非ミステリ篇はこちら。
つづいては映画。まずは北米興行成績篇。トップテンは以下のとおり。
1 Spider-Man: No Way Home $572,984,769 Sony Pictures Entertainment (SPE)
2 Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings $224,543,292 Walt Disney Studios Motion Pictures
3 Venom: Let There Be Carnage $212,609,036 Sony Pictures Entertainment (SPE)
4 Black Widow $183,651,655 Walt Disney Studios Motion Pictures
5 F9: The Fast Saga $173,005,945 Universal Pictures
6 Eternals $164,616,321 Walt Disney Studios Motion Pictures
7 No Time to Die $160,772,007 Metro-Goldwyn-Mayer (MGM)
8 A Quiet Place Part II $160,072,261 Paramount Pictures
9 Ghostbusters: Afterlife $122,378,960 Sony Pictures Entertainment (SPE)
10 Free Guy $121,626,598 20th Century Studios
……これ、間違ってるんじゃない?と思われるかもしれない。だってスパイダーマンの新作だけが飛びぬけているのだ。しかも、12月17日に公開されて2週間の成績。いかにばかげたヒットになっているかがわかる。このおかげもあって昨年のシェアはSONYがトップになっている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、主要都市の映画館が営業できなかったことから、メジャー各社は主要作品の公開を延期してきた。007など、いったい何度変更されたことか。
わたしはしかしこの策は正しかったのかと考えている。その結果どうなったかといえば、動画配信の浸透だ。外に出ないでネットで映画を味わう喜びをみんな知ってしまったのである。
ネットフリックスの高笑いが聞こえ……おっと顧客の伸びが鈍化しているんだね。Amazonプラス、ディズニープラスと配信も過当競争の時代に入ったのか。と同時に、封切りと同時に配信もやる姿勢が災いしたか、ワーナーやディズニーの勢いも衰えているのは皮肉。
次は世界興行成績篇。