散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

焼き鳥屋にて、他

2007年12月15日 23時07分01秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日はどこに行こうか迷ったあげく、いつものパターンに。まずはすすきの駅直結の若とり「Y」だ。今日は最初から燗酒で行く。この店は通しに気を使っており、今日は刺身(1口サイズでマグロ、タコ、ホタテ)、煮つぶ、切干大根の3点セットである。



さーて、今日は何を食べるかと黒板をみて、鳥精と珍しいヒラメフライにしてみた。焼鳥はいつもの旨さであったが、ここの看板焼き手(かなり年配の女性)がいなかったのがちょっと心配。単なる休みであれば良いが。

そして特筆物なのが、ヒラメフライであった。5枚下ろしにしたもの2片をフライにしたものが到着。これにソースをかけてはもったいない。1枚目はまず塩だ。ヒラメの身は素晴らしい状態に火が通り、淡白な味わいは一点の曇りもない。熱さにホフホフしながら、あっという間に食べる。



付け合せのキャベツにソースとマヨネーズがかかっているのを合間にはさみ、2枚目は醤油をかけて食べよう。2枚目の方が身の厚い部分だったので、こちらも熱々状態のまま食べることができた。パーフェクト!

最後に肉だんご(いわゆるつくねである)を食べる。これまた熱々で肉汁がにじむ旨さだ。焼く直前に整形しているのが、この生々しさのゆえんだろうか。

さあ、食べたらバーだ。バー「N」へゆっくり来るのは久しぶりになるであろうか。開店直後のため1番目の客となった。最初はイチゴを使ったマティーニ。イチゴの真っ赤な色で可愛らしい見た目になるが、ジンが強烈なカクテル。



2杯目は以前から「入ってますよ」と紹介されていた余市20年1987。なんと比較のために1986もちょっとだけ飲ませてもらった。比較すると個性が良く分かる。1987は甘くて濃厚、1986はスモーキーだがちょっとキツく、ドライな感じ。一般論としては1987の方ができが良いと思う。

ウィスキーを堪能したので、最後はカクテルで方向性を変えてしめる。アマゾーナというオリジナルカクテルで、ピンガ+バラのリキュール+ヴァイオレット+グレナディンというレシピ。バラがかなり効果的で、独創的な味わいだ。

最後に山崎蒸留所秘蔵モルトのミニボトルを頂いて店を出る(いつも済みません。見てないと思いますが)。ちょうど客も増えてきた所で、タイミングが良かった。

琴似に移動して、久しぶりにカラオケ。今日はあまり”しばり”を入れずに適当に選曲。2時間ほど滞在し、帰宅。だんだん雪が強くなってきた。


20071215ギャラリー巡り

2007年12月15日 16時27分17秒 | ART
本日は雪の降る中よく回ったと思う。教育文化会館→札幌市資料館→コンチネンタルギャラリー→ギャラリーエッセ→紀伊国屋→大同→フジフィルムフォトサロン→たぴお→道新→時計台→道新プラザ→NHK→三越→第2三谷ビル→スカイホール→さいとう→ivory→さっしん→HOKUBU→道銀駅前支店の20箇所。

■コンチネンタルギャラリー「札幌平岸高校デザインアートコース1期生 卒業制作展」。作家の自画像があるというのは、それぞれの自意識や美術に向う姿勢のようなものが感じられて面白い。例えば丹羽美沙都の「自画像」。何となく挑発的な視線である。そしてもう一つの作品が弟の肖像画。こちらは目を閉じて物思うようである。この違いはなんであろうか。

事前に知ってはいたが、入口の所に壁に頭を突っ込んだような等身大人形がいる。ちょっと驚く。

■大同ギャラリー「第27回存在派展」。4階の奥に楢原武正の「大地開墾2007-12」という重厚な作品。その横に宮崎亨「人類の歴史カラッポ」というのがあり、中に描かれている物体が墓標や人柱を思わせ、楢原作品と呼応しているかのようだ。残念なのはグループ展のため、楢原ワールドは展示室の片隅だけになってしまっており、以前大通美術館でみた全室を包むような圧倒感はないことだ(無理もないが)。

■時計台ギャラリー「グラン・シュミエール展」。絵画教室の作品展。私の目で見ても伏木田光夫、森山誠教室の作品を見ると、先生の名前が思い浮かぶ。やはり強烈な個性なのであろう。

■道新プラザ。タイトルが判らないがスキーに関する展示をしていた。私事になるが、私はスキーが憎い。小学5年生まで冬はスケートの授業がメイン(スキーは年1回)だった私は、小学6年生の時に富良野市に転校した。だいたい同級生のスキーキャリアは、その時点で7~8年。私だけ非常に下手で(他に下手仲間も多少いたが)、子供心に傷ついたのであった。

また、スキーやスキーウェアを毎年買い換えるのが当たり前の人も多く、私のスキーはボロくて悲しかったものである。さらにスキー授業は非常にハードなものであり、スキー場の最上部(通称オリンピックコース。ワールドカップが開催される場所より、さらに上にあるから)まで上がり、4キロのコースを先生の「じゃ、行くよ」の一言で勝手に滑り降りるのだ。ヒドいものだった。

■第2三谷ビル「エスエア07年度後半レジデンス・アーティスト滞在成果展 イェンイー・チェン/ユリア・ローマン」



東急ハンズの横にあるクラシックな第2三谷ビルの6階へ。恐る恐る進入してみると、大量の新巻鮭の木箱があった。それをつないで作られた、人間の手のようにも、北斎の神奈川沖浪裏にも見える巨大な造形物が部屋全体を占めている。その中を通り、円形の小部屋に入り、蝋燭に火をつける。小さな空間に蝋燭の日が暖かい。吹き消しながら蝋燭の本数を数えると13本あった。一人黒ミサをやっているような気分になる。



さらに6階を徘徊すると得体の知れない和室や床の間に作品が飾ってあり、ちょっと恐ろしくなる(またビルが古くて、今大地震があったら、確実に死んじゃう感じ)。部屋が使われていた頃の名残のものもあり、まずこの空間を展覧会に選んだ選択が興味深かった。



■スカイホール「木村多伎子個展」。会場に入った瞬間、作者の只者じゃなさが伝わってくる。明快かつパワフルな具象版画。最近作もお年を感じさせない凄さ。

■ivory「mani展」。何だろう、決してうまいとは言えない作品だと思うが、気になるな。

■HOKUBU記念絵画館「油絵常設展」。企画展示以外でここに行くのは初めてだ。誰一人いない中で展示作品を見るが、やはり知らない画家というのはまだ大勢いるものだ(きちんと日本の画家を把握しているわけではないので)。

「冬景」福井良之助。細く緻密な枯れ枝を描いた、冬らしい小品。
「蘭」宮永岳彦。素敵な女性像。
「遊蝶花」鷹山宇一。花の画に興味がない私だが、花+蝶の幻想性にやられた。

他、有名どころは岡田三郎助、小磯良平、香月泰男、三岸節子、三岸好太郎等。

蕎麦の理由

2007年12月15日 13時04分53秒 | 食べ歩き
最近、私の土曜日の昼食は蕎麦が多い。その前はラーメンが多かったような気がするのだが、意識的に変えているのである。理由は、はっきり書くが、「ちょっと太った」からだ。

私は一見すると太って見えないというありがたい体型なのだが、いや、結構色々なものがついているのだ。しかも最近、特にそれが増加している。外食は基本的に体重コントロールが難しいのだが、気休めに蕎麦を食べるようにしているのだ(長くは続くまい)。

しかし、どうだろう。「大もり」をたのんでしまうというのは。蕎麦の量というのは店によりまちまちで、大もりといっても少ない所もある。いや、今日の店の大もりは結構多かった。言い訳はするまい。

年末進行

2007年12月15日 08時43分18秒 | Weblog
ようやく長い一週間が終わった。忘年会が終了しているのがせめてもの救いである。

今週末はギャラリーを回ってから、飲みに行こう。居酒屋&バーとまわるのだが、まだ店が決まっていない。不義理をしている所へ行きたいのと、新規開拓したい気持ちに乱れているのだ。

来週の3連休は1日は年末用の本の買出し、もう一日は今年最後のギャラリー巡りになるであろうか。