関西人はマックをマクドと呼ぶ、と知ったとき、言語文化の違いを感じたが、
マタドールをマタドと略してしまうのは、自身を流れる関西人の血がそうさせるのか。
マタド完成とします。
タイヤのシェブロンの向きは、ネットで写真をいろいろ見ても、
どちらもあるようなので迷いましたが、こっちにしました。
ヘッドライトは真鍮線で植えてあるので動かせます。
というか、こんなに接触し易い場所の小さな部品を、
細いプラのダボのみで済ます、という設計思想が工業国じゃないですわ。
でも、十分実物に似てるし、パーツの嵌合は良いし、
手の入れ甲斐のある、久々に楽しいキットでした。
組み上がってくると、かっこよくて、どんどんモチベーションが上がるの。
慎重に進めたお蔭で、取り返しのつかない大失敗をしなかったから、
良い印象のみ残ってるんだろうけど。
それと今回、海外のモデルレビューサイトに随分助けられましたなあ。
荷台のスペアタイヤは未使用の設定で、新品のつもりで汚してませんが、
軽くグレーは吹いてあります。
本当のゴム製タイヤが付属なのですが、まったく塗らない人ならともかく、
バリ取りもしにくいし、プラのほうが全然扱い易いですね。
やっぱタイヤの汚れは赤すぎる。
本来ガントラクタです。
榴弾砲の部隊なんか街には居なくて、郊外の原っぱに陣取るんだろうから、
オフロード走行は必須でしょうが、その割には軽い汚れにしたつもり。
ただ燃料タンクだけは、デカールの段差が消せなかったので、
ごまかしにハードな汚れになっちゃいました。
実物のマッドガードはゴムだと思うので、タイヤ色に塗ってから汚しました。
下周りは影としてブラックアウトするか、どろどろに汚すか、迷った末に
リアは完全ブラックアウト、フロントはデフ周りまで汚れ付きの折衷にしました。
今回の幌のように、布地をモデルに使ったのは初めてです。
プラペーパーにティッシュを貼ろうかとか、板状のパーツをそのまま使っちゃおうかとか、
迷いましたが、布地使って正解だったと思います。
素材感とペラペラ感が出たと自画自賛。
自分のウデでは、他の素材でこれ以上の再現は無理です。
金属の車体との、素材の違いを演出するために、
基本色よりもアース系寄りに調合した幌専用色を
水性で多めに作っておきました。
何回もタッチペイントに使えたので、これも作戦成功です。
今回の撮影は、白熱電球をLEDと蛍光灯に替えたZライト2灯ですが、
同じように見えるこの2灯でも色温度差があって、ホワイトバランスが難しい。
今回は、歩いてる兵隊を乗員に改造したり、ポーズを変えたりという
お人形のエポパテワークにも初挑戦だったな。
展示台はケチってぴったりサイズです。
展示会やコンペに出すわけではないので、作品を直接触らないで済むという
ハンドリングの利便性が目的だから、構わないんですけど。
初めてにしちゃ、真ん中で接いであるのがわからない位フラットにできて満足です。
荷台の乗員は、窓際に前後で配置する予定でしたが、2人とも体格が良くて、
後列のベンチでは脚が入らず、前列に並んでもらうことになりました。
そしたら奥の人形は、苦労して塗ったのにほとんど見えなくなりました。
この車の定員は、荷台が8名とのこと。
人形がオーバースケールでないとすると、かなり窮屈。
板のベンチだし。イギリス人ってハードな環境に耐えられる人種なんだよねえ。
パーツ請求でお取り寄せした、ブレンガンキャリアの指揮官と巡回中の兵隊が
余ってるので車外で立ち話してもらいましょう。
地面作んないけどね。
銘版はなんて書くかな。
あっ、チッピング忘れてるわ。
ドアとかの開閉部の周りだけちょこっと傷つけとくか。