突然であるが、5/27室蘭の老舗「H」ビアホール(ビヤホールなのか? どっちだ?)が閉店になった。実は私、4年前にこの店に行った事があるので、思い出話を書きたい。以下、当時の記録である。
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2002/4/20
7時40分琴似駅を出発。またもや普通列車の旅,目的地は室蘭である。普段乗る快速エアポートなどとは違い、車内はいたって暢気なムードだ。1車両に2~3人程しか乗っておらず、年配の女性が編み物をしている。9時に苫小牧に着き、市内散策。以前知人に案内してもらった飲み屋街も通るが、午前中の飲み屋街は寂しい。
1時間ほどで駅に戻る。小腹がすいてきたので、名物「ホッキめし」弁当を購入。東室蘭行きの普通列車に乗り込む。炊き込みご飯の上に、2枚ホッキがのっており、予想通りのいい歯ごたえだ。硬くなく、かつサクッとした適度な歯ごたえもある。ご飯にはホッキの貝柱が入っているのもよい。後は漬物など。潔い単品勝負である。まあ、値段が890円という所に少々疑問を感じないこともない。コンビニ弁当と駅弁を比較するのもどうかと思うのだが、値段が倍と思うとなあ…。しかしうまいことはうまい。
東室蘭で室蘭行きの電車に乗り換える。年配の男性と向かい合わせになり,話し掛けられる。子供の話をしてくれるのだが,「1男5女、孫16人」とはなかなか。「室蘭に住んでるのか?」「室蘭に親戚がいるの?」と室蘭に行く目的を聞かれるが、説明に困る。
室蘭に着く。小学校5年生の見学旅行以来の室蘭だ。もちろん当時の記憶は,ほぼない。商店街を見て回るうち,いつしか測量山の方に来たので、ここはひとつ上ってみるかと思ったが、山道で道に迷いたどり着けない(山の小さな畑で行き止まりにあう)。
諦めて山を下り、再び商店街へ。室蘭の商店街は、大阪風串揚げの店、牛鍋の店など飲めそうな店が多く、誘惑される。その中で何とも古めかしい造りの「H」ビアホールという店へ。
年配の女性2人でやっているようで、客も3人の年配の人のみだ。早速ビールと昼食向けにチャーハンを頼む。ビールとおまけの塩豆を食べていると、チャーハンを作る音もせずにチャーハンが届く。えらい黒い色彩で、そば飯のようだが、この米の歯ごたえは冷凍食品では…。非常にしょっぱいチャーハンはビールには合うが、ちょっと騙された感があるなあ。この店構えならば,家庭風の素朴なチャーハンを出してくれれば充分なのだが。
室蘭の町は実に絶妙な寂れ具合であった。寂れているのだが,それなりに見所もある。最後にフェリーターミナルで遠くに白鳥大橋を眺める。14時ころ,室蘭を出発して東室蘭へ。最近は東室蘭に繁華街が移りつつあるとも聞くが、見所は少なかった。(しかし、郊外型の店が集まっているところがあり、人出は多い)
東室蘭を発ち、苫小牧で乗換えをして、最後に千歳へ。
(以下、略)
***
当時、私が「冷凍食品では…」と思ってしまったチャーハン(とポークチャップ)が名物で、ご飯と具と醤油を混ぜて寝かせてから作るという変わった手法を取っているらしいのだ(道新記事より)。ははは、判らないものだなあ。ビールに塩豆のおつまみがついてくるのは、良いものだと思った。
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2002/4/20
7時40分琴似駅を出発。またもや普通列車の旅,目的地は室蘭である。普段乗る快速エアポートなどとは違い、車内はいたって暢気なムードだ。1車両に2~3人程しか乗っておらず、年配の女性が編み物をしている。9時に苫小牧に着き、市内散策。以前知人に案内してもらった飲み屋街も通るが、午前中の飲み屋街は寂しい。
1時間ほどで駅に戻る。小腹がすいてきたので、名物「ホッキめし」弁当を購入。東室蘭行きの普通列車に乗り込む。炊き込みご飯の上に、2枚ホッキがのっており、予想通りのいい歯ごたえだ。硬くなく、かつサクッとした適度な歯ごたえもある。ご飯にはホッキの貝柱が入っているのもよい。後は漬物など。潔い単品勝負である。まあ、値段が890円という所に少々疑問を感じないこともない。コンビニ弁当と駅弁を比較するのもどうかと思うのだが、値段が倍と思うとなあ…。しかしうまいことはうまい。
東室蘭で室蘭行きの電車に乗り換える。年配の男性と向かい合わせになり,話し掛けられる。子供の話をしてくれるのだが,「1男5女、孫16人」とはなかなか。「室蘭に住んでるのか?」「室蘭に親戚がいるの?」と室蘭に行く目的を聞かれるが、説明に困る。
室蘭に着く。小学校5年生の見学旅行以来の室蘭だ。もちろん当時の記憶は,ほぼない。商店街を見て回るうち,いつしか測量山の方に来たので、ここはひとつ上ってみるかと思ったが、山道で道に迷いたどり着けない(山の小さな畑で行き止まりにあう)。
諦めて山を下り、再び商店街へ。室蘭の商店街は、大阪風串揚げの店、牛鍋の店など飲めそうな店が多く、誘惑される。その中で何とも古めかしい造りの「H」ビアホールという店へ。
年配の女性2人でやっているようで、客も3人の年配の人のみだ。早速ビールと昼食向けにチャーハンを頼む。ビールとおまけの塩豆を食べていると、チャーハンを作る音もせずにチャーハンが届く。えらい黒い色彩で、そば飯のようだが、この米の歯ごたえは冷凍食品では…。非常にしょっぱいチャーハンはビールには合うが、ちょっと騙された感があるなあ。この店構えならば,家庭風の素朴なチャーハンを出してくれれば充分なのだが。
室蘭の町は実に絶妙な寂れ具合であった。寂れているのだが,それなりに見所もある。最後にフェリーターミナルで遠くに白鳥大橋を眺める。14時ころ,室蘭を出発して東室蘭へ。最近は東室蘭に繁華街が移りつつあるとも聞くが、見所は少なかった。(しかし、郊外型の店が集まっているところがあり、人出は多い)
東室蘭を発ち、苫小牧で乗換えをして、最後に千歳へ。
(以下、略)
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当時、私が「冷凍食品では…」と思ってしまったチャーハン(とポークチャップ)が名物で、ご飯と具と醤油を混ぜて寝かせてから作るという変わった手法を取っているらしいのだ(道新記事より)。ははは、判らないものだなあ。ビールに塩豆のおつまみがついてくるのは、良いものだと思った。