お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

お寺の危機

2014年06月19日 | 仏教
 きょうは、寺族婦人(坊守:ぼうもり・お寺の奥さん)会の総会でした。

 総会の後、1時間ほど法話、
お寺に住まわせていただいている者としての 心構え(あり方) を聞かせていただきました。

 現代、大多数のご門徒が、墓参りには行く(先祖や最愛の故人を大切に想う)が、仏教(自身の生き方・心のありよう)には関心が無い

 人間関係は希薄になり、うわべの豊かさに隠された不安や孤独がある現代人。

 そんな苦悩をかかえている人の受け皿になりえていないのが私たち
 人生を強く明るく生き抜くための よりどころ となる教え(仏教)を伝えきれていない のが、私たちお寺をお預かりしている者

 内向き(教団内だけ)で、社会(お寺にご縁のない方々、一般社会)に発信していないのが私たち
 「開かれた教団」になっていない

とのご指摘を受けました。

 「お寺は要らない」という方ばかりになられると、お寺は消えてなくなります。

 でも、最悪、お寺がなくなっても、日本人が世界に誇れる美しい心(それは、現代人が意識してなくとも、仏教による影響が大いにあるのですが)まで、無くなっては、悲しい・・・
 お寺が無くなっても、仏の教えだけは、伝わっていってほしい

 今、お寺をお預かりしている一人として、声を大にして言いたいです。

 仏教って、すばらしいですよ。生きるのが少し楽になりますよ。
 自分の考えに凝り固まって生きるのは危ういですよ。
 仏の教えに素直にうなずいて、
この人生、こころ豊かに、こころ自由に生きてまいりましょう


 お寺は、葬式と墓参りだけに行くところじゃなく、仏法をともに聞いていく所(道場)です。
 お寺(仏法を聞く場)が消えてなくなることないよう、
 どうぞ、お寺を毛嫌いしないで、日常生活にこそ、どんどんご活用くださいませ
 



 



 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする