模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

楽しくなってきた

2018年07月22日 | The boat S-43

暑い日が続いていますね。
土曜日はみんな出払っていたので、初めてエアコンの効いた居間でプラモしましたが、快適ですね。
塗装は無理だし、手元も暗くて作業しづらいけどね。

パチピタでないのも楽しいと思えるようになってきました。
タミヤのような、何も考えずに組説通りに手を動かしていたら、オートマチックに完成していた、というのもたまにはいいですが、位置決めのダボもなく、部品をどこに付けたらいいのかわからず、設計者の意図を推測しながら手探りで作るのも楽しいと気づきました。

主翼はモーターのリード線を仕込んで、上下を貼りました。
このキット。
簡易インジェクションって抜きテーパーが大きいんですね。
だから位置決めの際は、テーパーの大きい側か小さい側のどちらで合わせるか、仮組して確認する必要があります。
大抵は小さい側に合わせて、大きい側を削ると良いように設計してるみたいです。
でもそうやって確認していると、結構、合いは良いです。

試作で組んで、金型にフィードバックをかけているのが伺えます。
内部の乗客のフロアの部品なんか、胴体が絞られている個所は、内壁に沿って床の断面がRで逃がしてあります。
そこまでやってあっても、内壁にフロア部品の位置決めをするダボすらない。
自分で受けを作って貼ってやらないと、イモ付けになっちゃうので、ひと手間かけなきゃならない。

そういう製作者の技量に委ねられている部分が多いのですが、メーカーのこのキットに対する思い入れみたいなものが細部にも感じられて、こっちもそれに応えなくっちゃという気になり、投げ出さないで続けられる不思議な体験です。楽しいの。
基本形も悪くないので、きっと、うまい人が作ると化けるんでしょうね。
そういう意味で、エデュアルドが目をつけたのかなあ。

例えば、翼端だけ別パーツです。
成型が難しかったのかなあ、と思いながら写真集を見ると、翼端が跳ね上がってるように見える画像がある。
ネットで調べてみると、図面を発見。見ると、翼端は上方に5度折れると描いてありました。
でも、折れてないように見える機体もあるので、個体差があるみたいです。
ネットの完成品でも、折り曲げて作ったように見える作品はありません。
組説にもなにも書いてない。
翼端は別パーツにしとくから、あとはユーザーの判断でお好きにどうぞ、みたいな。
そういう、対話というか、妄想がまた楽しい。

と、思い出した。H社の1/48彩雲。
決定版とか言われてるけど、相変わらず細部の詰めが甘いの。
彩雲は主翼翼端が、よくある日本機のような下面がフラットで、上面が曲線で集束するのではなく、上面がややフラットで、下面がスパッと削ぎ上がった形状です。
なのに、H社の設計者の目は節穴で、見落としててまったく表現されてない。
彩雲に思い入れのない、サラリーマン担当者が、仕事でやらされてる感が透けて見えたようで。

だから、発売時すぐに買ったけど、そこに気づいたら作るのイヤになっちゃった。
H社のですが、雑誌では、わざわざ翼端を切り離し、上下を裏返し左右逆に付ける、という力わざで表現してる方がいらっしゃいましたね。
今、ジジイになった自分的には、翼端は完全無視で作っちゃうでしょうね。
そういうところが、この飛行艇とモチベーションが真逆な気がします。

電池ボックスは、硬質塩ビの端材があったので、塩ビ用接着剤でペタペタ。
+端子は、子供の理科の実験教材からゲット。
電池の保持も兼ねるのでリン青銅板でガッチリと。
マイナス側は薄くしたかったので、銅箔テープを貼ってリード線を半田付け。

CR2032って3Vだったのに気づかなかった。
さて、スイッチをどうしようか。

コメント (2)
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