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箕面市では、「命の尊さ、いじめの防止が重要」など「日本文教出版」の道徳教科書が採択

2017年08月23日 16時27分00秒 | 地域要望
8月23日(水)
 箕面市では、「命の尊さ、いじめの防止が重要」など「日本文教出版」の道徳教科書が採択

 2018年度からの道徳の教科書使われることになっていて全国的にどこの教科書が採択されるのか注目されています。道徳の教科書には家族愛や国の重要性を強調する部分が多く、時の政権の方針や思惑が教科書に掲載されるという危険性があります。
 「教育出版」の教科書には「下町ボブスレー」として安倍首相がボブスレーに乗って得意満面の写真が掲載されています。

 箕面市でも22日、教育委員会議で教科書の採択がありました。市民団体が市役所前交差点「安倍首相の写真を掲載した教育出版NO」などプラカードをもちスタンディングして市民にアッピールが行われました。

 午後2時から教育委員会議臨時会が開催され、傍聴者が多数参加されました。教育委員会議では、8つの教科書会社の教科書から「学校用教科用図書選定委員会」の調査報告書に基づき、4つに絞られ、最終的に「教育出版」ではなく、「結論ありきでない、命の尊さに重点、いじめの防止が重要テーマ」など「日本文教出版」の道徳教科書が採択されました。

 欧米諸国は教科書検定制度がありません。教科書の使用義務も学校や教員には課せられていません。個人の生き方や内面に深くかかわる価値を含む「道徳」に国が関与することが懸念されているからです。子どもたち一人ひとりの生き方や考え方を、学校を介して国が評価することが当然視されることは不安です。日本国憲法が保障する「思想・信条の自由」を侵害することにもなりかねません。