hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

猿蔵〜吉祥寺グルメ

2025-03-10 05:00:00 | グルメ
吉祥寺で新たな居酒屋を訪問。やや同じ店ばかり行っているので新規開拓とばかり意気込んでサンロード真ん中あたり、本屋さんのそば、地下にある『猿蔵』という店に入る。



入口はあまり広くないが、地下に入ると奥が広い。土曜日18時に予約したのだが、かなり混んでいる。店内をぐるりと回り、奥の座席に案内された。流行りのタッチ画面方式、好き好きはあるかもしれないが、いちいち店の人を探さずとも注文できるところがいい。



店の方がお茶とおしぼりを持ってきてくれ、季節メニューやお勧めを教えてくれる。まずは瓶ビールで乾杯。



越後料理を標榜しているが、魚の種類も豊富である。お通しは胡麻豆腐2品、白と黒の胡麻豆腐の食べ比べ、それぞれに美味い。
まずはカワハギの肝醤油、新鮮な身は肝を溶かした醤油と抜群の相性。醤油だけでも酒のつまみになる。



おすすめの魚を1尾お願いして2つの料理をしてくれるという。この日はクロソイかマコガレイ。マコガレイは半身塩焼き、半身唐揚げというのでお願いし、まずは唐揚げが登場。

サクサクに上がっていてこれを塩かポン酢で頂く。初めはポン酢、2切れ目は塩、いずれも甲乙つけ難い旨さである。



日本酒はやはり新潟の地酒がメインでまずは『ヒメノイ』から。柏崎市にある蔵で『姫の井』は凛麗芳醇』が売り物の原酒,これを16度まで下げた辛口のしっかりとした味である。

この酒に合わせたのが蒸しあん肝、ポン酢と紅葉おろしでいただくが、酒もしっかりと受け止めてくれた。




続いてマコガレイの塩焼き(半身)、裏側なので珍しい白いカレイである。身が細かく、繊細。これには『たかちよ』(新潟県南魚沼市)の豊潤な味を合わせた。連れ合いにはこちらの方が人気があった。





漬物の盛り合わせ、だし巻きを注文。酒は佐渡の銘酒『真野鶴』(新潟県佐渡市)にした。佐渡島には雅楽代、至、白雪、金鶴など銘酒は数多くあるが、淡麗辛口の飲みやすい酒である。



新潟県の名物の栃尾揚げをお願いする。分厚い油揚げに味噌を塗り、焼いた逸品で存在感がある。酒は『想天坊』(新潟県長岡市)、外伝というキレのいい辛口。





このあたりでお酒は終了。最後の締めはへぎそば、冷たく喉越しも良いのであっという間に平らげてしまった。



タッチパネルと対面営業をうまく組み合わせて実に居心地の良い店であった。もちろん、魚のイキもよく、酒も揃っている。再訪したい店である。ご馳走さまでした。





猿蔵(えんぞう)
武蔵野市吉祥寺本町1ー13ー1板谷ビルB1
0422228511