スローバラード RCサクセション 生活向上委員会
「子連れですがなにか?」篇はこちら。
「アベノミクスをつぶすために、安倍政権をおとしめるために、意図的に変な答弁をしているんじゃないか」
本日の衆院予算委員会において自民党の和田政宗議員が太田理財局長に向かって。彼が民主党政権時代に野田首相の秘書官をしていたことをとりあげて。和田議員はさらにこうも“質問”した。
「財務省は官邸にウソをついた」
「政治が隠蔽をこじ開けた」
……いったい何だろうこれは。おそらくは国会が近年まれに見るほどの注目を浴びているなかで、こんな嘘が平然とまかり通っているのだ。そして、見ている側も嘘だと承知していることを知っていても、現政権の特徴として強弁はつづける。体質なんでしょう。まことに救いがたい。
わたしは今回の改ざんがらみでこの政権が倒れることはあるまいと思っている。なぜなら、支持率が下がったと言ってもまだ3割はこのお粗末な内閣を支持しているのである。あなたのまわりに、この内閣を支持していると大声で主張している人はいます?まずいないはずだ。でも、世間の気分は安倍晋三を支持している。
第二次安倍内閣になってから、どれだけの不祥事や安全保障、特定秘密保護法関連で呆れられても、それでもこの国は威勢がいいだけの人間をトップにすえてきた。
その結果が、現在の混乱を生んでいるとわたしは思う。わかりやすくするために、ここでふたりの(元)官僚に登場願おう。
ひとりはもちろん佐川宣寿・前国税庁長官であり、もうひとりは前川喜平・前文部科学事務次官だ。以下次号。
本日の1曲はRCサクセションの「スローバラード」。サンキューエブリボデー。
生活向上委員会(略してセイコウイ)のホーンセクションも泣けます。梅津和時は元気かなあ。