お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

よくわからない仏教語 その1

2006年11月24日 | 仏教
 仏教の専門用語って難しい  しかも、お寺に生まれ育った方はその言葉を常識語として使っておられるから、若い頃の私みたいに仏教に疎い者にとって、チンプンカンプン。

 お寺の法座でお客僧さんとしてお招きし、ご法話いただくのは「布教使」さんです。僧侶の中でも学問深め、難しい試験に合格されて資格を得られた布教のプロ。
 
 布教使さんは、聖教(真宗で言えば親鸞聖人の書かれたもの)にそってお話されますから、時々専門用語やお経、聖教の一節をペラペラ言われて、初心者には外国語に聞こえます。それでよくわかるご門徒は、よほどの仏教通。

 わかる方は、大好きな仏教のお話だから、自ら進んで法話を聞きに行きたくなる。一方、初心者は、難しくてさっぱりわからない、楽しくないから、お寺の法話を聞きたくない。

 ってことで、仏教初心者の方に仏教語を少しご紹介いたします。法話を聞くための基礎知識です。きょうは、まず、「合掌」について。

 「合掌」(がっしょう) 両手を合わせること。仏教では右手が仏の世界、左手が私の世界に例えて、その両手を合わせるところに人間の理想の姿、真実を見る

 亡くなった人に対して、「かわいそうに」とか「迷ってたたらないよう、成仏して下さい」と願うために合掌する・・と誤解している人が多いと思いますが、本当は意味が違います。
 「私が仏さまと心を合わせる」のが合掌、礼拝(らいはい)なんです。 
コメント (4)
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