お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

クリスマスもいいけれど・・・

2006年11月22日 | 仏教
 そろそろ、町はクリスマスに向けての飾り付けが始まりました。今や「クリスマスをお祝いしないと、日本人じゃない」かのようなマスコミ報道。

 クリスマスが本当は、どういう日なのか知らない子ども達が多いのではないかしら
 ただのお祭りイベントと誤解している子ども達。
 クリスマスとは、ツリーの飾り付けをして、サンタさんからプレゼントもらって、家族でごちそう、ケーキを食べて、意味はわからないけど「メリークリスマス!」と言う日と思っている・・・  

 若者にとっては、ロマンチックなデートをする日という誤解。キリスト教の教えから遠く離れて、欲望丸出しの日。
 
 イエス・キリストの生誕を祝う日ってこと、どのくらいの日本人が意識しているのだろう・・・

 我が家は寺なので、当然クリスマスはなし 子どもが小さい頃はおいしそうなケーキが並ぶ季節なので、クリスマスは「ケーキを食べる日」でした。
 子どもから「どうして、ウチはプレゼントがないの」と、つっこまれ、「ウチは親鸞さんのお誕生日(5月21日)をお祝いするから、その時に降誕会プレゼントをあげるよ」と誤魔化し、結局、特別何も買ってやらなかったような・・・


 それにしても、お釈迦様の誕生日って悲しいくらいマイナーです。4月8日の花祭り(お釈迦様の誕生日)を知っている子どもは、どのくらいいるのでしょう。
 
 花祭りには、クリスマスのような夢ある登場人物(サンタクロース)や、美しいイルミネーションもないし、お釈迦様の像を花で飾り、甘茶をかけてお祝いするくらいでは、映像的にも地味なのでしょうか。

 商店は「クリスマスセール」で盛り上がっても、「花祭りセール」とか聞いたことない・・・企業の方、何か盛り上がるイベント企画ないでしょうか

 佐賀では最近「花祭り」には、宗派をこえた僧侶と色とりどりの衣装を身につけた稚児さん(仏教寺院経営の幼稚園児)が町をパレードしています。
 仏教頑張れ 
コメント (2)
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