日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

箕面市にも「主体的かつ自主的に」CSWの配置を!

2022年12月31日 06時23分13秒 | 日記

12月31日(土)

④CSWの業務要件と勤務形態について
 大阪府 福祉部地域福祉推進室 地域福祉課は2011年、平成23年3月、「市町村における地域福祉セーフティネットの構築に向けて -」「市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン」を示していますが、CSWの業務要件と勤務形態はどうなっているでしょうか?
             
 
答弁;「CSWの業務要件と勤務形態」について、ご答弁いたします。
大阪府のガイドラインによるとCSWに求められる業務は、「要援護者に対する見守り・発見・つなぎのセーフティネット体制づくり」と「制度の狭間にある要援護者に対する相談等への対応等」となっています。
 また、勤務形態については、府のガイドラインでは「専任が望ましい」とされていますが、併せてCSWの専任及び資格要件等は、市町村の自主性に委ねるものとされています。以上で
ございます。
 
  「市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン」

(3) CSWとして業務を行うにあたり、考えられる要件
 以下の①に加え、②、③の要件を満たしていることが望ましい。
 また、④の要件を満たしていれば一層望ましい。

① 福祉の現場等で一定年数(概ね3年以上)相談業務等に従事したことのある者。
 ただし、福祉現場の経験の浅い者であっても、他のCSWがカバーできる
 体制をとっている場合はこの限りでない。

② 社会福祉士の資格を所有していること。
 
③ 平成20年度まで大阪府が実施していたCSW養成研修又は平成21年度
 から大阪府社会福祉協議会が実施しているCSWスキルアップ研修その他これに準ずる研修の修了者である
 こと。
 
 CSWの勤務形態は、府のガイドラインで「専任が望ましい」とされていると認めているのに、「市町村の自主性に委ねる」とされているからと、CSWの重要な役割を市の独自の解釈で、コミニテイーワーカーCOWにやらせようとしているように思われます。府の「市町村におけるCSWの配置事業に関する新ガイドライン」は「大阪府では概ね中学校区単位でCSWを配置する促進事業を全国に先駆け実施し、全国知事会からも優秀政策と選定され高い評価を受けている」とされ、その後「虐待、孤独死、人のつながりが希薄な社会になるなど福祉を取り巻く環境は大きく変化し、住民に身近な市町村が地域の実情に応じて地域福祉を主体的かつ自主的に実施できるよう、事業を再構築し平成21年度に「地域福祉支援交付金」を創設し、市町村の自主性にゆだねられたために、改めてCSWの配置事業の意義、事業の進め方を示す新たにガイドラインをまとめた」としています。箕面市など一部を除き、府内でほぼ全ての市町村が、「主体的かつ自主的に」CSWの配置事業が実施されているのです。

コミュニテイーソーシャルワーカ(CSW)を箕面市にも位置づけを その3 役割と財源について

2022年12月31日 05時48分30秒 | 日記

12月30日(金)

コミュニテイーソーシャルワーカ(CSW)を箕面市にも位置づけを その3

③コミュニティワーカーとCSWとの役割と財源について
 箕面市でのささえあいステーションは、「市の委託を受けた箕面市社会福祉協議会の職員が、身近な総合相談窓口として住民のあらゆるお困りごとを受け止め、適切な支援機関につなぐ役割を担い。住民のお困りごとの背景となる地域課題などを見つけ、その解決をめざして地域関係者との情報共有や取組を検討するなど、地域づくりを推進する役割も担い、平成31年2019年4月から8つのモデル校区にあった拠点を、令和4年2022年4月からは、市内全域の14小学校区に拡大し。市社協職員が住民とともに地域の課題に取り組む」と全小学校区に拡大されたことは大きな前進です。
 しかし、この社会福祉協議会の職員は、町村社会福祉協議会のコミュニティ・ワーカーとしての位置づけになるのではないでしようか?
 支えあいステーションの財源はすべて介護保険会計からでているのでしょうか?
 社会福祉協議会のコミュニティ・ワーカーとCSWとの財源と役割の違いは何でしょうか? 府のCSW交付金活用で財源と運用がかわるのでしょうか?
                       
答弁;「コミュニティワーカーとCSWとの役割と財源」について、ご答弁いたします。
 まず、「ささえあいステーション職員の位置づけ」についてですが、ささえあいステーション職員は、支え合い体制の構築などの地域福祉推進機能を担っていることから、市社協のコミュ
ニティワーカーに位置づけられます。
 次に、「ささえあいステーションの財源」についてですが、同事業は介護保険の地域支援事業における「生活支援体制整備事業」に位置づけられ、その事業費は、すべて特別会計介護保険事業費の地域支援事業費により賄っています。
 次に、「社協のコミュニティワーカーとCSWの財源と役割の違い」についてですが、社協のコミュニティワーカーを含むささえあいステーションに係る事業費は地域支援事業費の対象です。なお、先ほ
どご答弁したとおりCSWは、「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金」の対象となりますが、本市では活用しておりません。
              
 役割としては、CSWは、地域でお困りのかたの個別的ニーズの支援と個別支援を通じた資源の開発、地域づくりを行う役割を担っているのに対し、社協のコミュニティワーカーは、一般的に、地域共通の課題の解決を図るために、地域組織や住民の活動などの支援をおもに担うものであると認識しています。
 次に、「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金におけるCSW配置促進事業の活用で財源と運用が
変わるのか」についてですが、制度の運用方法については大きな違いは生じないものと考えていますが、ささえあいステーションの財源である地域支援事業費は国・府等の特定財源割合が一定ですが、府交付金は毎年度府内市町村の申請状況や実績額により交付割合に変動があります。
 本市としては、より安定した財源を確保するため、地域支援事業交付金と府交付金の交付枠を最大限活用しているものです。以上でございます。
 
 名手;答弁でも「CSWは地域資源の開発と地域づくりを行う」と「コミニテイーワーカーは地域組織や住民活動などの支援」と役割の違いを認められています。
 CSWのほうが、「資源の開発と地域づくり」と役割がより重いのです。
 「ささえあいステーションの財源は、介護保険事業の地域支援事業費で国・府等の特定財源割合が一定」であるのに対して「CSWの府交付金は実績額により交付割合に変動がある」として財源的に確保しやすい介護保険の特定財源で賄おうとしているように思えます。
 しかし、CSWとCOWは役割が違います。

コミュニテイーソーシャルワーカ(CSW)を箕面市にも位置づけを その2大阪府の交付金について

2022年12月29日 23時45分59秒 | 日記

12月29日(木)

コミュニテイーソーシャルワーカ(CSW)を箕面市にも位置づけを その2

②大阪府の交付金について

 名手:大阪府からの「地域福祉・子育て支援交付金」CSWの運営交付金をとって運用していないということでしょうか?交付金の活用をしていないならなぜしないのでしょうか?

 R1元年度まで府の交付金を活用し、CSWを配置していたのにやめた理由はなんでしょうか?

                                   

 

答弁;「地域福祉・子育て支援交付金の活用」について、ご答弁いたします。

 大阪府の「地域福祉・子育て支援交付金」は、平成30年度から地域福祉・高齢者福祉に特化した「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金」に組み替えられ、市地域福祉計画等の目標達成に資する事業のほか、コミュニティソーシャルワーカー配置促進事業、小地域ネットワーク活動推進事業、地域健康福祉施策市町村提案事業等についても、一定要件のもと交付対象となっています。

 本市では現在、「小地域ネットワーク活動推進事業」「ボランティア活動推進事業」「いきいき安心ネットワーク事業」の3事業の特定財源として、同交付金を活用しています。令和元年度までは、コミュニティソーシャルワーク機能を担う職員の人件費1名分の財源として活用していましたが、令和元年度に新規開設した、ささえあいステーションの進捗等により、CSW機能にかかるチームアプローチ体制の整備が進み、また、介護保険の地域支援事業交付金等の特定財源が確保できたことをふまえ、令和2年度からは、「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金」の活用先をボランティア活動推進事業に変更し、現在の3事業としたものです。

 なお、先ほどご答弁したとおり、本市では、チームアプローチによりCSW機能を担う体制としており、CSW機能は現在も維持しています。以上でございます。

名手;先の府のCSW連絡先では府内の市町村では、箕面市と八尾市だけ府の交付金を活用しておらず、CSWの連絡先ない、CSWがいないということになっています。

 CSWについての府の交付金を活用せず、「CSWの機能は維持している、チームでCSW機能を担う」とのことですが、これも府の位置づけのCSWではないと考えます。


府HP「府内市町村コミユニテイーソーシャルワーカーの連絡先一覧」に、豊能地域で、箕面市だけCSWの連絡先がない!

2022年12月28日 05時59分40秒 | 日記

12月28日(水)

  日本共産党 名手宏樹は12月21日市議会で一般質問を行いました。

コミュニテイーソーシャルワーカー(CSW)の配置について の項目について順次お知らせします。

 質問と答弁の全文は名手宏樹HPでご覧ください。2022年 市政報告のページ (eonet.ne.jp)

 コミュニテイー・ソーシャル・ワーカ、CSWの活動や役割が注目されて久しくなります。2014年7月にNHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』「地域の絆で『無縁』を包む コミュニティソーシャルワーカー」として豊中市社会福祉協議会の勝部麗子さんの活動が報道され、2014年4月~6月放送された深田恭子さん主演のNHKドラマ『サイレント・プア』のモデルにもなりました。

 生活保護制度や、介護保険などの高齢者福祉制度、障害者福祉制度だけでは救うのがむずかしい課題 「制度の狭間」にある課題がたくさんあり自治体で住民と行政が力を合わせて解決するしかない課題が多数存在しています。具体的には、ごみ屋敷問題、40、50歳代のひきこもりの問題、介護保険制度では届きにくい認知症高齢者の徘徊の問題などです。

 CSWコミュニティ・ソーシャル・ワークは   イギリスで提案されたコミュニティに焦点をあてた社会福祉活動で地域で、支援を必要とする人々の生活圏や人間関係等 環境面を重視した援助を行い、地域の支援活動を発見して結びつけ、新たなサービスを開発、公的制度との関係を調整したりすることをめざすものです。その担い手となる方々がコミュニティ・ソーシャル・ワーカーです。

 

  • CSWの位置づけについて 質問します。

 大阪府のHP→福祉・子育て→地域福祉→CSWのページにある「府内市町村コミユニテイーソーシャルワーカーの連絡先一覧」には、豊能地域では、箕面市だけCSWの連絡先が存在しませんが、箕面市ではCSWの位置づけはないのでしょうか?

 

市答弁;「コミュニティソーシャルワーカーの位置づけ」について、ご答弁いたします。

 まず、「CSW」とは、地域でお困りのかたを支援するために、地域の人材や制度、サービス、住民の援助などを組み合わせたり、新しい仕組みづくりのための調整やコーディネートを行いながら、個別的ニーズの支援と個別支援を通じた資源の開発、地域づくりを行う役割を担う者とされています。

 本市においては、これら個別相談や地域づくりの役割を総合的に展開・実践するささえあいステーション職員や、NPOの相談支援員などをCSW と位置づけています。

 このことにより、個別支援の枠内だけでは解決が難しい複雑多様化した課題に対応するため、従来の分野別、対象者別のアプローチだけでなく、サービスを横断的に活用し、地域において生活上の課題を抱える個人や家族に対する「個別支援」と、生活環境の改善、住民の組織化等の「地域支援」をチームアプローチによって総合的に展開できる体制づくりを進めています。

 大阪府作成の「府内市町村コミュニティソーシャルワーカーの連絡先一覧」については、現在のところ「大阪府地域福祉・高齢者福祉交付金」の「CSW 配置促進事業」実施市町村を掲載していると聞いていますが、本市においても、コミュニティソーシャルワーク機能は整備していることから、掲載いただく方向で大阪府と調整しています。以上でございます。

 

名手; 「箕面市では、ささえあいステーション職員や、NPOの相談支援員などを CSW と位置づけています。」との答弁でしたが、それは箕面市が位置づけているものもので、大阪府の言うCSWではないと考えます。府の連絡先一覧の掲載についても、府の担当への問いあわせでは、「市からの申し出があり、府民向けのページでもあり「支え合いステーション」など但し書きをつけての連絡先として記載することで調整している」との事でした。 次回に続く


民生常任委員会で新病院設置へ新たな前倒しスケジュールを答弁

2022年12月06日 18時05分38秒 | 市議会

12月6日(火)

2022年12月5日 

民生常任委員会で新病院設置へ新たな前倒しスケジュールを答弁

 公明党 楠委員の質問に答え

 市と市立病院担当は、市立病院の指定管理制度導入のスケジュールを前倒しして進める答弁を行いました。概要をお知らせします。

①第3者委員会の構成はどんな構成になるのか?

 学識経験者、病院関係者、公認会計士、弁護士、市民で構成する予定。

②建設費を226億から235億を見込んでいるが、完全個室化で収支はどうなる?

 指定管理者が決まっていないもとで、病床数はまだ未定。伊丹市61.2万円/1㎡、川西市42.1万円/1㎡・・などで、個室化で稼働率が向上し、一定期間で建設費を回収できる見込みである。整備手法も1月に確定させてゆく予定である。

 ③新市立病院 設置条例はいつ制定する予定か?

 12月から行われる基本構想案についてのタウンミーテイング・説明会とパブリックコメント・市民意見募集が行われるが、来年2月中旬にはパブコメの意見集約が確定できる見込み。基本構想を確定してゆく。コロナ、ウクライナ戦争、万博などの影響で建設資材高騰も予定されるのではやく進めたい。

 当初は、新たな市立病院の設置条例を来年6月議会を予定していたが、

 ・2月~3月議会で、設置条例の関係議案を議決いただけるように準備する。その後、

 ・4月から6月に指定管理者の公募

 ・6月から7月指定管理者 選定作業をおこない、

 ・7月から8月には指定管理者との仮契約をすすめたい。

 ・9月議会から指定管理者を見込んで、基本計画を議論し12月議会で提案、議決いただけるよう進めたい。

 市民の声を届ける最大の期間です

 12月19日から新市立病院建設の基本構想案について市長タウンミーテイングやパブコメが13日から1月23日におこなわれます。公立・直営の市立病院を守るのか民間運営の医療法人に変えるのか市民の声を届ける最大の期間です。皆さんの声を、タウンミーテイングやパブリックコメントに届け、反映させましょう。

 箕面市のHPの新市立病院整備の情報こちらから 

 新市立病院の整備/箕面市 (minoh.lg.jp)