事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ミッドウェイ」Midway (2019 キノフィルムズ)

2020-09-22 | 洋画

自分にとってどんな事情があっても必ず見なければいけなかった「島にて」をのぞけば、マジで半年ぶりの映画館。さすがにもう我慢できない。もちろん選んだのは期待作「テネット」……ではなくて「ミッドウェイ」でした。

どうやら興行成績がふるわないらしく、朝イチと夜興行しか行われないみたいだから、急いで観ておかないと。

いくら歴史知らずとはいえ、ミッドウェイ海戦のことはさすがにある程度承知している。「聯合艦隊司令長官 山本五十六」はまだ記憶に新しいところだし、1976年のユニバーサル製作の「ミッドウェイ」もリアルタイムで観ています。

まず1976年版からふれておきましょう。その年、配給会社のCIC(パラマウントとユニバーサルの映画を担当)は、「JAWSとミッドウェイで配給収入100億をめざす」と豪語していました。あ、配給収入と興行収入というのは意味が違ってですね、配給収入の100億というのは興収でいえばおよそ200億に相当します。かなりの自信。

わたしは酒田の高名な映画館グリーンハウスで観たんだけど……うーん、なんだかなあと。戦時の記録映画の映像を挿入して臨場感が、とかいう話だったし、「大地震」でも使ったセンサラウンドも使用する勝負作、のはずだったのに。

いやキャストはすごいんですよ。山本五十六に三船敏郎、ニミッツ大将はヘンリー・フォンダ、他にグレン・フォードやロバート・ミッチャム、ジェームズ・コバーン、そして主役がなにしろチャールトン・ヘストンですから大作感ありあり。

でもねえ、記録映像を使ったのは安上がりにすませるため、というのは他の戦争映画(「トラ・トラ・トラ!」「太平洋の嵐」)から戦闘シーンを借用しまくりだったことでわかる。実際の製作費は公称の半分程度だと後にバラされていました。

テレビが主戦場だった職人監督ジャック・スマイトの起用も製作費がらみだったかもしれない。まあ、「トラ・トラ・トラ!」のように黒澤天皇を起用して大混乱になるよりは、ということだったかも。それでは同じく製作費をきっちり守る職人監督として有名なローランド・エメリッヒが監督した2019年版はどうだったか。以下次号

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麒麟がくる 第二十四回 将軍の器

2020-09-20 | 大河ドラマ

第二十三回「義輝、夏の終わりに」はこちら

十三代将軍足利義輝が三好勢によって惨殺された永禄の変のお話。

っていうか歴史知らずのわたしがその背景を知るわけもなくて、これまでの大河で、畳にぶっさぶっさ刀を刺し、押し寄せる軍勢をバッタバッタと斬っていた将軍、って印象しかありませんでした。あれはどの大河で誰が演じていたかすらさっぱり。

で、この陰謀渦巻く大河においてこの襲撃がどう描かれたかというと……え、これだけ?向井理としてももうちょっと殺陣をやりたいところだったかも。塚原卜伝直伝の一の太刀は?まあ、コロナの世なので接近戦はNGだったのかしら。

義輝の退場までがアバンタイトルであっさり描かれ、オープニングテーマが流れる。なんとびっくりのキャストが。あのー、今日ほんとに出てました?見逃してましたどうもすみません。

さて、剣豪将軍義輝のことは宮本昌孝の小説などでかろうじて承知していても、次の将軍のことはよくわからない。

傀儡、と総括される人だけど、彼を操った織田信長(染谷将太)と結びつけたのが明智光秀(長谷川博己)だとしたら、ようやく歴史の表舞台に登場なのか。朝倉(ユースケ・サンタマリア)の布石がこのあとどうなるかというと……ああやっぱり戦国時代って面白いです。

その、のちの足利義昭の脱出作戦もあっさり。いや別にブラッド・ピットの「スパイ・ゲーム」ほどハードにやってくれとは言わないにしても、そっちに傾注すると明智光秀のドラマになんないってことかな。

その足利義昭を演じているのが滝藤賢一

もしも「半沢直樹」以前の彼だったら、本当にただの傀儡として描かれていただろう。でも「SCOOP!」など、うまさと同時に、この回のようにピュアなところを見せることが出来る俳優であることが起用の理由でしょ。死ぬのは怖い、と正直に語るあたりの味がなんともいい。将軍の器とはその怖れも込みだ。

わたしが誤解していたのは、伊呂波太夫(尾野真千子)って義昭を支援してたわけじゃないんだね。武士というものへの恨みだけが彼女の動機?うーん。そのあたりをもうちょっと見てみよう。

第二十五回「羽運ぶ蟻」につづく

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うまい店ピンポイント 娘が帰ってきた日には 馬場

2020-09-20 | 食・レシピ

「枝豆をなんとかしなきゃ 味龍」篇はこちら

今年の夏はずーっと草を刈っていた印象。で、この作業はまことにダイエットに最適。確実に体重減ります。へたへたになっちゃうけどね。

昨日も娘をイオンのバス停に迎えに行くまで刈ってました。へたへた。

娘をピックアップして、恒例の馬場へ。でも新月の大行列を見ていたのでこちらも……

だいじょうぶでした。しかも客コントロールがとてもうまくいっていて納得。

娘は普通の煮干し。わたしはへたへただったので肉煮干し。煮干し系は久しぶりだな。

「……」

親子でじーん。うまいっすここ。

華煌(げっこう)篇につづく

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「野ブタ。をプロデュース」(2005 日本テレビ)

2020-09-19 | テレビ番組

すいか」「セクシーボイスアンドロボ」の木皿泉脚本。しかも、彼らの作品のなかで唯一高視聴率だった番組(笑)。見なきゃ嘘でしょう。

……1回も見てませんでした。DVDを借りようとも思わなかった。それは“いじめ”だの“スクールカースト”といったストーリーにおそれをなしたから。まあ、学校という業界にいながらシリアスな学園ドラマが好きな人もいるでしょうが、わたしはダメなの。

そんなわたしが翻意したのは「コード・ブルー」のおかげ。山下智久ってどんな野郎だったんだと……うわーキャラが正反対(笑)。金持ちでちゃらんぽらんで親とうまくいってなくて……そしてやっぱり激しく魅力的なのでした。コン。

主役の亀梨和也もすばらしく、なにより堀北真希には凄みすら。

修二(亀梨)と彰(山下)コンビには、彼らなりの屈託があり、信子をプロデュースして彼女を変えようとするが、実際に変わったのは(大人になったのは)コンビの方だったという誠によくできたお話。何度も泣きました。見ないですませないでよかったあ。

にしても、深浦加奈子忌野清志郎がまだ元気だったんだとか、中島裕翔はまだちっちゃかったんだなあとか、時の流れを感じさせてくれます。

ちょっとネタバレになるけれども(っていうかわたしがいちばん最後に見ているんだろうけど)悪意の塊である少女を、あの「千と千尋の神隠し」の千尋の声をやった柊瑠美にやらせるあたりのキャスティングも渋い。

そしてあのラスト。都会のブレザーに比べていかに田舎の高校の学生服がダサいか。そしてそのダサさを感動に利用するあたり、すげえドラマだなあ。

山下と亀梨の例の事件など、このドラマの前ではなんの価値もない。いい作品を残すことが芸能人の仕事。そして彼らはちゃんといい仕事をしているじゃないか。地元じゃ負け知らず当然。うわ、次は伊勢谷友介をフォローしなきゃ(笑)

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「パリ警視庁迷宮捜査班」 ソフィー・エナフ著 ハヤカワ・ミステリ

2020-09-18 | ミステリ

わけありの捜査官たちがチームを組まされ、迷宮入り事件の捜査を……まあ骨格は「特捜部Q」と確かにいっしょだけれど、肌合いはだいぶ違う。

なにしろあちらの事件は残虐きわまりないし、かならずセックスがからんでいるけれども、こちらおフランスの場合はもっと上品(というわけでもないか)。やりすぎ女性班長をとりまくのが、売れっ子警察小説家が本業の大金持ち、アル中、運転が下手なのにスピード狂、きわめつけは単に縁起が悪いというだけで敬遠されている男(笑)。

コラムニスト出身だけに、この作家は面白く書くということを知っている感じ。シリーズ化は必然。

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明細書を見ろ!2020年9月号 生の声

2020-09-17 | 明細書を見ろ!(事務だより)

2020年8月号「人事院勧告2020」はこちら

10月5日(月)から9日(金)までの間、常設のセクハラ・パワハラ相談窓口に加え、臨時にわいせつやセクハラに関する疑問や悩みを相談する窓口が開設されます。そのきっかけになったのは山形県庁のホームページ内の「県へのご意見」に、以下のような投稿がなされたことでした。

「県内の小学校教員の慎むべき行動について」

<ご意見>
 県内の小学校に勤務する知人女性が、先輩の男性職員から、土日に二人で勉強会をしないかと勧誘され断れなかったと聞きました。こうした勧誘は、セクハラやパワハラが問題となっている昨今、慎むべきではないでしょうか。 (2020-08-03)

この投稿は「県民の生の声コーナー」に掲載され、誰でも見ることができます。対応する教育庁教職員課はこう回答しました。

<県の取組状況>
 御意見にある内容は、先輩である立場を利用した、断りにくい関係性に基づく勧誘であると考えられ、そのようなことは厳に慎むべきことです。県教育委員会では、今後とも、各種研修等を通じて、安心して働くことのできる信頼される学校づくりに努めてまいります。(2020-08-27実施中・実施済) 

相談窓口も対応の一環なのでしょう。“熱意ある先輩の指導”が賞揚された時代ならともかく、現在このケースは明らかにセクハラかつパワハラにカウントできます。その意味で、“知人”が現代の目安箱と言えるサイトに投稿したのは意義あることでした。

わたしも興味があったので、その「生の声」をのぞいてみました。いやはや出る出る県職員への不満のオンパレード。

・友人が県庁に行ったときに、職員がマスクを着けていなかったと聞きました。各課一つ一つまわって見て、確認してください。私たちも手洗い、消毒をし、マスクを着けて頑張っているのに、県職員がマスクを着けていないのはおかしいです。 (2020-08-25)

・以前、問い合わせに対する回答が遅いとメールを送ったところ、県の方からは約2週間かかると回答がありました。しかし、回答に1ヶ月ほどかかり、その後のやりとりでは、こちらから連絡するまでの2ヶ月間回答がありませんでした。1度ならず2度までも回答の遅延があったことについて、職員への教育はどうしているのでしょうか。(2020-08-24)

・近隣に住んでいる県職員は、以前から平日にも関わらず時々自宅に車があり、本人も在宅しているようです。新型コロナウイルス感染症で、県民、企業、生活が大変な中、近所では「公務員はいいな」等の色々な話が出ています。  公務員なりの苦労はあるかと思いますが、県民から陰口を言われないようにしていただきたいです。 (2020-08-06)

・××校(サイトには具体的な名前も)に来校したときに、臨時職員と思われる人が長時間にわたって業務とは関係のないと思われる内容で、廊下で立ち話をしていました。まじめに働いている公務員もいる中で、意識の低い職員は削減して、その分を企業支援にまわすべきではないでしょうか。  (2020-07-14)

……ふうううう。地方公務員であることはこれらの指弾に対応するということ。でもね、なかには鋭くすばらしい指摘もあるんですよ。以下次号

画像は朝井リョウの「発注いただきました!」
きれっきれの作品を並べながら、その発注内容まで明かすという禁じ手。朝井リョウは謙遜しているけれども、職業作家としての彼は、激しくうまくなっているのでは?感服しました。

 

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「スノー・ロワイヤル」Cold Pursuit (2019 サミット=KADOKAWA)

2020-09-17 | 洋画

名優の雰囲気がありながら、いつの間にかアクションスターになっていたリーアム・ニーソン。なんといっても「96時間」がそのイメージを決定づけた。リュック・ベッソンのせいだ。(笑)

この映画の予告編もそのイメージを踏襲していて、ついにカーチェイスに除雪車が使われるようになったかと。うん、リーアム・ニーソンには確かにディーゼルエンジンが似合うものなあ……なんてことを考えてレンタル。暑いさなかに見るのに最適では?

ちょっと、というか全然そういうタイプの作品ではありませんでした。

まず、除雪車アクションのワンアイデアで押すには2時間という上映時間はあまりに長い。しかも、次第に姿を現す除雪車を追うカメラの動きも渋い。あれ、これひょっとしてB級アクション映画じゃないんじゃない?

いやテイストとしてのB級っぽさは、ほどよく残ってはいる。死体の後始末の方法など、なるほどーと納得。人が死ぬたびに画面に十字架が登場するあたりのバカバカしさもいい。

ところが、それ以上に演出のオフビートさが最高なのだ。この感じ、どっかで見たおぼえがあるぞ……そう、クエンティン・タランティーノやガイ・リッチーのタッチなの。ギャングにみんなニックネームがついているあたりは「レザボア・ドッグス」だし、きわどい場面で軽口をやめないあたりは「スナッチ」だよね。使用曲がプリテンダーズの「2000マイル」だもんなあ、音楽の趣味もいい感じ。

モーテルのメイドを20ドルでナンパする方法で笑わせ、その色男がどう死ぬかでまた笑わせる。もちろん残虐なシーンが連続するのでR指定だろうけど、この映画を見逃すなんてもったいない。ぜひぜひぜひ。

監督はこの作品の元ネタになったノルウェー映画「ファインディング・ダディ 怒りの除雪車」(なんて邦題だ)を撮ったハンス・ペテル・モランド。そうかセルフリメイクだったのか。この人は「特捜部Q」も撮って大ヒットさせてもいるらしい。見なきゃ!

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「46番目の密室<限定愛蔵版>」有栖川有栖著 講談社

2020-09-16 | ミステリ

有栖川有栖デビュー30周年記念出版。

4290円!買えるわけないので図書館から借りる。根性なしのファン。函入りの豪華な造り。そしておまけとして別冊が付いていて、これがすごいのだ。

戸川安宣(東京創元社の名編集者にして元社長)、綾辻行人(館の人。小野不由美の配偶者)、北村薫(日常の謎の人)というこれ以上は望めない(もしも可能なら天国から講談社の編集者だった宇山日出臣を連れてくるしかない)メンバーのエッセイと、この火村シリーズ1作目のプロトタイプ版まで載っているのだ。

学生時代に書かれたこの作品を読んでから、プロになってからの本編を読むのも一興。にしても、再読なのにストーリーをほとんど忘れていたのには我ながらあきれた。有栖川作品を最初から全部読み直しても大丈夫じゃないかおれは。

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「ナナメの夕暮れ」若林正恭著 文藝春秋

2020-09-15 | 本と雑誌

“正論が持て囃されている。

多様化された世の中では自分の中の正解に自信が持てなくなる。なんとなく正しいことを言ってそうな、有名人のコメント、Twitterのアカウント、誰かの正論に飛びついて楽をする。自分の中の正解と誰かの正論は根本的に質が違う。”

“なぜ相談もされていないのに、「野心や欲望が無いとダメ」と他人に言いたくなってしまう人がいるのだろうか。

自分の生き方に自信が有り過ぎるのだろうか?

それとも、無さ過ぎるのであろうか?”

うおおおお、なんという冷静さ。確かにオードリーの絡みを見ていて、尋常な才能ではないんじゃないかと(ちょっと)思わせてくれる若林だが、内面にこんな屈託や邪悪さや知性を抱えていたとは。しかも、だ。

“前作のエッセイで、スターバックスで注文の時に「グランデ」と言えないと書いた。

何か自分が気取っているような気がして、恥ずかしかったのである。

「L」は言えるのだが「グランデ」は言えない。

自意識過剰である。

自意識過剰なことに対して、「誰も見てないよ」と言う人がいるがそんなことは百も承知だ。

誰も見ていないのは知っているけど、自分が見ているのだ、と書いた。”

ここから若林はもうひとつ別の展開まで持っていく。並みの力量ではない。すごい

ベストセラーになったことが素直に納得できる。多くの人が、自分に若林的なものが内在しているに違いないし、もちろんわたしもその一人です。また言わせてもらおう。すごいです若林。にしてもダ・ヴィンチの連載だったのに文藝春秋から単行本が出たとは。ぬかったなー角川。

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「ミステリアス・ジャム・セッション」 人気作家30人インタヴュー」村上貴史著 早川書房

2020-09-15 | ミステリ

ミステリ評論家の村上貴史が、ほぼ二十年近く前にミステリマガジンに連載したインタヴュー集。当時の人気ミステリ作家30人に(ほとんどの作家と酒を飲んだりしつつ)創作の秘密を聞き出している。予想以上にディープで、量もたっぷり。しかもとても面白い。

表紙の画像を見てもらえれば、いかにすごいメンツだったかがわかる。で、ほとんどの人たちが元気じゃないですか。

亡くなったのって北森鴻と打海文三ぐらいか。まあ執筆から遠ざかっている人は何人かいるようだけれど(高野和明は「ジェノサイド」からこっち、何をしているんだろう)。

まあ今ではビッグネームになっているけれども、当時はまだ駆け出しの人を積極的にチョイスしたということか。30代とか40代が中心なわけで、だからみんな離職して作家になることに悩んだりしていたのだ。わかるなあ。

駆け出しの代表格のような伊坂幸太郎が、なにしろ案山子がしゃべる「オーデュボンの祈り」でデビューしたときに、設定が設定だけに一発屋で終わるだろうと思われ、その反発から書いたのが「陽気なギャングが地球を回す」だったというエピソードなど、リアルタイムでなければ聞けない話。そんな彼が、いまや押しも押されもせぬベストセラー作家になっているのだから痛快。

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