第1報はこちら。
酒田市民(だけではなかったようだ)の、地震後の最初の行動が“ガソリンスタンドに向かう”だったのは意外だった。あ、この時点でわたしにはラッキーなことがいくつかあった。
・携帯の電池を交換したばかりなので、電池切れをあまり心配しなくてもよかった。
・同様にガソリンは半分以上残っていたのでしばらくだいじょうぶ。
・法事を日曜日にやる予定だったのでロウソクはいくらでもある。
・畑仕事のお供なので携帯ラジオもたっぷり。
だからのんきにかまえていられたにしても、大渋滞を引き起こすほどみんながガソリンスタンドに向かうとは……
さて、金曜の夜にわたしは土蔵から燭台を引っぱり出し(翌日にはどうせ用意しなければならなかった)、ラジオを聴きながら夕食を。そのときまで、わたしはこの地震を“いつもの地震”だと油断していたのだ。
することもないので布団に入り、いつの間にか寝入る。
あまりに早く寝すぎたので、午前4時前に目が覚め、ラジオを聴くと例の長野の震度6が。
アナウンサーの「いま揺れています」という声にわずかに遅れて酒田も揺れる。こんな経験は初めてだ。第3報につづく。