今朝、カブトエビ飼育セットの中を注意して覗いてみると、約1mmほどの白いものが1匹うごめいているのを発見。注意書きには、卵の投入後1~3日で孵化と書いてある。そろそろだろうと思っていたが、こうとも書いてある。ミジンコやホウネンエビが孵化することもある・・・。小さすぎてよく判らないが、たぶんカブトエビが孵化したのだと思いたい。
宮城県の水田でカブトエビが100万匹の大発生というニュースが巷を賑わせている。カブトエビという名前は久しく聞かなかったが、30年くらい前は東京の江戸川区の水田にもいて、捕まえた記憶がある。懐かしく思っていたところ、近くのDIYで子供の教材として飼育キットが販売されているのを昨日知った。そのことを子供に話すと欲しいと言う・・・。今日、買ってしまった。さあ、飼育の始まりである。上手くいくだろうか?
昨晩、NHKでオオサンショウウオを取り上げたテレビ番組を見た。舞台は広島県であるが、すばらしい里山環境が残されている。そこに流れる清流にオオサンショウウオが生息している。その知られざる生態をすばらしいカメラワークで知ることができ、たいへん感動した。彼らは1mにもなり、寿命は100年だそうである。しかし環境破壊、特に川の護岸や堰といった工事により激減しているのも事実である。テレビに映し出される里山は、ホタルが住む環境と同じである。おそらく、ホタルもたくさん生息しているだろう。オオサンショウウオは、北アメリカと中国、そして日本の中国山地にしか生息していない生きた化石である。その彼らが安心して暮らせる環境をいつまでも残さなければならないと痛切に感じた。
夜21時に帰宅すると、家の前のコンクリート道路の上にアズマヒキガエルが1匹たたずんでいた。彼らは、地温が6℃を越えると冬眠から醒め、湿度が高いとうろうろと歩き出すらしい。池など全くない住宅地でも昔からこの時期になると、あちこちを歩き回っている。「そこにいたら車にひかれるぞ」と声をかけたが、じっとしている。近くの草むらに連れて行ってやった。いよいよ春の到来である。