事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

いだてん 第37回 最後の晩餐

2019-09-29 | 大河ドラマ

第36回「前畑がんばれ」はこちら

「この国を、世界に向かって見せることができるんですか」

日中戦争に突き進む、軍事国家と化したニッポンに田畑は失望を隠さず、嘉納治五郎にオリンピックの返上を求める。

2020年のオリンピックもまた、世界に誇れる国と胸を張れるのか……的な雰囲気がむんむん。低視聴率は、そんな左翼臭のためだと主張する人もいるようだ。

わかってないなあ。そんな世間の息苦しさを払拭できるドラマこそが「いだてん」なのに。クドカンが描いているのは政治ではなく、時代そのものであり、時代を象徴していたのが嘉納治五郎だと主張している。

まあ、金栗は河野一郎を求めて朝日新聞社に乗り込み、志ん生は読売の旗の下に倒れるあたりで、深読みもしたくなるというものですが(笑)。

にしても、嘉納治五郎がこんなにオリンピックにからんだ人だとはこの大河を見るまで知りませんでした。柔道家として、姿三四郎に出てくる矢野先生のモデルくらいの認識だったからなあ。

もっとも、関係した事物はメジャーそのもの。水道橋の駅をおりて東京ドームをすぎれば講道館が見えるし、亡くなったのは、今は山下公園に係留してある氷川丸。「氷川丸船内図」が船室に掲示してあるなど、金のかかった美術はさすが大河。

このドラマにおいて嘉納治五郎は教育者としての側面が強調され、私生活などはいっさい描かれなかった。それであの愛敬と苦悩を視聴者に届けたのだからやはり役所広司は名優だ。

この大支柱が退場し、「いだてん」はどこへ向かうんでしょう……星野源登場。そう来たかあ。

彼が演じる平沢和重と嘉納の最後の晩餐は、国旗をさしたサンドイッチ。人生で一番面白いことを見ないまま、治五郎は息を引き取る。田畑に、ある品を遺して。なんかもう平沢のオリンピック招致演説へのネタ振り満載ですっ!

画像は、数多ある役所広司の作品のなかでも突出してやばい「シャブ極道」。ピエール瀧のクスリなんてかわいいもんです(笑)。

第38回「長いお別れ」につづく

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開店閉店。

2019-09-29 | ニュース

朝イチにスマホにメール。

なんだいつものマイTSUTAYAメールか……読んで驚愕。

「TSUTAYA酒田北店より店舗閉店のお知らせ」

いつもTSUTAYA酒田北店をご利用頂きありがとうございます。

誠に勝手ながら2019年10月31日(木)を持ちまして、当店は閉店させて頂く事となりました。

長きにわたりご愛顧頂きましたこと、厚くお礼を申し上げます。

なおレンタル最終貸出日は10/20(日)とさせて頂きます。

重ねてにはなりますが、18年間の長きに渡りご利用頂いた事、心から厚く御礼申し上げます。

……え、なんで? 酒田北店は確かナショナル店会がからんでいたはずだから、そっちの理由なのかなあ。

しかし調べてみたらTSUTAYAの閉店は全国的な流れなのだった。 もちろんその背景にはネット配信の伸長があるだろうと素人でも想像はできる。

でも酒田北店は市内4店舗(TSUTAYA2店、GEO2店)のなかで、いちばん集客していたと 思っていたのでびっくり。

まあ、わたしとてディスカスがほとんどだからなあ。 店の前を今日通ったら、やはり閉店セール実施中でした。

もっと驚いたのは松山軒の閉店だ。学校にやってきた業者に聞かされる。

「あ、やっぱり知らなかったですか?休みが続くなあと思ってたらいきなり貼り紙で」

そうかあ。M中にいたときはお世話になったんだよなあ。さみしい。

かと思えば飽和状態かと思っていた庄内町にラーメン屋が連続出店。どうなってるんだこの業界は。

その2につづく

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