事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

新聞記者ふたたび

2019-09-25 | 邦画

PART1はこちら

ネトウヨたちは本気でこう考えているのかもしれない。

・日本はリベラルという病にとりつかれている

・ジャーナリズムはリベラリストの巣窟であり、彼らのエリート意識を粉砕しなければならない

・在日は日本という国を内部から崩壊させようとしている

・性的少数者を擁護し、夫婦別姓を容認する勢力には注意が必要

・自分たちこそが愛国者だ

……うん、本気なのだろう。だから自分たちがやっていることはむしろ“体制批判”だと自己評価しているのだと思う。そうでもなければただのいじめだし。

ただ、心のどこかに“みんなで一斉に叩く”という快楽があることは確か。しかもその攻撃は、非常に不健全ではあるけれども政権を握っている人間たちが(表立っては言わないものの)支持してくれているに違いないのだ。

その攻撃に、果敢にたたかいを挑む存在が出現したとき、彼らのキーボードを叩くスピードは加速する。はたして、どちらが有利な地点にいるかは言うまでもない。匿名の多数と、顔をさらした個人と。

かくして、日本の安定を守るためにストーリーを仕立てる内調の有名人、多田(田中哲司)は卓見を吐く。

「この国の民主主義は……」

あ、つづきは映画を見て確認していただけると。

吉岡エリカを演じたシム・ウンギョンが圧倒的。最初は、リンドバーグの渡瀬マキみたいなお姉ちゃんだな、と思っていたけれど、次第次第に存在感を増していく。

そしてエリートであることにも、告発者であることにもおさまることができない杉原を演じた松坂桃李がすばらしい。彼の“声”がこの映画を傑作たらしめたと言っていいと思う。絶対見て!

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うまい店ピンポイント2019秋 夏じゃないけど夏季休暇篇 龍横健

2019-09-25 | 食・レシピ

「刈屋に梨を買いに」篇はこちら

さて、夏季休暇って夏休み中じゃなくてもとれるんだと(感覚的に)気づいたのはようやく去年のこと。

実は学校事務職員って、特に中学校は夏休み中のほうが忙しい。県大会東北大会全国大会の派遣費とかで。

ということで二学期が始まったけど夏季休暇。もちろん映画に消費。それが近ごろの「引っ越し大名!」「記憶にございません!」「新聞記者」特集に結びついております。ありがとう夏季休暇。

ラーメンは龍横健。鶴岡まちなかキネマからイオンシネマ三川に移動するに最適のロケーション。

またしても振替休日篇につづく

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