事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

DeNA 2-3 巨人

2019-09-21 | スポーツ

この試合でもっとも意外だったのは、勝利監督の涙だった。

9回オモテに山崎が出てきた時点で、優勝は神宮でだろうなとあきらめていたのに、若手たちが粘り、小林のヒットで追いつく。

そして10回はなんと増田の決勝打。ドラフト6位のルーキーが先発したことといい、底力を思い知らせてくれた試合。

逆に言えば、ほとんど余裕のない勝ち方の連続でもあった。決して強くて仕方のないチームではなかったのは、ファンであるわたしだって重々承知しています。だからこそ、原は泣いたのだろう。重圧もすごかったんだろうな。

彼の采配にも、実は首をかしげたくなるときが多かった。若手を育てるため、ということを抜きにしてもね。継投はことごとく外れ、救援陣は疲弊しきっていた。それでも優勝できたのは、きのうの中川の連続四球に目を真っ赤にして怒っていた彼のパワーによるものだったかも。

さてクライマックスシリーズ。ペナントレースと違い、絶対のエースをもっているチームが有利。その点で巨人は菅野が不調、そして丸の絶不調と不安要素でいっぱい。あと3週間でどれだけ仕上げてこれるだろう。

でも今日は優勝の夜。ああ禁酒がこんなにつらい夜もないっす。

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記憶にございません!ふたたび

2019-09-21 | 邦画

PART1はこちら

「総理と呼ばないで」が、いかに「記憶にございません!」と設定が似ているか列挙してみましょうか。

・支持率最悪(消費税~オンエア当時に5%へ~を下回る)。前回は1.8%。今回も2.8%

・妻と不仲(鈴木保奈美と石田ゆり子が無邪気な上流階級夫人を演じていて素敵)

・官房長官がキーポイント(筒井道隆と草刈正雄では方向性が真逆だが)

・誰しも、政治家を志したときは国民のためになにかしようと考えている

・大臣たちが無能

・官邸の使用人たちに首相は軽蔑されている

……ね?わたし、このドラマ大好きだったんだよなあ。

テレビ史的には「総理と呼ばないで」は失敗作とされている。それはなぜかといえば、あまりにも三谷幸喜がネタをつめこみすぎたと。

政治的発言をまったくしない三谷幸喜だけれども、彼が政治に無頓着なわけではないことが両作品でよくわかる。ただ、官邸という一種の王宮の設定に三谷が淫してしまったのが原因だったろうか。今回も料理人斉藤由貴、SP藤本隆宏にいい芝居をさせております。

さて、この作品をどう評価するかと言えば、シンプルに「おすすめ」です。うしろの方から(たいがいの場合、わたしは映画館でいちばん前に座ります)笑い声がたえず、タイトルの意味を二転三転させる脚本の冴えはおみごと。

首相の小学校の担任役で山口崇をもってきたのは「天下御免」ファン古畑任三郎にもそんな回がありましたらしくてうれしい。わたしは全く知らなかった宮沢喜一元総理の孫、宮澤エマが無表情の通訳を演じていて爆笑。

真田丸そのまんまの草刈正雄、新選組そのまんまの佐藤浩市と大河ドラマファンも泣かせてくれます。そしてなにより小池栄子!この人は本当にうまい役者なんだねえ。わたし、好きなタイプです。わたし、好きな映画です。お見逃しなく。

ところで、天海祐希ってどこに出てたんだろう。あのキャスターが誰かは気づいたんだけどなあ。三谷の女子アナ好き爆発です(笑)

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