GW期間に突入、少しコロナによる制限が弱くなった中で週一回くらいは外食をする様になってきた。それでも若者などで大入り満員の店は中々足が向かないが、吉祥寺ならばということでコロナ前には度々行っていた『魚真』に久しぶりお邪魔した。
この店は昨年コロナ禍の規制が外れた際にも最初に訪れた店で、10年以上通っている。何しろ、当時のHPには何と私が載っていた事もあるくらいである。店を18時に予約して丁度に入店、8割くらいの入りである。いつも目玉商品が楽しみで行くが、この日は『のどぐろ塩焼or煮付(2980円)』『キンメ塩焼or煮付(1980円)』『桜鯛塩焼(2980円)』のようである。もちろん早い者勝ちでボヤボヤしていられない。今回は相方のリクエストに応えてキンメ煮付に決定した。
まずは生ビールで乾杯、取り敢えず頼んでおいた骨せんべいも到着。主にアジの中骨を乾かし、揚げたてを頂く。カリッとした食感が冷えたビールにベストマッチ。
続いてやってきたのがカレイの薄造り。ちゃんと身が4切れ、縁側が4切れ乗っている。これはお酒だとまずは新政(秋田県)を注文、この店のスペシャル銘柄である。上品でやや酸味のあるキレのいい酒とポン酢・紅葉おろしでいただくヒラメが美味い。特にコリコリとした縁側は塩でも美味い。
1合などあっという間にに空になり、続いて紀土(和歌山県)の純米吟醸を注文、揚げたて厚揚げが到着。豆腐の水を切り、揚げただけだが、これは家庭では味わえないカリッと感。熱々と冷え冷えが口の中で混じり合う。
いよいよメインのキンメが到着。身がそりかえり、生きの良さがわかる。まずは中骨を外して食べやすくし、相方と2人でつつく。この店が凄いのはこの煮汁、一瞬甘いかなと思うが甘くない。
新鮮な魚を手数を加えすぎず、酒によく合うように工夫されている。ここに鳳凰美田(栃木県)、ふくよかな味わいが肴を盛り立てる。
いよいよ終盤、だし巻きやカニクリームコロッケなどを注文し、上喜元(山形県)で楽しむ。
締めは鉄火巻、巻き簾で製作中の板さんと目が合ってしまうが、魚を得意とする店の鉄火巻は秀逸。お茶を頂き、お開きに。今日もよく食い、よく飲んだ。ご馳走さまでした。
魚真吉祥寺店
武蔵野市吉祥寺本町2ー18ー8
0422232039
武蔵野市吉祥寺本町2ー18ー8
0422232039