ライトノベルを特別なジャンルとして取り扱うのは意味がなくなっている。もうほとんどイラストが入っているかいないかぐらいの差。
でも、シリアスな描写のなかに、ユーモアをしのびこませるセンスだけはこのジャンルの独壇場かも。
美形、メガネ、少し年上、内気、巨乳という、およそありえないヒロインと、無骨で“本が読めない”(うまい設定だ)主人公の距離が次第に縮まっていく……このラブコメぶりには圧倒されました。いい歳なのに。
で、くすりと笑えるフレーズが静かに挿入されていたりするのだ。好きです。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫) 価格:¥ 620(税込) 発売日:2011-03-25 |