村負担がふえることになる。これを、患者負担で賄おうとしているのです。
医療機関1回800円、薬局でも800円の案なら月2回で3200円の負担に
これまでの1000円が3200円に3倍以上にあがる
一方、患者市民負担は、受益者負担の中で
入院・通院・院外調剤それぞれ1医療機関あたり、1割負担や1回800円の案もでています。
仮に、薬局での負担、一部負担金の導入 800円となると
これまで、500円に300円の引き上げのように見えますが、今でも、500円で2回通院で1000円の負担上限。これが、800円で月2回で1600円と院外調剤でも月2回通えばここでも1600円。合わせると3200円の負担となります。現在、上限が2500円となっているが、この上限もどうなるかわかりません。
この1回800円案なら2回上限で1000円だったのが、院外調剤を含め、3200円に3倍以上に増えることになります。
いざというとき安心して医療にかかれる制度がないがしろに
たとえば、子ども医療費では、箕面市の子ども医療費助成制度、2013年4月から中学校卒業まで引き上げてきました。
「箕面市は、いざというときも安心して子育てできる環境をめざして、子どもの医療費助成制度について、全国でもトップクラスの水準に大幅拡大する」としてきました。
これが、3倍以上の負担の引き上げになれば、各自治体の市町村のこうした、「いざという時、安心して医療にかかれる制度」もないがしろになってしまうのではないでしょうか?
拡充は府の府負担で
これは、子どもだけでなく高齢者や障害者・ひとり親も含め福祉医療制度の理念を壊してしまう受益者負担制度です。
・薬局での一部負担金の導入はしない、少なくとも500円の上限額は引き上げない。拡充は、府の負担で賄うべきと声をあげるべきです。
倉田市長 「1円も上げるな」は受け入れられない
倉田市長は、「今後の状況を注視する」とし、「いくらなら値上してもいいのでしょうか?」逆に質問者の私に逆質問し、「一円も値上げするなということでは、受け入れられない」と大阪府の受益者負担の増額を容認する発言を行いました。
大阪府のこども医療費助成制度は、近隣府県に遅れている
子ども医療費ついては、2015年から大阪府は入院で就学前まで引き上げてきましたが、通院では2歳までです。京都、兵庫の中卒などとくらべての格段に遅れています。また所得制限を導入しています。子どもは、その親だけでなく、社会の子どもです。対象年齢の引き上げ、所得制限をなくし、本来は、一部負担金もなくすべきです。