事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

鎌倉殿の13人第7回 「敵か、あるいは」

2022-02-21 | 大河ドラマ

第6回「悪い知らせ」はこちら

排雪に一生懸命になりすぎて、BSの放映のときは撃沈。がんばった日は3時から飲んでいいと自分に甘い男。さあ8時から妻といっしょに拝見。

こういうのを待ってました。これこそが三谷幸喜のドラマだよね。

「源頼朝とはどういう男なのだ」

と上総広常(佐藤浩市)に問われた北条義時(小栗旬)は

「天命を……」

よくおぼえてないけどそんな発言。ちょうど浅田次郎の「蒼穹の昴」シリーズの最新刊「兵諫(へいかん)」を読んだばかりなのでつくづくと思う。あのシリーズでは天下を統べる人間は龍玉(ドラゴンボールです)を受け継ぎ、もしもその資格がない人間が持つと悲惨なことになると。張作霖の死をそれだけで語っているわけではないですけど。

じゃあ源頼朝とはどういう男だったか。

運がいいと(笑)。とにかく“持っている”と。

なにしろ漁師の娘(江口のりこ!)を見初め、さっそくいただいちゃった頼朝。そこへ娘の夫が乗り込んできて……

「人妻だったのか!」

「言ってなかった?」

のやり取りには笑った。しかも、そのために平家方の奇襲をうまくすり抜ける幸運。山本耕史が

「敵の大将を討ち取って参ります」

と頼朝に告げると

「ついでにうちの人も討ち取って」

あはははは。ここまでやるか。艶笑譚としても上出来。そしてこの二人に負けていない軽快さが小栗旬にはあって、次回も絶対に見るぞと思わせるのでした。見終わった途端にまた撃沈してしまったのですが。

第8回「いざ、鎌倉」につづく。このタイトルは卑怯だけど。

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