昨日からの続きになります。
タトパニのダウラギリロッジで4日間をのんびり過ごしましたので・・・
持病の「憩室炎」(腸に無数に出来た盲腸の様な窪みの一つが炎症を起こし、悪くすると腸が破れる)も少し収まってきました
でも・・・長い付き合いの持病だから、完全復活に至ってないことも明白状態
そこで大事を採って、インドからムスタン、チベットへと大昔から利用されてきた物流街道「ジョムソン街道」をバスでジョムソンまで行くことにしました
(カリガンダー川沿いに歩けば二日か三日。ニルギリやダウラギリを見ながら歩くのが一般的)
ジョムソンはムスタンで景色も全く変わりました
そんなジョムソンで16泊目
翌日体調も良さそうなので・・・八時前から砂が堆積して広大な川原を歩き始めました

エクリバッティでお茶。

キンガルで昼食

このジョムソンからの道は・・・
地獄があるとすれば、この様なところでは??と思わせる景色です。

しかし、そんな過酷と思えるところにも多くの人達が暮らしています

チベット仏教とヒンドゥ経の聖地、ムクチナートは、こんな谷の行き止まりにあります。

一つ手前のジャルコットに17泊目の宿をとりました。
人間と言う生き物のしたたかさと逞しさ、とても人の力ではどうしようもない偉大なる自然

お釈迦様でなくても・・・ここを訪れるとだれもが「人の小ささ」を感じるでしょう。
道端に時々アンモナイトの化石が転がっています
8000メートルものヒマラヤも・・・海の中から隆起してきたことを思い、その辺の低い山を一つ、たとえば上げると言ってくれても・・・日本まで運ぶ能力も無い人間
こんな自然を見ると、わずか100年ほどの「瞬きする程度の時間」しか生きられない人間。
そして間もなく滅びると思う人間
出来るだけ多くの人達に・・一度は身を置いてみて欲しい場所でした。

翌日、仏教とヒンズーのお寺を周りました
聖地で何かを感じたいとお釈迦様の前で数時間を過ごしましたが・・・
やはり「人が造った物」だから、だめでした
少し下ってカグベニで18泊目
日本で10年ほど働いて貯めたお金で造ったと言うドラゴンホテルは、ちょっと豪華で浴槽もあって一泊500円。
しかし・・・
またまた憩室炎が痛み始めました
これ以上進むと・・・今までの例から、食事を絶ってブドウ糖に抗生剤を入れた点滴を一週間ほど垂れ流す処置が必要になりそうなので・・・
ここで数日休養し、回復したらジョムソン街道を歩いて下るか、病院があるポカラかカトマンズまで飛行機で戻るかの判断を迫られました
ヒマラヤ遊覧飛行も魅力だったし・・・鯖を食えば良くなるかも?(そんなことは絶対無い)と・・・
翌日そこそこ回復してたので3時間ほどのジョムソンまで下って、空港の近くで19泊目
飛行機の切符を買って、翌早朝の飛行機でポカラに戻りました
空港からタクシーで荷物を預けていた「アルカゲストハウス」に戻って横になって一安心
夜には鯖の塩焼きと煮付けを食べに日本食レストランへ行きましたが・・・憩室炎はそれ以上悪化もしてないけど・・・完全復活は程遠い状態です
この歳になると、ほとんどの人は何かしら持病を持っています
でもそれを恐れていたら何も出来ず、どこにも行けません。
長く生きても、早く死んでも数十年の差で、瞬きする間ほどもありません。
死ぬときは死にます。死ぬまでは生きてます。
どっちにしても・・・すぐに死にます。
60歳を過ぎた人が死ぬことは、社会に役立つし目出度い事です
だから何でもしたいことは全部して、早く死にましょう
でも僕は90歳までは生きますよ
まあ・・・
ヒマラヤトレッキングほど長期間、楽に出来るトレッキングはないでしょう
主なトレッキングコースには平均で一時間毎、長いところでは一時間半掛かる事もありますが、短いところでは30分毎にロッジが集まる集落があり、予約などしなくても一人が一つのベッドで眠れます
先に書きましたが、ダブルやツインの部屋で(二人)一泊100円から500円です。
鍵もしっかり掛かりますし、熱いシャワーを毎日浴びることができます
部屋代が安い代わりに、必ず泊まったロッジで食事をすることが条件です。
食事代は標高が高くなるに連れて値上がります
ロバや人力で運び上げるから当然なんですが・・・
例えばポカラで100円から180円位の野菜、卵入り焼き飯がアンナプルナベースキャンプに行くと300円になります。
トマトオニオン、チーズピザが450円にもなります。
ステーキもチキンシッツラーもマカロニもラーメンも、大体平地の倍の値段です。
焼けた鉄板に乗って出てくるステーキ(200グラム)にご飯、野菜、ポテトチップスなどが付くと・・・最高のところでは900円でした
でも・・・二人で晩飯と朝飯、アルコール飲料、コーヒー、紅茶に宿泊代で払った最高額は三千円以内です。
ポカラに居ると、今のゲストハウスはテレビ、シャワー、トイレ付きツインベッドの部屋で一泊400円。
食事が二人で朝食200円から500円。昼食200円から800円。夕食400円から1000円。
平均一日2000円から2500円です。
こんな具合ですから・・・お金の心配は殆どなく、疲れたら何日でも、どこででも休養が出来ます
高齢者がトレッキングするのに都合いいでしょ
でも・・・日本人は殆どいないんです
フランス人が一番、二番目にドイツ人が目立ってます。
東洋系では韓国と中国、シンガポールとマレーシアですね。
少ないながら日本人も居るんですが・・・
これがまた「超特殊」な人達(ツアーだけど)なので・・・
これを詳しく、明日に書きましょう

タトパニのダウラギリロッジで4日間をのんびり過ごしましたので・・・
持病の「憩室炎」(腸に無数に出来た盲腸の様な窪みの一つが炎症を起こし、悪くすると腸が破れる)も少し収まってきました

でも・・・長い付き合いの持病だから、完全復活に至ってないことも明白状態

そこで大事を採って、インドからムスタン、チベットへと大昔から利用されてきた物流街道「ジョムソン街道」をバスでジョムソンまで行くことにしました

ジョムソンはムスタンで景色も全く変わりました

そんなジョムソンで16泊目

翌日体調も良さそうなので・・・八時前から砂が堆積して広大な川原を歩き始めました

エクリバッティでお茶。

キンガルで昼食

このジョムソンからの道は・・・
地獄があるとすれば、この様なところでは??と思わせる景色です。

しかし、そんな過酷と思えるところにも多くの人達が暮らしています

チベット仏教とヒンドゥ経の聖地、ムクチナートは、こんな谷の行き止まりにあります。

一つ手前のジャルコットに17泊目の宿をとりました。
人間と言う生き物のしたたかさと逞しさ、とても人の力ではどうしようもない偉大なる自然

お釈迦様でなくても・・・ここを訪れるとだれもが「人の小ささ」を感じるでしょう。
道端に時々アンモナイトの化石が転がっています

8000メートルものヒマラヤも・・・海の中から隆起してきたことを思い、その辺の低い山を一つ、たとえば上げると言ってくれても・・・日本まで運ぶ能力も無い人間

こんな自然を見ると、わずか100年ほどの「瞬きする程度の時間」しか生きられない人間。
そして間もなく滅びると思う人間

出来るだけ多くの人達に・・一度は身を置いてみて欲しい場所でした。

翌日、仏教とヒンズーのお寺を周りました

聖地で何かを感じたいとお釈迦様の前で数時間を過ごしましたが・・・
やはり「人が造った物」だから、だめでした

少し下ってカグベニで18泊目

日本で10年ほど働いて貯めたお金で造ったと言うドラゴンホテルは、ちょっと豪華で浴槽もあって一泊500円。
しかし・・・
またまた憩室炎が痛み始めました

これ以上進むと・・・今までの例から、食事を絶ってブドウ糖に抗生剤を入れた点滴を一週間ほど垂れ流す処置が必要になりそうなので・・・
ここで数日休養し、回復したらジョムソン街道を歩いて下るか、病院があるポカラかカトマンズまで飛行機で戻るかの判断を迫られました

ヒマラヤ遊覧飛行も魅力だったし・・・鯖を食えば良くなるかも?(そんなことは絶対無い)と・・・
翌日そこそこ回復してたので3時間ほどのジョムソンまで下って、空港の近くで19泊目

飛行機の切符を買って、翌早朝の飛行機でポカラに戻りました

空港からタクシーで荷物を預けていた「アルカゲストハウス」に戻って横になって一安心

夜には鯖の塩焼きと煮付けを食べに日本食レストランへ行きましたが・・・憩室炎はそれ以上悪化もしてないけど・・・完全復活は程遠い状態です

この歳になると、ほとんどの人は何かしら持病を持っています

でもそれを恐れていたら何も出来ず、どこにも行けません。
長く生きても、早く死んでも数十年の差で、瞬きする間ほどもありません。
死ぬときは死にます。死ぬまでは生きてます。
どっちにしても・・・すぐに死にます。
60歳を過ぎた人が死ぬことは、社会に役立つし目出度い事です

だから何でもしたいことは全部して、早く死にましょう

でも僕は90歳までは生きますよ

まあ・・・
ヒマラヤトレッキングほど長期間、楽に出来るトレッキングはないでしょう

主なトレッキングコースには平均で一時間毎、長いところでは一時間半掛かる事もありますが、短いところでは30分毎にロッジが集まる集落があり、予約などしなくても一人が一つのベッドで眠れます

先に書きましたが、ダブルやツインの部屋で(二人)一泊100円から500円です。
鍵もしっかり掛かりますし、熱いシャワーを毎日浴びることができます

部屋代が安い代わりに、必ず泊まったロッジで食事をすることが条件です。
食事代は標高が高くなるに連れて値上がります

ロバや人力で運び上げるから当然なんですが・・・
例えばポカラで100円から180円位の野菜、卵入り焼き飯がアンナプルナベースキャンプに行くと300円になります。
トマトオニオン、チーズピザが450円にもなります。
ステーキもチキンシッツラーもマカロニもラーメンも、大体平地の倍の値段です。
焼けた鉄板に乗って出てくるステーキ(200グラム)にご飯、野菜、ポテトチップスなどが付くと・・・最高のところでは900円でした

でも・・・二人で晩飯と朝飯、アルコール飲料、コーヒー、紅茶に宿泊代で払った最高額は三千円以内です。
ポカラに居ると、今のゲストハウスはテレビ、シャワー、トイレ付きツインベッドの部屋で一泊400円。
食事が二人で朝食200円から500円。昼食200円から800円。夕食400円から1000円。
平均一日2000円から2500円です。
こんな具合ですから・・・お金の心配は殆どなく、疲れたら何日でも、どこででも休養が出来ます

高齢者がトレッキングするのに都合いいでしょ

でも・・・日本人は殆どいないんです

フランス人が一番、二番目にドイツ人が目立ってます。
東洋系では韓国と中国、シンガポールとマレーシアですね。
少ないながら日本人も居るんですが・・・
これがまた「超特殊」な人達(ツアーだけど)なので・・・
これを詳しく、明日に書きましょう

