2日目。
研修が金曜日だったので、自費でもう一泊して遊ぶことにした。勝どきにホテルを取ったのだが、勝どきといえば日本で最も高い(かもしれない)立ち飲み「K」に一度入ってみたいと思っていた。
金曜日で人出は多いが、店内はまだ7割程度の入りで、無事カウンター奥に場所を確保できた。事前に調査しており知ってはいたのだが、メニューが凄い。
値段は1800円と1500円と800円の三段階。季節の品名が黒板に書かれている。12年前に一度だけ食べたことのある(その時は煮物)アラの刺身とハイボールを注文。
早速登場したアラは透き通るような身で、新鮮さが感じられる。やや厚めに切られた刺身は、歯ざわり・味わいが共に素晴らしく、私の大好きなフグや平目を越えるかも知れない。北海道人には、ソイ刺身のさらに一段次元の高いものと表現した方が分かりやすいかも知れないと思った。
次はボリューム感と濃厚さを求めて牛すじ煮込み。串に刺さった大ぶりのすじが2本、これは食べ出がありそうだ。肉の部分は柔らかく味がしみ、すじの部分は程よい歯ごたえが残り、これまた旨い。
値段が値段だけに平凡な味ではないだろうと思っていたが、札幌にあれば時々良いものを食べに行く店として重宝するだろうなあ。常連と一見客への対応に差が無い、さらりと感じの良い接客もさすがだ。
店を出て、しばらく散策。どこに行ったものか中々良い店が見つからない。結局、何度も前を通り過ぎた、立ち飲み「D」へ。
ずっとカウンター満席だったのが、やっと隙間が開いたようである。寒くなってきたので燗酒を注文。何がお勧めなのか良く分からないながら、青柳刺身を注文。
すると、隣の常連らしきオジサンが「お、青柳あるのか。じゃあ俺も」と言ったので、正解だったかもしれない。すぐに出てきた青柳は新鮮なせいか歯ざわりが良く、爽やかな香がする。後で聞くと、殆ど原価に近い値段でだしており、商売としては合わないとのこと。
やっと落ち着いて周囲に目が行くようになった所、鉄火巻きを何人かが頼んでいるようである。常連さんも「この店は下手な寿司屋超えるよね」などと言っている。飲み物をハイボールに切り替え、そろそろ私もご飯ものが食べたくなってきた。鉄火、サバ、小肌の巻物があるのだが、ここは江戸の味をということで小肌巻きを頼んだ。これがまた大正解。しめ具合が浅めの小肌は透明感があり、確実に新鮮で良いものだろう。巻物の中にあっても存在感を失わず、それでいて巻物としての完成度が高い。
ちょっと怖そうなパンチパーマの店主(実は優しい)、人懐っこい顔のおかあさん、さりげない気配りでタイミングよく話しかけてくれる常連さんと、店はボロいが(ゴメン)全てがパーフェクトな店であった。今日は2店とも名店で、また来たいなあ。
研修が金曜日だったので、自費でもう一泊して遊ぶことにした。勝どきにホテルを取ったのだが、勝どきといえば日本で最も高い(かもしれない)立ち飲み「K」に一度入ってみたいと思っていた。
金曜日で人出は多いが、店内はまだ7割程度の入りで、無事カウンター奥に場所を確保できた。事前に調査しており知ってはいたのだが、メニューが凄い。
値段は1800円と1500円と800円の三段階。季節の品名が黒板に書かれている。12年前に一度だけ食べたことのある(その時は煮物)アラの刺身とハイボールを注文。
早速登場したアラは透き通るような身で、新鮮さが感じられる。やや厚めに切られた刺身は、歯ざわり・味わいが共に素晴らしく、私の大好きなフグや平目を越えるかも知れない。北海道人には、ソイ刺身のさらに一段次元の高いものと表現した方が分かりやすいかも知れないと思った。
次はボリューム感と濃厚さを求めて牛すじ煮込み。串に刺さった大ぶりのすじが2本、これは食べ出がありそうだ。肉の部分は柔らかく味がしみ、すじの部分は程よい歯ごたえが残り、これまた旨い。
値段が値段だけに平凡な味ではないだろうと思っていたが、札幌にあれば時々良いものを食べに行く店として重宝するだろうなあ。常連と一見客への対応に差が無い、さらりと感じの良い接客もさすがだ。
店を出て、しばらく散策。どこに行ったものか中々良い店が見つからない。結局、何度も前を通り過ぎた、立ち飲み「D」へ。
ずっとカウンター満席だったのが、やっと隙間が開いたようである。寒くなってきたので燗酒を注文。何がお勧めなのか良く分からないながら、青柳刺身を注文。
すると、隣の常連らしきオジサンが「お、青柳あるのか。じゃあ俺も」と言ったので、正解だったかもしれない。すぐに出てきた青柳は新鮮なせいか歯ざわりが良く、爽やかな香がする。後で聞くと、殆ど原価に近い値段でだしており、商売としては合わないとのこと。
やっと落ち着いて周囲に目が行くようになった所、鉄火巻きを何人かが頼んでいるようである。常連さんも「この店は下手な寿司屋超えるよね」などと言っている。飲み物をハイボールに切り替え、そろそろ私もご飯ものが食べたくなってきた。鉄火、サバ、小肌の巻物があるのだが、ここは江戸の味をということで小肌巻きを頼んだ。これがまた大正解。しめ具合が浅めの小肌は透明感があり、確実に新鮮で良いものだろう。巻物の中にあっても存在感を失わず、それでいて巻物としての完成度が高い。
ちょっと怖そうなパンチパーマの店主(実は優しい)、人懐っこい顔のおかあさん、さりげない気配りでタイミングよく話しかけてくれる常連さんと、店はボロいが(ゴメン)全てがパーフェクトな店であった。今日は2店とも名店で、また来たいなあ。