「虹の国のアリス」加納朋子
全体的に心地よい人間関係が感じられる作品。ちょっとした謎を解く話。
「ぶっかけめしの午後」椎名誠
いつもの椎名エッセイだが、9.11テロのあった年のせいかタイトルほどの気持ち
よさはない。
「夏と冬の奏鳴曲」麻耶雄嵩
最後の大反則(と言うしかないだろうな)だが、全編をおおう強い想いのせいで
うっかり許してしまう。
「風の騎士 グインサーガ105」栗本薫
ずーっと妙な既視感があったのだが、ようやく判った。この雰囲気は間違いなく
カイオウを倒した後も無理やり続いた「北斗の拳」。
もちろん主要メンバーの生き残り度合いはグインのほうが高いので、これからも
何とかなることを願ってはいるが。
「月の裏側」恩田陸
同じテーマと言ってよい「盗まれた街」ジャック・フィニィや「人形つかい」
ハインラインとは違った納得感がある。
あくまでも外部の侵略という捉え方をする上記作と違って、「月の裏側」では、
”侵略”だったはずがいつの間にか自分の問題になるのだから、とても怖い。
自分自身を疑うと言うことから連想すると、「文体が静かで透明なP.K.ディック」
なんて感じもする(ディックはグルグルで不透明な文体)。
出張の帰りの夜汽車で読んだのだが、ちょっと怖くなるよねえ、これ。
全体的に心地よい人間関係が感じられる作品。ちょっとした謎を解く話。
「ぶっかけめしの午後」椎名誠
いつもの椎名エッセイだが、9.11テロのあった年のせいかタイトルほどの気持ち
よさはない。
「夏と冬の奏鳴曲」麻耶雄嵩
最後の大反則(と言うしかないだろうな)だが、全編をおおう強い想いのせいで
うっかり許してしまう。
「風の騎士 グインサーガ105」栗本薫
ずーっと妙な既視感があったのだが、ようやく判った。この雰囲気は間違いなく
カイオウを倒した後も無理やり続いた「北斗の拳」。
もちろん主要メンバーの生き残り度合いはグインのほうが高いので、これからも
何とかなることを願ってはいるが。
「月の裏側」恩田陸
同じテーマと言ってよい「盗まれた街」ジャック・フィニィや「人形つかい」
ハインラインとは違った納得感がある。
あくまでも外部の侵略という捉え方をする上記作と違って、「月の裏側」では、
”侵略”だったはずがいつの間にか自分の問題になるのだから、とても怖い。
自分自身を疑うと言うことから連想すると、「文体が静かで透明なP.K.ディック」
なんて感じもする(ディックはグルグルで不透明な文体)。
出張の帰りの夜汽車で読んだのだが、ちょっと怖くなるよねえ、これ。