急に寒くなって、雨ばかりですね。
まあ、雨で家にいてもまったく退屈しないのは、いい趣味を持ったからだなあ。
ガキのまま成長しなくったっていいじゃん。
なんか、作る車が赤ばっかりな気がする。
ハセガワが2007年頃に1/48FW190A5と車をセットにした製品を出しました。
フォッケのエンジンがBMW801で、車がBMW327だからいい企画だよね。
そのBMWはプリラーの専用車で、実物の写真も残っているものです。
私が作ったのは、後年にそのキットのBMW327を単体で発売したものですが、プリラーの車体とはフロントバンパーやドライビングランプ、ボンネットのベルト等、細部が違います。
それを、キット指定のツートンではなく、スーパーイタリアンレッド単色で塗りました。
タイヤのトレッドを汚すのを忘れてますね。
バンパーとヘッドライトのリムはメッキパーツのまま。
グリルのキドニーはガイアのSBシルバーにエナメルでスミ入れ。
70年以上前からこのデザインなんですね。
つい最近になって、スピンドルとかいってアイコンデザインを取って付けた国産車とは、伝統が違いますね。
今更、恥ずかしくないのか。
ホイルキャップやオデコにはBWMマークのデカールを貼りました。
¥1500以上もするだけあって、単体のカーモデルとしても十分楽しめる内容です。
サービス過剰なくらい。
電子制御の部分を除けば、現代の車との差をそれほど感じません。
欧米にはあの当時でもこんな車があった。
当然、飛行機でも差があって当然ですね。
1/48で小さいけど、やることは1/24のキットと同じで、疲れました。
でも、できるとカッコ良くて、作って良かった。
Ta152本が届いたので、早速塗装について確認したら、何にも触れてない。
でもクレオスのビン生じゃ絶対にあんな色にはならない。
わざわざ隣県から借りてもらった、その本には残念ながら調色のレシピが載ってなかった。
キット指定の塗り分けでは、翼はRLM75とRLM83のグリーンなのだが、クレオスの82は明るい黄緑で、83は茶色成分の多い濁った緑。
どちらも小池さんの箱画のようなキリっとした緑ではない。
クレオスのビン生のRLM83ダークグリーンは茶色に近く、RLM81ブラウンバイオレットは緑っぽい。
その近似色のツートンは、好きな色ではない。
しょうがないので、自分で勝手な色を作ることにした。史実に忠実でなくてもいい。
緑はクレオスのC122-RLM82ライトグリーンに83ダークグリーン少々と、ガイアの純色シアンを足して青に寄せた。
胴体中央のRLM81ブラウンバイオレットは緑っぽいので、名前の通り純色マゼンタを足して、茶紫に振ってやった。
写真ではわかりにくいが、角度によってはマゼンタを感じる。
赤と黄色の帯はデカールを使わず、RLM04とRLM23で塗った。
陳腐な表現だが、惚れた。
Ta152ってかっこよすぎる。
もう1回作りたい。
知れば知るほど好きになる。中毒みたい。
日本の自動車メーカーはそんなもの全然なくて、「伝統」を感じません。
この327も48とは思えない存在感で素晴らしいです。
ボディの艶も完璧ですからタイヤも汚さなくてもいいのでは・・・と思いますが、飛行機と並べた場合にはトレッド面の汚れくらいは無いと違和感が出るでしょうね。
銀塗装部分もメッキ部分と遜色なくていいです。
ドイツ機の迷彩色は諸説あって難しいですね。
私なんか悩みたくないので、指定色を使っちゃいますが、ご自分のイメージするカラーで表現するのも模型の楽しみであって素晴らしいと思います。
ベースの路面をリアル系に汚したので、ピカピカじゃ浮いちゃいそうですが、模型的にはカーモデルはきれいにしたい。悩ましいです。
Ta152といえば敗戦間際。燃料も窮乏しているのに自家用車は不自然ですよね。それも含めて、自分で引いたボーダーは超えないようにしつつも、塗装色や機番など自由にフィクションを楽しもうと割り切ってます。
今日は国籍マークの手書きからなので、ソファでグズグズしてまだ取りかかれないでいます。(笑)