日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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箕面市議会 文教常任委員会「公立幼稚園の廃止、公立保育所の民営化、認定こども園の設置の条例案」可決

2021年12月02日 22時27分00秒 | 市議会
12月2日(木)
箕面市議会文教常任委員会  記録 2021年12月2日 午後
第101号議案 箕面市立幼保連携型認定こども園条例制定の件
「公立幼稚園の廃止、公立保育所の民営化、認定こども園の設置の条例案」賛成多数で可決

 意見表明と採決の部分(約2時間の質疑の後)

中西委員(市民派クラブ)
 公立幼保の再編案は「新アウトソーシング計画が良い」として提案された。新アウトソーシング計画の目的は、「計画で得られた行政資源を市の他の施策に再分配し、市民満足度の向上につなげること」と説明されている。今の議論から、「より質の高い支援、サービスにつながる」ということではなかった。アウトソーシング計画の目的からも幼稚園、保育所、公立幼保の再編案がその通り(質の高いサービスにつながるの)ではないと思われる。
 市民への説明や、市民の合意形成がまだ得られている段階ではないと思う。今この条例を出されるのはどうかと思う。今回の再編案で保護者の選択肢が狭まってしまうことにも懸念がある。この案には反対である。

楠委員(公明党)
 効果額は、市長答弁の通り、「住民福祉の向上」にしっかり使っていただける、「子育て日本一」とおっしゃっておられる通り分配もあるのかと思う。
条例が議決すれば、骨組を決めるということで、重要なのはこれからどのように中身を決定してゆくか、議論に早く入って、早く市民へ還元、お答えできるかが重要になるので、この議案に賛成する。

内海委員((政友会)
 私立との共存共栄を果たしてゆかなければならない。近隣都市をはじめとする社会情勢、就学前人口の推移もわかった。財政バランスも考慮しなければならない。議会の提言を作成するまで、市民、保護者から要望書、アンケート、パブコメ意見、全部読み込み検討した。保護者とともに各議員が、自治会回りもやった。資料わたし、意見も求めた。北摂7市の視察も手分けして行った。過去の取り組みでは、東幼稚園の民営化、瀬川、桜、箕面保育所の民営化の取り組みも丁寧にしてきた実績がある。今しなければならないことは、条例を決めて準備を早く進めてゆくこと。
中西議員からも紹介のあった保育現場職員の思いを紹介したい。「仮称幼児教育センターを0-5歳児保育の研修の場ということを市民の皆さんに存在を浸透できるものになってほしい。中部、西部、東部認定こども園の移行の前に十分に認定こども園の在り方の検証を行い、子どもの最善の利益を優先し、現場の声を反映し、改善を図りながら次の認定こども園へ取り組んでいってほしいと思います。」しっかり共有してやっていただきたい。と申し上げ賛成とする。

尾崎委員(維新の会箕面) 
 本市の財政は、令和3年度当初予算では財政が経常収支比率100%を上回っている。手をこまねいて待っているのでなく、アウトソーシング計画をしっかりと先見の目をもって進めていただくことが大切だと考え賛成する。

●挙手により採決
 中西委員反対、以外の楠、内海、尾崎委員の賛成者多数で可決すべきと決した。