「斎」を「とき」と読み「お斎」は「おとき」
仏事の時の食事。肉魚(生き物)を使わない精進料理が基本です。
その昔、仏弟子は斎時(さいじ・正午)までに食事をし、それを過ぎると非時(ひじ)食として禁じられていた。この非時に対し、正しい時の食事という意味から、斎を「とき」と読むようになったらしい。
斎の前の食事を「点心」、昼を「斎」、昼以降の食事を「非時」という。
さて、その「お斎」ですが、お寺の大きな行事の時は、お斎をお出ししています。法専寺では、例年「御正忌報恩講」の最終日のお昼。或いは、6年に1度の巡番報恩講という大法要の時は、5日間毎日100名分。
煮物(厚揚げ、レンコン、ごぼう、昆布、こんにゃく等)、大根のおなます、煮豆、あらめ煮、ご飯、味噌汁
お斎は、仏教婦人会の役員さんを中心にお当番で準備・接待のご奉仕をいただいています。
「忙しい休日に、なぜお寺にただ働きしに行かなくてはならないのか」簡単便利な世情にあって「弁当屋に頼めば簡単だろう」と思われる方、ご不満もあるかと思います。
でも、だからこそ、お寺では「お金にならない奉仕の尊さ」をご理解いただき、イヤイヤながらでもお寺に足を踏み入れて、仏さまに手を合わせるひとときを持っていただくために、手間隙かかるお斎作りを続けていきたいと思います。
私にしても、皆さんお忙しい中に「当番ですから」とお寺に呼びつけるのは、申し訳なく、胃が痛くなる思いでご依頼しています。
幸い法専寺のご門徒さんは、気持ちよくご奉仕に協力していただき、有難いことです。若い方の中には、「精進料理の勉強になった」と楽しげに言ってくださる方もあり、うれしくホッとします。 ご年配のプロの主婦が作られる煮物の味は伝承したい
現在は女性がお斎当番・・ってことになっていますが、次世代には、男性もお斎当番で精進料理作りに腕をふるっていただくことになるかもしれません。
仏事の時の食事。肉魚(生き物)を使わない精進料理が基本です。
その昔、仏弟子は斎時(さいじ・正午)までに食事をし、それを過ぎると非時(ひじ)食として禁じられていた。この非時に対し、正しい時の食事という意味から、斎を「とき」と読むようになったらしい。
斎の前の食事を「点心」、昼を「斎」、昼以降の食事を「非時」という。
さて、その「お斎」ですが、お寺の大きな行事の時は、お斎をお出ししています。法専寺では、例年「御正忌報恩講」の最終日のお昼。或いは、6年に1度の巡番報恩講という大法要の時は、5日間毎日100名分。
煮物(厚揚げ、レンコン、ごぼう、昆布、こんにゃく等)、大根のおなます、煮豆、あらめ煮、ご飯、味噌汁
お斎は、仏教婦人会の役員さんを中心にお当番で準備・接待のご奉仕をいただいています。
「忙しい休日に、なぜお寺にただ働きしに行かなくてはならないのか」簡単便利な世情にあって「弁当屋に頼めば簡単だろう」と思われる方、ご不満もあるかと思います。
でも、だからこそ、お寺では「お金にならない奉仕の尊さ」をご理解いただき、イヤイヤながらでもお寺に足を踏み入れて、仏さまに手を合わせるひとときを持っていただくために、手間隙かかるお斎作りを続けていきたいと思います。
私にしても、皆さんお忙しい中に「当番ですから」とお寺に呼びつけるのは、申し訳なく、胃が痛くなる思いでご依頼しています。
幸い法専寺のご門徒さんは、気持ちよくご奉仕に協力していただき、有難いことです。若い方の中には、「精進料理の勉強になった」と楽しげに言ってくださる方もあり、うれしくホッとします。 ご年配のプロの主婦が作られる煮物の味は伝承したい
現在は女性がお斎当番・・ってことになっていますが、次世代には、男性もお斎当番で精進料理作りに腕をふるっていただくことになるかもしれません。