散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

会社を休んで2

2006年10月19日 23時48分30秒 | 飲み歩き・琴似界隈
会社を休んだ勢いのまま、二十四軒のビストロ「PE」で夕食。クレマン・ダルザス・ブランドノワール(スパークリングワイン)で口を切ると、アミューズに鮭とジャガイモのリエット・クレープ包み・ネギソースが登場した。緑のネギソースの風味がとてもよい。

私の注文した一品目は肉のパテである。皿にはピクルスと、「ちょっとお試し下さい」というホエー豚のハムが付いている。パテの肉っぽさを堪能しつつ、ホエー豚の脂身も融けるようで肉の部分とのからみが良い(ワインは白)。

続いて、またもやちょっと味見に出してもらった栗のニョッキ。栗が丸々2個にチーズ風味のソースがかかっていて、「ニョッキはどこ?」と思ったら、その栗に見えるものがニョッキなのであった。食べて、ちょっと驚き。

メインは「秋野菜とソイのアクアパッツア」。私は、父親が昔釣りをしていたせいで、ソイにはとてもうるさいのであるが、これまた驚いた。このソイ、根本的に違うんじゃないの??? 訊くと市場では普通のソイ(30cmくらい)らしいが、身の厚さ(焼いて、半身で3センチはある)、歯ごたえと身の味がただ者ではない。



また、底のソース(というか出し汁というか)が明らかに美味しそうなので、慌ててパンを注文。パンに吸わせてソースも全て食べる。野菜はインゲン、トマト、ゴボウ、青梗菜、エリンギ、エノキ、トマト、まいたけ、ナス。

赤ワインを飲んでいたのだが(赤白逆だって? …大きなお世話である)、最後にとても好きなグラッパ(60度)を注文。ディジェスティフをやりながら、もって来た本をのんびりと読む。

2軒目は近くのバーに行こうと思っていたところ、休みらしい。急遽、一人カラオケへ。一人だと歯止めがきかず、アニメ→懐かし曲→洋楽→八神純子→「他の人が歌っているのを聞いたことがない限定」サザン→ゴダイゴ→アニメという流れになった。

アニメ曲から。「ああ! 沖田艦長が死んでしまった(生き返るけど)」


私はもはや最近の曲を歌おうという気はあまりないのだが、出張に行く飛行機の中で聞いた曲を憶えて、あわよくばということもある。その中で、昨年末頃、曲を憶えたはいいが、タイトルを思い出せないためそのままになっていたものがある(全く、老人力がついて困ってしまう)。

今日は一人なので、しげしげと歌集を見ていたら思い出した。とても恥ずかしいけれども、ここで公表すると倖田來未の「you」という曲なのであった。早速、歌ってみようとすると、非常に難易度の高い曲で、歌いこなすのが難しいのであるが、それはさておき、歌詞とご本人の出ているビデオクリップに号泣(そこまで行かんか)なのである。なぜかとても私にとっては来る曲なのであった。


会社を休んで

2006年10月19日 16時06分36秒 | ART
先週末、いろいろとあったので、うっかり今日は休んでしまった(予定通りだが)。昼過ぎからぶらぶらと歩いて三岸好太郎美術館「モダン建築の夢」展へ。建築にあまり興味のない私には困ってしまう展覧会だったが、カンディンスキー、クレーの小品があった。それから三岸作品の「デザイン」「街」は初見のような気がする。



続いて、近代美術館「北海道立体表現展’06」へ。



普段より仕切りのない展示室は開放感がある。以下、感想を幾つか(書かなかったものも、興味がないわけではない。最近、個展で見たりしたせいもある)。

阿地信美智「使いものにならない領域(弐)」:(このタイトル)だからこそ楽しいと言いたいね。
伊藤隆弘「存在の考察2006」:巨大岩を鋭くカットした断面が気になる。
菅原尚俊「白い門」:岩に波紋のような模様。
野又圭司「貧者のメリーゴーランド」:回す取っ手が付いており、回してえ!
原田ミドー「粗野で考えなしな男達と…」:すいません、タイトル省略です。作者の意図とは違うと思うが、「Victory」という否定しがたいシンボルの前で、ひれ伏す人たち。
藤井忠行「流体2006」うねるようにえぐられた、真っ二つの木材。
渡辺行夫「織り成す御輿」:飴のように曲がって組まれた岩。

一個一個が存在感のある作品であった。

夕張市美術館

2006年10月19日 09時01分36秒 | ART
本日の新聞を見ると、夕張市美術館が閉館の方向だそうだ。以前、市立図書館との合体で存続しそうであったが、市の経費削減がすすまず、年間収入20万円(!)の美術館の存続はできないということらしい。

夕張市美術館の常設展入場料は100円だったので、年間2000人程度しか来場しないということか…。しかし、それって前から分かっていたはずだろうに。結局、血迷うとこういうところから経費を削りだすということか。

私の「夕張の旅」