お寺のオバサンのひとりごと

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不老長寿の社会で

2014年06月27日 | 仏教
 浄土真宗を専門に学ぶ教育機関に「中央仏教学院」(京都市)という学校があります。
 ウチの家族4人は、その通信教育部卒なので、同窓会から「法の友」という同窓会誌が送られてきます。

 先日の「法の友」第57号の巻頭言に、中央仏教学院長のS師の
「不老長寿と浄土真宗の教え」と題した文章がありました。

 医学の進歩と共に、寿命が延びています。
 S師は、以前NHKラジオで、遠くない将来、臓器移植は必要なくなり、人間のほとんどの臓器が人工臓器やIPS細胞などによる再生臓器でまかなえるようになると聞かれたそうです。

 しかし、いくら医学が進歩しても、人間の臓器の中には取り替えがきかないものがあり、
それは眼球生殖器なのだそうです。

 足腰、頭、目も、耳もしっかりされておられる高齢者もおられるけれど・・・
大多数は、そうではない。

 寿命が百歳、百五十歳まで伸びたとしても、記憶力、判断力、運動能力・・・さまざまな機能が低下していく中での生活を強いられるとしてら、そのような長寿を誰が望むでしょうか。
 死ぬべきいのちをいかに不安無く生きるかを教えるのが仏教の基本的考え方です。そして、この命題に答えてくれるのが、浄土真宗の教えです。自分自身のために、その応えを学びを通して問い続けて欲しいと思います。

と、書かれておられます。

 ただいま、中央仏教学院 通信教育生募集中です。

 
 
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