その47「鮫島の貌」はこちら。
こうでなければならなかったと思う。このエンディングは必然だったはず。いかにも、新宿鮫第一部の終了という感じ。二十年で第一部ってこともないでしょうが。発表の媒体が「ほぼ日刊イトイ新聞」だったなんて、最初のころは想像もつかない展開。
孤高の騎士である鮫島が、有能な(とはまわりから思われていないが)上司と、ロックシンガーの恋人に有形無形の支援を受けながら悪と闘う……この設定はさすがにきつくなっていたので。
これからは、くせの強い部下を御しながら、彼が背負う闇の原因となった「組織」と正面切った戦いにシフトしてほしい気も。あ、それだと第一部どころかシリーズが終わっちゃうか。
「警官の条件」につづく。
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絆回廊 新宿鮫Ⅹ 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2011-06-03 |