散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20060504最近読んだ本

2006年05月04日 13時32分08秒 | 読書
「クレオパトラの葬送」田中芳樹
悪玉退治ストーリーが痛快。

「君の名残を 上下」朝倉卓弥
戦国自衛隊を初めとして良くあるテーマだが、かなり面白く感じた。
余談ではあるが、私が思いついた言葉に「高校時代に出会った作品が最高傑作」というのがある。私の経験では本も音楽もそうである。まあ、感受性豊かな(精神が不安定な)頃に初めて出会うものが輝いて見えるのは当然だろう。

「ジャンキー・ジャンクション」谷甲州
文章上手い。直木賞とってもおかしくないと思う。幻想山岳モノ。

「グランギニョール城」芦辺拓
二つのストーリーを上手く統合する技術を見せた。トリックに少々無理を感じるが。

「噂」荻原浩
オビに「ラスト1行の驚き」と言ったことが書いてあったが、最初は気づかず、解説を読んでから戻ってビックリ。とりあえず驚く。話に賛成するわけではないが(どこかあざとい)。

「風水先生」荒俣宏
風水の非科学的面に賛成するわけには行かないが、いろいろな経験・知識が蓄積された知識体系であることは間違いないと思う(再読)。

以下、図書館の3冊。
「東京バスの旅」中島るみ子、畑中三応子
たまに行くことが出きる人間からすれば贅沢な旅だ。住む日が来たらやってみよう。その時までどれだけのバス路線が残っているだろうか。

「池田満寿夫絵画を語る」池田満寿夫
ヘンリーミラーとの交遊話は生々しく面白い。

「またたびふたたび東京ぶらり旅」室町澄子
オーソドックスな街歩き。