hokutoのきまぐれ散歩

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関東三十六不動尊巡り⑬〜第11番札所亀頂山三寳寺

2024-07-10 05:00:00 | 霊場巡り
関東三十六不動尊巡り⑬、今回は第11番札所亀頂山三宝寺にお邪魔した。この一つ前に第10番札所田無不動尊からは西武新宿線で上石神井駅まで行き、そこから大泉学園駅行きのバスに乗ると付近に到着できる。





表の通りから少し入るのでウロウロしながら行くとお寺の参道の途中というか、ほぼ本堂の前に出てしまった。一度参道を戻り、御成門から参拝する。徳川家ゆかりの門であり、1827年(文政10年)に作られたもの。三代将軍家光が狩猟の際に訪れたので御成門と呼ばれている。





参道を行くと右手に鐘楼、左には出世大黒天堂。



よく見ると地下に地蔵堂があり、檀信徒自らが彫刻奉祀されている地蔵尊が1000体お祀りされている。地下の部屋に入り、スイッチを入れると現れた壮観に正直驚いた。



地上に出て真っ直ぐいくと本堂があり、その前には大きな枝垂れ桜。三宝寺は1394年に鎌倉大楽寺大僧都幸尊法印の開山で真言密教の道場として作られた。



その後、豊島氏の帰依を受け、勅願寺となり、1477年に太田道灌が石神井城を攻め、落城させた後に豊島氏の菩提を弔うため、現在の地に移した。その後、北条氏や徳川家の祈願所となり、発展した。しかし、2度の火災で当時の建物は御成門のみが残る。



本堂の左側には奥之院大師堂。さらに根本大塔がある。大塔は三宝寺開創600年記念して発願建立されたもので伽藍は金剛界大日如来を標幟しており、さらに前にある大きな十一面観世音像は平和観音と名付けられ、墓地を見守っている。


根本大塔の裏にある観音堂には如意輪観音さまが祀られていて西国、坂東、秩父、武蔵野の霊場百三十三観音が祀られている。
広大な敷地にたくさんのお堂を配し、また、新たに多くの像を祀り、周囲からの信仰を集めた古刹である。

また、関東三十六不動尊以外に御府内八十八ヶ所、武蔵野三十三観音霊場などにもなっているありがたい札所である。生憎の天候だったが、全ての建物を回ることができた。


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