心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

風が吹けば桶屋がもうかる

2008-04-28 | 教育

● 風が吹けば桶屋がもうかるーー生活習慣から学力まで
本題に入る前に一つ述べておかなくてはならないことがある。それは、因果的な事態の捉え方に対する警鐘である。
さすがに、ある生活習慣がつけば、ただちに成績があがるとは誰しも考えではいない。生活習慣と学力との間に、何かが介在しているはずとの思いはある。こう考えるのが科学的な因果思考である。
では、何を介在させるか。最近は脳であるが、これもただ説明のための方便程度のものが多い。心理学的な枠組で考えるなら、有力な介在変数の一つは、学習習慣であろう。つまり、生活習慣が良ければ、それに随伴して学習習慣が良くなり、結果として成績もあがる、とするものである。
 もっともそれ以外にも、考えなければならない要因はたくさんある。図には、当面思いつくそうしたものを因果的関連図にしてみたものを示してみた。事は単純ではないこと、短絡的な因果思考は事の本質を見えにくくしてしまうことをあえて前提にした上で、本論に入りたい。

理香ちゃん
大事な話です
ねむらないでください

サイバー空間での購買喚起支援

2008-04-28 | わかりやすい表現
サイバー空間での購買喚起支援

 多情報かつ多彩情報のもとでの購買行動は、ともすると、「もっと多く、もっと多彩に」情報を提供することでより一層喚起できるように思いがちであるが、次のようなネガティブ効果にも十分な配慮をした情報環境の設計が必要である。

 一つは、逃避である。過剰な刺激はそこからの逃避行動を生ずる。あたかも、都会から逃れて田舎に行きたいという思いにかられるのに似ている。

 2つは、購買モラトリアム(購買活動に踏み切るのを猶予する状態)ともいうべき状態に陥る。あまりの情報の多さ---それはとりもなおさず選択枝の多さであるが---が判断を躊躇させてしまう。 

 3つは、情報環境の機能的自律性である。商品の購買やイベントへの参加と結びついてこそ価値のある情報が、情報だけがあたかも自律的に存在するかのごとき錯覚を与えてしまう。情報環境の質の高度化は、しばしばこうした傾向を生む。

 


入社したときに感ずる違和感、ベスト5

2008-04-28 | Weblog

gooランキングより


①保険などの勧誘がある
100
ーー>ある、ある。自分は、教授の奥さんから勧誘された
先輩先生から事前の忠告があったので、事なきをえた

②高校・大学で習った知識が必要ない
86.5


③入社前に描いていた業務内容と違う
75.0


④会社指定の銀行口座を作らされる さらに支店まで指定される 60.4


⑤社内用語がある


予測、はずれる

2008-04-28 | 心の体験的日記
山口、補欠選挙、民主勝利
予測がはずれた
これは、大変なことになるかも。
官僚政治の終わりに近づいているかも
一時の大混乱は、必至かも
先が見えないなー
救世主がいないしなー

桜氏提供の写真
日本の政治への特効薬になれるか!

富士山

2008-04-28 | わかりやすい表現

何の役にも立たない知識

「トリビアの泉」というTV番組はご存じだと思います。
何の役にもたたない、ささいでつまらない(trivia)知識をゲストが「へえ」といって感心してみせるだけの番組ですが、大人気のようです。

この前は、こんなトリビアな知識をやっていました。

第二次世界大戦の終局の頃、アメリカ軍が、富士山を赤いペンキで塗りつぶそう、という計画があったそうです。
膨大な労力と物量とお金がかかることがわかり、提案段階でボツになったそうです。

どうしてそんなことを考えたと思いますか。
日本人の戦争に対するモラール(士気)を下げるためです。
富士山が日本人のモーラルの高さの源になっていると考えたようです。
ちなみに、この話のびっく度「へえ」は100満点の60へえでした。

そういえば、司馬遼太郎の小説「竜馬が行く」にこんなくだりがあります。

盗賊・藤兵衛と一緒に、19歳の竜馬がはじめて四国から東京へ剣術修業にでかける途中で、静岡県の日本平から富士山の絶景を眺めています。
「藤兵衛、いっこうに驚かぬな」と竜馬が言います。
藤兵衛「見なれておりますので」
竜馬「だからおまえは、盗賊になったんだ。血の気の熱いころはこの風景をみて感じぬ人間は、どれほど才があっても、ろくなやつにはなるまい。----」
藤兵衛「--旦那はこの眺望をみて、なにをお思になりました。」
竜馬「日本一の男になりたいと思った。」


わかりやすさとコミュニケーションの心理学

2008-04-27 | わかりやすい表現
07-10-16海保
海保博之編著

「わかりやすさとコミュニケーションの心理学」
全200p 原稿用紙500枚
朝倉実践心理学講座心理学

1部 わかりやすさとコミュニケーション(各章、50枚前後)

序 わかりやすさとコミュニケーションの社会的背景 東京成徳大学応用心理学部 海保博之
1章 わかりやすさの心理学 東京成徳大学応用心理学部教授 海保博之
2章  コミュニケーションの心理学 
3章  言語コミュニケーションの心理学 広島大学教育学部 松見法男 
4章 非言語コミュニケーションの心理学 神戸大学 宇津木成介

2部 わかりやすさとコミュニケーションの実際(各章、50枚前後)

5章 文書コミュニケーションをわかりやすくする心理技法 
6章 音声コミュニケーションをわかりやすくする心理技法 
7章 対面コミュニケーションをわかりやすくする心理技法 愛知学院大学 岡本真一郎
8章 電子コミュニケーションをわかりやすくする心理技法  

認知心理学の潮流

2008-04-27 | 認知心理学
この記事は、海保のための保存用ですので、読みにくくてすみません
読まないでください

04/2/25海保 111112222233333444445555566666 30文字 267行で 原稿用紙二十枚
朝倉「認知心理学」
1章「認知心理学の潮流」
1.1 認知心理学と認知科学  
認知科学は、「機械(コンピュータ)、動物、
人の知の世界を包括的に研究する科学」である。したがって、既存の学問が寄せ集まった新たな学際的な研究領域を形成することになるが、その中でも、認知心理学は、言語学とともに認知科学の主要な一分野として、もっぱら人の知に焦点を当てて研究をしてきた。 **図1 認知科学を構成する領域  認知科学が誕生したとされるアメリカ・MITでのシンポジウムが開催された1956年9月以来、認知科学と認知心理学とはお互いに強く影響しあいながら、半世紀間にわたり、知の研究をおこなってきた。したがって、本章で認知心理学の潮流を考えるに当たり、認知科学のそれとをだぶらせながら、論じていくことなる。  なお、研究対象に加えて両者の違いは、方法論にあることも、ここであらかじめ指摘しておく。  認知科学は、コンピュータ上でシミュレーションできる論理・計算モデルの構築を志向するのに対して、認知心理学は、経験データに基づいた現象の記述と説明モデルの構築を志向する。     

1.2 1956年の認知科学誕生への地ならし  認知科学が生み出された直接のきっかけは、1937年のコンピュータの開発である。コンピュータがみせる知的機能の可能性に対して、既存の諸学問が注目し寄り集まって認知科学と呼ばれる新たな学問領域が作り出されたのである。  そこで生まれたのが、認知心理学である。それは、本章で紹介するような「新生」認知心理学と呼ぶにふさわしい新たな研究パラダイムのもとでの知見が蓄積されることになるが、そこに至るまでにも、地ならし的な役割を果たしてきた心理学の歴史がある。  「新生」認知心理学の本題に入る前に、そうした心理学を、方法論と知見とに分けて点描しておく。

●方法論的な地ならし  方法論的な地ならしとしてまず最初に挙げておくべき心理学は、近代心理学の祖・W.ブント、(Wundt;1832-1920)およびその後継者・E.B.ティッチナー(Titchener;1867-1927)の内観心理学であろう。心の中をのぞき込むこと(内観)で得られデータから心理学を構築しようと試みたが、これは、新生認知心理学の一つの有力な技法として使われることになるプロトコル分析(発話思考法)の誕生への地ならしとなっているからである。  しかしながら、20世紀前半の心理学は、内観心理学からは大きく軌道修正することになる。   I.パブロフ(Pavlov;1849-1936)の条件づけの研究に触発された、J.B.ワトソン(1878-1958 )のよる「急進的」行動主義が支配的となってくるからである。  内観を排除し、観察可能な刺激(S)と反応(R)との関係を定めることにだけ心理学の方法論を厳しく限定することで、心理学を自然科学なみの科学にしようと試みた。この流れは、B.F.スキナー(1904-1990)にまで続くが、その間1930年代に、新行動主義への動きがあり、それが、新生認知心理学への方法論的な基盤を提供することになる。  その一人がE.C.トールマン(Tolman;1886-1959)である。彼は、生体に内在する目的志向性に着眼して、それを達成するための手段ー目的関係からなる認知地図が頭の中にできあがることをもって学習の成立とする認知論的な概念を提唱した。  また、C.L.ハル(Hull;1884-1952)は、刺激と行動の間をつなぐ媒介変数を仮定し、それらを駆使した仮説演繹的モデル構築の方法論を提案した、  両者ともに、S-R関係だけに限定する急進的な行動主義心理学の限界に気づいて、S-「O」ーR関係を想定することで、「心のある」心理学の構築をめざした。これは、まぎれもなく、新生認知心理学のパラダイムそのものであった。
●認知研究の灯火を掲げ続けてきた心理学者  行動主義全盛の中にあっても、認知研究の灯火を掲げていた心理学者がいた。活躍した時期の順番に簡単にその功績を眺めておく。 「S.フロイト(Freud;1856-1939)の精神分析」  フロイトの精神分析は、情意領域にかかわる理論と臨床実践の学であるが、認知心理学にも陰に陽に影響を与えている。  たとえば、不快な記憶は抑圧されるとする記憶の抑圧説は、日常記憶研究では品を変え形を変えて取り上げられている。あるいは、意識・前意識・無意識からなる心の3層モデルは、そのまま認知領域のモデルとしても使われている。 「ゲシュタルト心理学」  ブントとフロイトが、因果関係の定立を追及する自然科学を強く意識した心理学の構築をめざしたのに対して、20世紀初頭に生まれたゲシュタルト心理学は、実験室の中で起こす心的現象や行為そのものの中に観察できる特性の分析をおこなうという実験現象学的方法を駆使して多くの興味深い現象を発見した。  その分析の観点として提案した「全体は部分の総和以上のもの」とするゲシュタルト原理は、自然科学における支配的な原理である「分析による統合」原理とは違った原理による心の世界の特性を示した点で画期的であった。  さらに、ゲシュタルト心理学者・W.ケーラー(Kohler;1881-1967)は、心脳同型説(isomorphism)を提案し、心にかかわる現象のゲシュタルト性と同型なものが脳にもあるとして、心的現象の脳基盤にも関心を向けた点は、認知脳科学の先鞭をつけたものとして忘れることはできない。 「F.バートレット(Bartlett;1886-1979)」  他と比較するとその業績はやや限定的ではあるが、.バートレットも挙げておく必要がある。彼は、新生認知心理学のキーワードともなるスキーマ(図式)を使って記憶の変容を説明しようと試みたからである(1932)。 「J.ピアジェ(Piage;1896-1980)の認知発達心理学」  フロイトが提案する情意領域の発達段階説とともによく知られているのが、ピアジェの認知発達の段階説である。1955年には「発生的認識論研究所」を設立して、子どもの認知発達を、学問の進化の歴史になぞらえて考える壮大な構想を提唱した。子どもの行動を観察することを通して、その背後にある認知の世界の特質を解き明かしてみせた功績は大きい。

1.3 表象、記号計算、汎用人工知能  見出しに使った3つの用語は、認知科学の初期段階(60年代、70年代)を特徴づけるキーワードである。コンピュータの知的機能を記号システムの論理・計算処理とみなし、人間の知的機能をどこまでコンピュータ上で実現できるか、すなわち汎用人工知能(AI; Artificial Intelligence)の可能性を模索することから、認知科学の研究が始まったのである(たとえば、Newell and SimonによるLogic Theorist(1956),一般問題解決器の開発(1960年代))。  しかし、心理学の側には、前述したような地ならし的なものはあったものの、行動主義全盛の中にあったため、こうした認知科学のねらいに直接役立つ知見は皆無だった。ただ、次の3人の仕事は、認知科学に触発されて急速に展開される認知心理学の土台となった。  ・ブロードベントによる(Broadbent)注意に関する情報処    理モデル(1954)  ・ミラー(Miller)の短期記憶容量に関する魔法の数7をめぐる   論文(1956)  ・ブルーナーら(Bruner)の概念達成における認知方略の研   (1956)。  まずは、人間の知的機能をコンピュータのそれになぞらえて考えていこうとする情報処理論的なアプローチの採用である。包括的な枠組の提案は、1967年になるが、3つの画期的な研究が60年代前半におこなわれている。  一つは、ミラーの研究の流れを受け継いだスパーリング(Sperling、1960) の研究である。視覚的な情報の瞬間的な貯蔵が魔法の数7をはるかに越えることを部分報告法を使って明らかにした。  2つは、スタンバーグ(Sternberg,S. 1966)の研究である。記憶情報の検索が系列悉皆的であることを、巧みな実験で実証した。  3つは、ブロードベントの注意研究を踏まえて行われたトリースマン(Treisman、1964) の注意研究である。両耳分離聴という方法を使っていくつかの興味深い注意現象とモデルを提案した。  こうした研究は、1967年の発刊されたナイサー(Neisser)の書籍「認知心理学」と、1968年に提案されたアトキンソンとシフリン(Atkinson and Shiffrin)の3貯蔵庫モデル(図2)の中に取り込まれて、人間の知的機能を、情報処理論的に解明していく試みへの里程標となった。 ***図2 3貯蔵庫モデル  別添 pp なし  70年代は、情報処理論的パラダイムに従った研究が盛大におこなわれた。ここでの研究は、認知科学から投げかけられたもう一つの問題に取り組んだものが多い。  それは、人間の知識表象にかかわる問題である。  人工知能を実現するためには、コンピュータの中になんらかの知識表象を埋め込まなければならない。そのためのモデル(表現形式) が開発され、それが人間の知識表象のモデルにもなりうるかどうか(心理的実在)の検証が求められたのである。  たとえば、そのはしりとなった研究を一つ挙げれば、コリンズとキリアン(Collins and Quillian, 1969 )の研究がある。知識表象の表現モデルとして、階層的意味ネットワークを仮定し、知識要素の検索時間が、そのネットワークでのノード間の距離に比例することを示した。  人工知能に実装されたやや大きな知識単位のものとしては、スクリプト(R.C.Schank & R.P.Abelson 1977)、フレーム(M.Minsky;1975)が 知られている。  これらの研究は、知識表象の表現の心理的実在性の論議を越えて、情報処理の中でそれらがどのように運用されるか(運用論)にまで発展して、バートレットのスキーマ理論の復活と言う形で、認知心理学の支配的な理論となり、アンダーソン(Anderson 、1983 )のACT*(Active Control of Thought)という包括的なモデルへと収斂していった。  このモデルでは、ネットワーク表現される宣言的知識と、条件照合と実行(If-then)の連鎖(プロダクション・システム)で表現される手続的知識とによって支えられる作業記憶での情報処理として人間の認知活動を包括的にシミュレーションすることに成功している。 **図4  ACT*の概念図 別添pp

1.4 領域固有性、状況 行動型ロボット  見出しの3つの用語は、認知科学、認知心理学の成熟期1980年代のキーワードである。  1970年代情報処理パラダイム全盛の中でも、人間の認知には、計算合理性ではとらえることのできない世界があることを示す研究が心理学者の側から散発的にではあるが、提出されるようになってきた。  その一つは、思考の領域固有性である。論理的にはまったく同じ課題であっても、問題の表現を慣れ親しんだ日常的な場面に移すと正解できるようになる現象である。もっぱら、ウエイソンとジョンソンーレアード(Wason & Johnson-Laird 、1972)の4枚カード問題をめぐって一連の研究がおこなわれた。  領域固有性は、その後、認知エキスパート研究においても広く検証されることになり、領域普遍な計算合理性を基本テーゼとしておこなわれてきた初期認知科学への強烈な一撃となった。 **図3 別添pp  1980年代になると、カーネマンとツバルスキー(Kahneman & Tversky1982)による社会的判断における固有のバイアス(ヒューリスティックス)の研究成果が公表されるようになると、この流れは勢いを増し、認知心理学の新たなパラダイムとして、状況的認知論を形成するまでになった。レイブとウエンガー( Lave &Wenger,1991)の認知エキスパートに関する仕事は、その集大成とも言えるものである。  状況的認知論では、人間の認知を頭の外とのやりとりで捉え直す動きを作り出し、それは、必然的に、実験室的な認知から日常的な認知へと関心を向けさせることにもなった(たとえば、Neiser、 1982 )。  人工知能も、こうした動きと呼応するかのごとく、ブルックス(B rooks、1986)が サブサンプション(包摂; subsumption)・アーキテクチャーと呼ばれる設計思想に基づいた行動型AIを開発した。センサーで駆動される複数のエージェント間の実行の優先順位に従って環境中を適応的に動き回る昆虫のようなロボットが開発されたのである。  一方、1980年代中頃、もう一つの注目すべき動きが出てきた。それは、ラメルハートとマクレランド(Rumelhart and McClelland、1986)にはじまる並列分散処理(Parallel Distributed Proccessing)モデルである。さまざまな認知機能を脳の神経結合モデルとしてコンピュータ上で実現する、まったく新たな試みが爆発的に研究がおこなわれた。 1.5 認知心理学の新たな展開  これまでのように1990年代の認知科学、認知心理学を特徴づけるキーワードを3つ挙げるとすれば、身体、脳神経、ヒューマノイドとなろう。  状況的認知論の発展として、状況と頭の中の知識世界とのインタフェースとしての身体の役割への関心も高まり、それほど大きな流れではないが、アフォーダンス理論(Norman,1988)、あるいは、活動理論( Engstrom,1987)として新たな展開をみせている。1999年には、プファイファーとシェイヤー( Pfeifer & Scheier)によって身体性認知科学( embodied cognitve psychology)なる大著も出版された。  また、fMRI、PETなどの非侵襲の脳計測技術の進歩によって、認知活動と脳神経機能との対応がオンラインで計測できるようになり、一気に研究が加速された。  そして、人工知能研究も、その最終の目標である鉄腕アトムの製作の第一段階とも言えるヒューマノイド(人間の形をした)・ロボットの原型(ホンダのASIMO、2000)が開発され、現在でも進化を続けている。  

参考文献
H.Gardner 1985 The Mind New Science  (佐伯胖・海保博之監訳1987「認知革命--知の科学の誕生と展開--」産業図書) 今田恵 1962 「心理学史」 岩波書店 引用文献  Atkinson,R.L.,and Shiffrin,R.M. 1968 Human Memory; A Proposed System and Its Control Processes. In K.W. Spence and J.T. Spence(eds.) The Psychology of Learning and Motivation; Advances in Research and Theory,vol 2,New York; Academic Press Anderson ,J.R. 1983 The Architecture of Cognition Cambridge Mass; Harvard University Press.  Bartlett,F.C. 1932 Remembering. Cambridge University Press(宇津木・辻訳 「記憶について」誠信書房) Broadbent,D.E. 1954  The role of auditory localization in attention and memory space. Journal of Experimental Psychology,47,191-196 B rooks、R.A.(1986) A robust layered control system for a mobile robot. IEEE Journal of Robotics and Automation. RA-2.14-23  Bruner,J.S ,Goodnow,J. and Austin,G. 1956 A Study of Thinking. New York;John Wiley(岸本**「思考の研究」明治図書)  Collins,A.M.& Quillian,M.R. 1969 Retriebval time from semantic memory. Journal of Verval Learning and Verbal Behavior,8,240-247 Engstrom,Y. 1987 Learning by Expanding. Helsinki;Orienta-Konsultit Oy( 「拡張による学習」新曜社 ) Lave,J. and Wenger,E. 1991 Situated Learning;Legitimate Peripheral Participation. Cambridge,UK;Cambridge University Press(佐伯*訳 1993 「状況に埋め込まれた学習ー正統的周辺参加」産業図書)  Miller,G.A 1956 The magical number seven,plus or minus two; Limits on our capacity for processing information. Psychological Review,63,81-97 M.Minsky;1975 A framework for representing knowledge. In P.Winston(ed.) The Psychology of Computer Vision. New YOrk;McGraw-Hill(白井良明・杉原厚吉訳 1979「コンピュータービジョンの心理」産業図書) Neisser,U 1967 「Cognitive Psychology」 New York;Appleton-Century-Crofuts Neiser,U. 1982 Memory Observed; Remenbering in Natural Coxtexts (富田達彦訳「観察された記憶 自然文脈での想起」1988 誠信書房) Norman,D.1988 The Psychology of Everday Things. Basic Books(野島久雄訳 1990 「誰のためのデザイン?」 新曜社)  Pfeifer,R. & Scheier,C. 1999  Understanding Intelligence MIT press(石黒章夫ら監訳 2001「知の創成---身体性認知科学への招待」共立出版)  Rumelhart,D.E. & J.McClelland(Eds.) Parallel Distriibuted Processing. Cambridge;MIT Press/Bradford Books  Sternberg,S. 1966 High-speed scanning in momory. Science,153,652-654 Schank,R.C. & R.P.Abelson 1977 Scripts,Plans,Goals and Understanding; Inquiry into Human Knowledge Structures. Lawrence Erlbaum,  Treisman、A.M. 1964 Selective attention in man. British Medical Bulletin,20,12-16 Wason,P.C.and Johnson-Lair、P.N. 1972 、 The Psychology of Reasoning ; Structure in Content Cambridge,Mass; Harvard University Press. *********************  

手順遵守は安全の基礎基本

2008-04-27 | 安全、安心、

事例3教訓「手順遵守は安全の基礎基本」

事例
2 こうやったほうが効率がよさそう、といいながら、バルブを開けたら蒸気がいきなり配管から吹き出てひやりはっと。
隣にマニュアルが無造作に置いてある。

「解説」
 どんな作業であっても、手順通りに、つまり、いくつかの要素行為を決った順序でおこなうことで、その作業が完成します。
 そして、その手順を何回も繰り返していると次第に手順をからだが覚えてしまいます。手順の暗黙化です。「むり、むだ、むら(3む)」なく作業が進行します。日常的な作業のほとんどがこれです。
 こんな段階になっても---こんな段階だからということもあるーーー、ちょっとした状況の変化で、手順違反をして、ヒヤリハットや事故に、ということがあります。たとえば、
 ・終業時間が迫って早く作業を終えたいから、手順の一つを省略  してしまう
 ・自分なりの作業の手順でやったほうが、効率的
 手順はなにかと窮屈です。手順を意識しながらの作業はできれば避けたいという気持ちは痛いほどわかりますが、その中には、事故、災害からあなたを守るために考えられた手順もあります。自分を守るためにも、手順は遵守したほうがよいと思います。
「類似ケース」
○料理のレシピで納得がいかない手順があったので、変えてみたら、とても食べられない料理ができてしまった。
○作業をしたいたら、オフィスに呼び出された。戻って作業を再開したが、どこまでやったかがわからなくなり、結局、終わってみたら、2ステップ省略していた。
****31行 本文 20行 イラストを除く


「背景解説」
「手順無視をしないためにはどうしたらよいのでしょうか」
 車を動かすときには、ブレーキを踏まないとクラッチ・レバーは動きません。このように手順通りしないと先に進めないインターロックという安全工学上の仕掛けを使うのが一番です。たとえば、
 ・鍵を開けてからでないと、メインスイッチを始動できない
 ・すべての道具が戻らないと道具箱が閉まらない
 こうした仕掛けはリスクの高いところでは必須です。しかし、いつでもどこでもというわけにはいきません。となると、あとは、マニュアル(手順書)を作り、次のようなことを記載しておいて、折にふれて見てもらうのがよいと思います。
 ・どうしてその手順でなければならないのかの理由を説明する
 ・手順遵守が身を守ることを知らせる
 ・手順を変えるときは、必ず、許可を得る
チェック「あなたの手順遵守度は?」******
自分の思いや行為に「最もあてはまるときを”3”」「まったく当てはまらないときを”1”」として3段階で判定してください。
1)マニュアルはよく読むほう( )
2)機械や道具を使う前に仕組みを考えてみる( )
3)めどうくさいと思うことはあまりない( )
4)決められた通りの仕事をするのが好き( )
5)決まりは護るようにしている( )

GW用に購入した本

2008-04-27 | 心の体験的日記
たぶん、このうち半分も読まないと思うが
本がないと不安
・女性の品格 300万部だと!!??
・頭はよくならない
・文芸春秋 知力革命の特集を読むため
・教科書が教えない歴史
・ゴールデンスランバー 本屋大賞
・3年で辞めた若者はどこへ行ったのか
・やめられない心理学 島井哲志著 生活習慣の原稿書きの参考に
・償い  新聞の派手な広告につられて

甘いものはリラックス効果があるが
逆ダイエット効果もある
プラスマイナス葛藤を引き起こすので、
食べ方が難しい
いっそう、食べないという選択もある
桜氏提供

認知的体験

2008-04-27 | 心の体験的日記
認知的体験05/2/16海保
「地震、土浦が震源、震度5。朝4時46分、その時なにが」
びっくりした!! ここは結構、地震があるが、これほどのものは30年間で2度目ではないか。
さて、何をしたか。
パソコンのふたをしめた。机の左はしにある縦型本立てから本の落ちるのを防ぐ。しかし、あちこちから本が落下。1階居間にいったら、食器だなの転倒防止用の支柱が落下していた。停電しなかったので、不安感はなかった。
でも、こんな時のNHKは凄いねー。警察情報では、ものが落下したようなことはないと放送。しかし、映像は、コンビニでのものの落下映像を見せてくれる。まだ30分もたっていないのに、役立つ情報がどんどん放送されている。現場力はまだ落ちていない。がんばれ!!

5連続、300越え

2008-04-27 | 心の体験的日記
2008.04.26(土) 931 PV 298 IP - 位 / 1005438ブログ
2008.04.25(金) 1107 PV 347 IP 901 位 / 1004831ブログ
2008.04.24(木) 993 PV 336 IP 968 位 / 1004339ブログ
2008.04.23(水) 983 PV 313 IP - 位 / 1003727ブログ
2008.04.22(火) 872 PV 314 IP - 位 / 1003159ブログ
2008.04.21(月) 808 PV 300 IP - 位

週末効果で6日連続とはならじ
300台に底があがったようだ
来週は、5日連続ランク入りも
夢ではなさそう

感謝、愛読