散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ウニ

2006年05月26日 20時50分59秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日はそこそこの時間に帰宅。帰りがけに琴似の居酒屋「D」へ。それ程暑くない日であったがコップ大のビールをもらい、クッと飲み干す。通しは大根とさつま揚げのマヨネーズあえ。

最初に酒(根知男山白吟)としめ鯖を頼んだ。非常にしめ鯖の好きな私であるが、今日も絶品。あっさり締めた酢の味と、鯖本体のとろけるような脂のバランスが良い。やはりこれには酒を合わせるしかないだろう。

この店は定番メニューに加えて、いつも十数種の「その日メニュー」が出ており、それだけでも迷って注文に困るような店なのである。今日も迷いつつ、うに団子と鳥チャーシューを注文。

いったいどんなものが出てくるのか全くイメージの無かったウニ団子であるが、大き目の器にゴロゴロと団子状の物が到着した。マスター曰く「すり身1kgにウニ600gを混ぜた捨て身料理です」とのこと。あとでママに聞いたところ、東京から来る予定だった予約客が来れなくなり、ヤケッパチで作った品らしい。酒を飲みつつ食べると、オレンジ色に染まった団子のウニ味が濃い。ウニは非常に美味しいものだが、そればかりを食べると食傷する気もする。すり身に混ぜて食べるこの品は、ウニを大量に食べるにはもってこいの料理である(少々贅沢すぎか? 値段は決して高くない)。

続いてきた鳥チャーシューは全く違う傾向の味。皮付きの鳥をあぶり、コッテリしたタレで煮込んだものだが、鳥皮の濃厚でとろけるような、それでいて皮の臭みが無い味はさすがだ。酒は味わいのしっかりした東一純米吟醸(精米49%)。口全体に広がる酸味の強さがこのつまみにピッタリである。

最後に、磯自慢県内酒と焼タラコ。私は皮目をわずかにあぶったタラコの方が、香ばしさと歯ごたえが加わっていて好きだ。今日も言うことない酒と肴で週末を締めくくることが出来た。

明日も天気が良いといいなあ。