2月18日の雨水から2週間、啓蟄になった。わずか15日で気候は10℃以上上り、春本番ももうすぐと思ったのは3月2日まで。

月曜日から気温が急落、さらに雪も降り始めてしまった。ただ、3月に入り、東京でみぞれや降雪を観測するのは珍しくはない。2024年3月8日に雪が降り、積雪は1cmで最低気温も0.4℃、2022年3月22、23日、2021年3月14日はみぞれ、2020年3月29日も積雪1cmであった。

今年は3月5日が啓蟄、これは冬籠りしている生き物たちが目覚める頃のことを言い、生き物たちは久しぶりに感じる爽やかな風と麗らかな春の光の中で生き生きしている。

より細かい七十二侯では『蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく〜3月9日)』『桃始笑(ももはじめてわらう〜3月14日)』『菜虫化蝶(なむしちょうどなる〜3月19日)』と季節が進んでいく。


神田川沿いの京王富士見ヶ丘検車区あたりを歩いてみた。2週間前はかたばみとオオイヌフグリしか咲いていなかったが、フキノトウを発見。中にはかなり大きく開いたものもある。



菜の花も日当たりの良いところではもう黄色の花が開いている。した草が刈られていてなかなか見つからないが、ツクシ(土筆)がかおを出している。まだ、スギナが生えていないため、これから出てくるのだろう。



今年は梅の開花が遅く、先週行った羽根木公園で咲いていたが、久我山も今がピーク。白い花、ピンクの花が木いっぱいに咲いていて美しい。

早咲きの桜も河津桜のようなやや色の濃い花が5分咲き程度、遠くから見るとかなり咲いているようだが、まだまだ、蕾が多い。
庭の花も遅れていた福寿草は一斉に花が咲き、大きく広げているものもある。


ハナカイドウもピンクの蕾が膨らみかけてもうすぐさくのではないか。庭のツバキもようやく開花し、メジロのつがいが毎日のように花を突いている。


また、はっきり姿を見たわけではないが、タヌキの後ろ姿も見ることができた。あっという間に春本番である。