散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

カロリー計算などあったものではない(2)

2007年12月23日 22時28分51秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
ホワイトイルミネーションが光り、クリスマスのために街に出ている人も多いであろう日曜日。ちょっとやさぐれた気分で、札幌駅近くの焼鳥「T」へ。以前一度連れてきてもらい、気になっていた店である。



まずは燗酒とハムカツ、マカロニサラダを注文。何しろマカロニサラダが210円なのである。札幌の飲み屋でこういう平凡なつまみを安く出してくれるところは、なかなかない。



ハムカツには最初醤油と辛子、2枚目からソースで食べる。ちょっと油切れがもう少しのような気がするが…。マカロニサラダにも少々の醤油、これはつまみにピッタリだ。



店内が暑いので、2杯目は黒ビール、さらにチーズをもらおう。昼飯のボリュームが大きかったため、軽いつまみしか食べられないが、返ってそれが良い気がしてくる。以上であっさり1690円、一人で飲むには良い店である。

2軒目は腹ごなしにすすきのまで歩き、「N」バーへ。お店をリニューアルしてから初めてになるが、一度カウンターでゆっくり飲んでみたいと思っていたのである。



先日、余市に行ったから原酒ははずして、何を飲もうかな…。珍しくキングスランドをストレートで飲んでみることにしよう。モルトを沢山飲むとブレンデッドの構成が分かるようになってくるな。といっても、キングスランドはそれ程モルトの風味が強くなく、きちんとしたバランスで飲める作りになっている。

さてもう一杯はと、ニッカブランデーXO・DXを飲んでみることにした。名前は大げさだが、それ程高いものでもない。味は値段相応と言う所か。ちゃんとした果実風味はするが、かなり硬質な味わいで、深さと広がりはそれほど感じられない。



と、ここはこの辺で切り上げて、久しぶりのバー「Z」へ行くことにしよう。本日飲んだものはチェリーブロッサム、ジンとジンジャーワインのカクテル、マッカラン35年。マッカランの香りの広がりには驚きである。

前回来たときにマスターに京都で若冲を見た話をしたのだが、マスターが「若冲が好きなお客さんがいて、画集を貸してもらっているんですよ」という話になった。で、しばらくすると偶然そのお客さんが来店。「若冲お好きですか」などと画の話になった。

札幌在住の画好き氏は中学生くらいから美術館に通うようになったらしく、「昔は結構凄い展覧会来てましたよ。デパートでもやってたし」と私には羨ましい昔話をしてくれた。悔しいのでプライスコレクションと、京都相国寺の若冲展を見てきた自慢をしておいた。

さらに、好きな画家は誰ですかという話題で「ヴラマンク」「えっ、私も好きです」「ギュスターヴモローなんかも」「東京のBunkamuraで見てきました」などと盛り上がる盛り上がる。お互いに「職場でこういう話できませんものね」「今日は久々に全開で喋りました」と満足してお別れした。マスターSさん、良い出会いでした。

興奮のせいか小腹がすいてきて、すすきのの「M」へ。知床鶏の昔風醤油ラーメンと言うのを頼んでみた。珍しい食感の細ちぢれ麺はなかなか良いが、スープにニンニクの風味が強すぎて、知床鶏だか何だか分かったものではない。もう少しシンプルな香りにしてほしいと思いつつ、飲みすぎ食べすぎだったなあと帰宅。


20071223ギャラリー巡り

2007年12月23日 16時25分29秒 | ART
昨日市内のギャラリーはおおかた見て回ったので、今日はまず北大の総合博物館へ行こう。まず、1階展示室でちょうどチェンバロのミニコンサートが始まる所だ。このチェンバロは例の倒れてしまったポプラから作ったものらしい。



博物館のスタッフが何曲かクラシックを演奏。チェンバロの音は鍵盤楽器というより弦楽器のような硬質で金属的な音がする。約5分で終了したが、音色を聞くことができてよかった。

さて、本日のメイン展示は「水産科学館に蓄積された水産学部100年の歴史」である。北大には水産学部が函館にあるのだが、冷たいもので私は所在地を全く知らない。水産学部生は入学から1年半たつと函館に行ってしまうため、追コンが行われたりするのだが、行ったらそれっきりである(但し、私は現在でもお付き合いしている知り合いは何人かいる)。

展示内容はパネル主体でそれほど珍しいものもなかったが、鯨の缶詰のラベル、鯨の鬚などの鯨関連展示が数点あった。こりゃ、次回函館に行った時には水産科学館に行ってみないといけないな。



さて、次は芸術の森美術館だ。「愛する美術Part1 ヒューマン・ラブ」展を見る。芸森・近美所蔵の作品が多く、それほど新鮮さは感じない。



「LEDA」国松登:初めて見るか? 緑と青の国松カラーにレダの白い肌が映えている。
「氷上のひと」国松登:このシリーズで1992年に描かれた作品があるとは知らなかった。夕焼け色で随分イメージが違う。
「インターバル」佐竹真紀:作家の父が過去に撮影したビデオを、現在の風景と重ねた映像コラージュ的な作品。画面も面白いし、小学生の頃を思い出させる。作者は父に感謝しないといけないな。

この他にも新明史子「生しく草々」「家home」は家族の歴史を表現した、懐かしくも愛のある作品である。

芸森を切り上げて、途中澄川の古本屋により、大通に戻る。行きそびれていた所をちょっと回ろうかと思ったが、時間切れである。

カロリー計算などあったものではない(1)

2007年12月23日 12時31分16秒 | 食べ歩き
ウェートが気になる今日この頃。北大の総合博物館に行く前に、北12条近辺のラーメン「H」によってみた。今日はラーメンじゃなくてチャーハンが食べたい所だ。でもチャーハンって最初っから最後まで同じ味だし、何か違う味が欲しいよな。



ということでスープギョウザのついたセットにしてみた。チャーハンはタマゴふんわりの柔らか味。パラパラとした感じではないが、これはこれで良い。混じっているチャーシューの味付けも良いな。



スープギョウザには野菜たっぷり+ギョウザ5個入り。具沢山でチャーハンに付いてくるスープの寂しさがない。途中からラー油を少し投入して食べきった。全く、体重が気になる人のすることではないな。


雑談

2007年12月23日 08時50分14秒 | Weblog
■雑談1
現在、札幌の紀伊国屋では古本を売るイベントが開催されている。一応、絶版文庫を出しているらしいが、全然珍しくない本(そこらの100円コーナーで売ってる)が多いなあ。それでいて値段は正直高い。

■雑談2
地下鉄札幌駅の入口のところで「テレビ朝日です」と声をかけられた。衆議院北海道1区で杉村太蔵と長谷川岳が立候補の候補になっていることについて意見を聞きたいらしいのだ。とっさの事で舌足らずに「人に話す気ない」と断ってしまった。政治に関する意思表示を選挙以外の場でする気になれないのだ。