今日は天気も良く、まず北海道立近代美術館へ。もう一度、伊藤隆道展を見ておこうと思ったのだが、今日はパフォーマンス&コンサート(正式タイトル不明)があるらしい。幸い開演の30分ほど前について一番前の列に席を取ることができたが、最終的には150~200人は居たであろうか、満員御礼となった。
内容は最終室の「上昇・下降」を伊藤氏がマニュアルで操作し、それに合わせてフルート、三味線、琴が合奏するものである。まず、伊藤氏に学芸員の方がミニインタビュー。
学「どんな経緯でこういう作品を作られるようになったのですか」
伊「芸大時代に課題を作っていた時、アメリカのグラフィックデザイナー氏(名前聞き取れず)からぜひ君の作品を購入したいと言われ、米ドルで支払われそうになったので面倒でプレゼントした。すると彼が本国から美術書を5冊送ってくれ、その中にカルダーの本が入っていた。当時はカルダーも知らず(19歳)、教授に聞きに言ったが、すっかりモビールに興味を持ち、それ以来「動きと光」をテーマにやっている」
学「卒業後はどのような」
伊「縁があって、資生堂のショウウィンドーのディスプレーを10年ほどやらせてもらえた。動く作品を作ると、注目された」
学「動きはなにか具体的なものをイメージしているのか」
伊「具体イメージではなく、北海道に育った原体験からイメージした現象や空間性というものを表現している」
という感じであった(学芸員さんの質問が幼稚に見えるが、ちゃんと聞いていない私のせいである)。
演奏をする3人は今年の3月に東京芸大を卒業したメンバー。曲調を文章で表現するのは非常に難しいが、フルートが入っている点、中央アジアの音階を使っている点など、いわゆる邦楽からは離れた感じで、私にはインド音楽の影響を受けたプログレにも聞こえた。その間、「上昇・下降」は青主体→赤主体→全色使用と色や動きのテンポを変えて動いていた。
(通常はコンピュータプログラムで8分の動きが組まれているそうである)
短いコンサートであったが(実演15分弱)、観客の方もかなり満足していたようであった。