年末の気配が多少してきたが、札幌の積雪はほぼゼロ。歩きやすい。本日は、市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→ユリイカ→アートスペース201→さいとう→三越→NHK→道新プラザ→時計台→道新→たぴお→大同→フジフィルムフォトサロン→東急→紀伊国屋→コンチネンタルの16箇所。
■札幌市写真ライブラリー「札幌学院大学総合芸術研究会写真部学外展」。筆記用具を忘れたため作者の名前を失念した。江別市大麻の写真が面白かった。私は時々江別駅、野幌には行くが大麻に行ったことがない。寂れっぷり(住人の方すみません)を見てみたい。
■アートスペース201「中村友三作品展」。木のボードを彫刻刀か何かで削り、彩色した作品。削り跡のリズミカルさが面白い。色彩の雰囲気も素敵だ。
■さいとう「三猿展」。三者三様。柚原一仁の作品は不定形な抽象版画で色が好き。松本直也の作品はコミックタッチでパンチがある。私の好みとしては一点だけ静かな「FOG」がよかった。犬養康太の「お父さんがいる家といない家」、タイトルから想像するように、いる家といない家がはっきり区別されている訳ではない。どちらかというと、いようがいまいが世の中はこともなしという感じか。
「IZUMIKU展」。染色作品に興味がもてない私だが(特にパターンを繰り返すものに興味がもてない)、三上いずみの「夜鳴鳥の夜」には、そこを訪問してみたくなる世界観がある。舘内美久の作品はファンシーな感じ(苦手だ)もするのだが、「雨森」「あめふらしの森」などウェットな世界がしっかりと感じられる。
■NHK「風景写真とボトルシップ・風景画展」。ボトルシップのシップよりボトルが気になるのは私だけだろうか。クラシック建物の細密画もあったが、楽しんでやっている雰囲気が伝わってくる。
■道新プラザ「書画の国際展」。小笠原寛友の「カガミ鯛」「遊心(ヘラブナ)」「真鯛」「イシモチ鰈」など、美しく彩色した魚拓風の作品に目を引かれる。
■時計台ギャラリー「第1回北海道現代具象展」。私は小樽でも見てきたのだが、やはり素晴らしい作品が多い。佐久間公憲の「9月」、3人の子どもへの陽のあたり方が微妙に違う所が意味深だ。3階G室の奥がまた面白い。中央に矢元政行の「奇想都市」、両サイドに佐藤武の「雨あがり」。特に宗教的なモチーフではないが、荘厳な感じさえする。
■たぴお「のざわゆきお風刺漫画展」。正直、今日はたぴおに行くのは気が進まなかった。たぴおのオーナーTさんの死を、現実のものだと認識することになるからだ。私は作品を作る人ではないので、あまりTさんとの関わりはない。ギャラリーに行った時に「君は何をやるの」と言われて、「すいません、見るだけです」と(多分)ガッカリさせてしまった事くらいだろうか。
それでも時々ギャラリー巡りの途中ですれ違うと、Tさんは「お若いの、回ってるな」とでもセリフを付けたくなるような雰囲気で、こちらに挨拶をしてくれた。独特の風貌であるから、もう少しお歳なのかと思っていたが、そんな歳ではなかったのだなあ。寂しくなるなあ。
■大同ギャラリー「北海道版画協会作品展」。菅間慧一「ロマネスクの教会-Ⅰ(スペイン)」。確かに教会の建物が存在すると言う実在感にあふれている。「MOSAIC SELL5」「同6」(作者の名前を失念しました)は小さなセル状の版画を1枚の紙に配置したもの。5と6では赤系と青系で色を変えており、また所々細胞が歯抜け状に抜けているのも良い感じだ。宮井保郎「MDX-Ⅰ」。例えるならば霜柱を精密に写したかのような作品。これ好きだなあ。
■東急「世界の版画入札オークション会」。そんなに紹介しても、絶対買わないから。見て判るでしょ。
■コンチネンタルギャラリー「三人展」。齊藤由以奈の「淵」が面白い。何もない大地がいきなり水辺に向けて落ち込んでいる世界。どんな世界なのか非常に気になる。もう少し”淵”への落差が深いほうがよかったような気もするのだが。
■札幌市写真ライブラリー「札幌学院大学総合芸術研究会写真部学外展」。筆記用具を忘れたため作者の名前を失念した。江別市大麻の写真が面白かった。私は時々江別駅、野幌には行くが大麻に行ったことがない。寂れっぷり(住人の方すみません)を見てみたい。
■アートスペース201「中村友三作品展」。木のボードを彫刻刀か何かで削り、彩色した作品。削り跡のリズミカルさが面白い。色彩の雰囲気も素敵だ。
■さいとう「三猿展」。三者三様。柚原一仁の作品は不定形な抽象版画で色が好き。松本直也の作品はコミックタッチでパンチがある。私の好みとしては一点だけ静かな「FOG」がよかった。犬養康太の「お父さんがいる家といない家」、タイトルから想像するように、いる家といない家がはっきり区別されている訳ではない。どちらかというと、いようがいまいが世の中はこともなしという感じか。
「IZUMIKU展」。染色作品に興味がもてない私だが(特にパターンを繰り返すものに興味がもてない)、三上いずみの「夜鳴鳥の夜」には、そこを訪問してみたくなる世界観がある。舘内美久の作品はファンシーな感じ(苦手だ)もするのだが、「雨森」「あめふらしの森」などウェットな世界がしっかりと感じられる。
■NHK「風景写真とボトルシップ・風景画展」。ボトルシップのシップよりボトルが気になるのは私だけだろうか。クラシック建物の細密画もあったが、楽しんでやっている雰囲気が伝わってくる。
■道新プラザ「書画の国際展」。小笠原寛友の「カガミ鯛」「遊心(ヘラブナ)」「真鯛」「イシモチ鰈」など、美しく彩色した魚拓風の作品に目を引かれる。
■時計台ギャラリー「第1回北海道現代具象展」。私は小樽でも見てきたのだが、やはり素晴らしい作品が多い。佐久間公憲の「9月」、3人の子どもへの陽のあたり方が微妙に違う所が意味深だ。3階G室の奥がまた面白い。中央に矢元政行の「奇想都市」、両サイドに佐藤武の「雨あがり」。特に宗教的なモチーフではないが、荘厳な感じさえする。
■たぴお「のざわゆきお風刺漫画展」。正直、今日はたぴおに行くのは気が進まなかった。たぴおのオーナーTさんの死を、現実のものだと認識することになるからだ。私は作品を作る人ではないので、あまりTさんとの関わりはない。ギャラリーに行った時に「君は何をやるの」と言われて、「すいません、見るだけです」と(多分)ガッカリさせてしまった事くらいだろうか。
それでも時々ギャラリー巡りの途中ですれ違うと、Tさんは「お若いの、回ってるな」とでもセリフを付けたくなるような雰囲気で、こちらに挨拶をしてくれた。独特の風貌であるから、もう少しお歳なのかと思っていたが、そんな歳ではなかったのだなあ。寂しくなるなあ。
■大同ギャラリー「北海道版画協会作品展」。菅間慧一「ロマネスクの教会-Ⅰ(スペイン)」。確かに教会の建物が存在すると言う実在感にあふれている。「MOSAIC SELL5」「同6」(作者の名前を失念しました)は小さなセル状の版画を1枚の紙に配置したもの。5と6では赤系と青系で色を変えており、また所々細胞が歯抜け状に抜けているのも良い感じだ。宮井保郎「MDX-Ⅰ」。例えるならば霜柱を精密に写したかのような作品。これ好きだなあ。
■東急「世界の版画入札オークション会」。そんなに紹介しても、絶対買わないから。見て判るでしょ。
■コンチネンタルギャラリー「三人展」。齊藤由以奈の「淵」が面白い。何もない大地がいきなり水辺に向けて落ち込んでいる世界。どんな世界なのか非常に気になる。もう少し”淵”への落差が深いほうがよかったような気もするのだが。