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YouTube: I Want to know what love is - Foreigner
浜岡原発がらみもあって、ちょっと原発問題についてつとめて冷静に語ろうと思う。「わたし怒ってます」シリーズじゃないのでよろしく。
というのも、日本においてこの問題はきわめて政治的な課題になっており、保守派VS革新派の構図がほぼ原発推進VS原発廃絶にスライドする傾向があるから。もちろん、保守政党の中にも原発反対をとなえる人はいるし(あとで出てきます)、労働組合の方にも推進勢力どまんなかの人たちはいる。
おそらくは、原発反対の声がいわゆる市民運動の形であらわれるため、そのことへのアレルギーかシンパシーが顕在化している、とも言えそう。
原発のメリットとデメリットを考えてみよう(ウィキペディアなどより)。
○メリット
・地球温暖化の原因とされる二酸化炭素排出量が少ない
・石油と違って、ウラン産出国の政情が安定している
・酸性雨、光化学スモッグの原因となる窒素酸化物、硫黄酸化物を排出しない
・発電量あたりの単価が安いため、経済性が高い
・原子力発電所ができると地元には一定の雇用が期待できるほか、電源立地地域対策交付金などの電源三法交付金、固定資産税、法人税などの税収も確保できる
・技術力があると海外にアピールできる
●デメリット
・放射線への対応が必要となる
・重大事故が発生すると周辺環境に多大な影響を与える
・毒性のある放射性廃棄物を発生する
・その高レベル放射性廃棄物を深層処理する土地が確保されていない
・原子炉を廃炉にする技術が確立されていない(廃炉にしてからもコストがかかる)
・発電所、および廃棄物へのテロの脅威が潜在する
・周辺整備にコストがかかる
・軍事転用の危険性が内在する
・全電源喪失すると炉心溶融(メルトダウン)や水素爆発の危険性がある
……どちらも、もっともである。さて、この問題を考えるに最適のテキストが朝日新聞5月5日付朝刊に掲載されたので次号で紹介しよう。
本日の一曲は産業ロックの本領発揮、フォリナーのI Wanna Know What Love Is。おれも知りてー。