散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20070523最近読んだ本

2007年05月23日 08時08分39秒 | 読書
読んではいたが、書く暇が無かった。

帯広に行った時の4冊
「水の迷宮」石持浅海
水族館を舞台に謎の脅迫事件。結果として脱法行為が気になる私は小市民である。それから登場人物が全員妙に頭が良すぎるし。

「名探偵 木更津悠也」麻耶雄嵩
このタイトルにして、実はワトソン役を務める男に注目。

「痙攣的」鳥飼否宇
推理小説というか何と言うか。伝説のバンドにまつわる不思議な謎。最後を除いては面白かった。

「まひるの月を追いかけて」恩田陸
異母兄が失踪したのを追いかける旅のはずが・・・。ストーリーに載せられ振り回されること間違いなし。そしてこんな最終地点に至るとは・・・。主人公が女性だけに、女性読者は納得行くの?

※帯広で十勝ブランデー原酒1982年を購入したが、強力なアルコール度数だけではなく、とても美味しかった。180mlで2000円もするのだが。

京都に行った時の4冊。
「創竜伝13」田中芳樹
小早川奈津子怪走の一幕。

「葉桜の季節に君を想うということ」歌野晶午
確か「このミステリがすごい」第一位だったっけ? そんなことはともかく、一読後、すぐにもう一度読みたくなる傑作。気持ちよく騙された。

「東寺の謎」三浦俊良
東寺の売店で購入。面白かった。

「新 夢十夜」芦原すなお
人の夢ほど興味の持てないものはないが、そこを上手く小説として成り立たせている作品。

「雷神基地 ペリーローダン335」フランシス、ダールトン

「ローカル線各駅下車の旅」松尾定行
”鉄”の中でもなるべく各駅で降りようじゃないかという派閥の作者。私も”鉄”ではないので、同感。日高線で様似に行く話があり、やはり行かなくては。

「ST黒の調査ファイル」今野敏
無口な黒崎がついに主人公となる作品。警察内でもわからずやの悪役が出てきて、やはりこうでなくては。

「ショートショートの広場19」阿刀田高編
わりとつまらない作品が無かった今回。しかし「三方一両損」の逆を行く話は、星新一のエッセイになかったか? 少なくともどこかで前例があるぞ。

「ジュリエットの悲鳴」有栖川有栖
2大シリーズ探偵が人気の作者ではあるが、それが登場しなくても何となく推理小説愛を感じるので楽しく読める(再読)。

「謎解き洛中洛外図」黒田日出男
通称「上杉本」をいつ誰が作成し、誰が贈ったのか(一般的には信長)の謎を解く。詳しくないので、この本の説の妥当性は不明。

「暗い宿」有栖川有栖
旅館やホテルに泊まるシチュエーションで事件が発生。どことなく紀行モノの楽しさがある(再読)。