今日の一軒目では、まずは軽くのどを潤すことにしよう。京都駅からほど近いスタンドバー「R」へ。
残念ながら時間が早いせいか他の客が誰もいないが、まずはビール。夏めいてきたので、カツオ刺身、ポテトサラダと行こう。
まずはカツオ刺身。身がもっちりしている。体力的にはニンニクも使いたいところだったが、生姜で食べる。ポテトサラダは値段の割には、ディップ2杯分とたっぷり目。これをつまみに、旭万年ロックに切り替えてと。
さて、この店のお勧め串天ぷらから「絶品!! 5本セット」というのを選択。なかなか面白い素材が食べられた。鯛フィレは白身のホクホクした1本。角煮は豚角煮を天ぷらにした、重厚な味だ。
ホタテもかなり大ぶり。穴子はちょっとパッとしなかったかな。生湯葉は塩ではなく、天つゆにたっぷり浸して食べると美味しかった。途中で飲み物は伊佐大泉ロックを追加注文。
店長は陽気な人で、色々話題を振ってくれて楽しく飲めた。例えば京都の人はスキーにどこに行くかとか(主に滋賀県。どうせなら長野まで出ることが多いそうだ)、京都の人は仏像を見ないと言うような話である(いずこも地元の名物は見ないものだ)。
腹具合も程ほどになり、駅地下で「西本願寺と門前町100年の歩み写真展」を見てから、地下鉄で京都市役所前へ。今日もバー「KS」へ行くことにする。今日は月曜日とあって、昨日主にカクテルを作ってくれた方は休み。早い時間は若手二人で、もう少しするとオーナーバーテンダー氏がやってくるらしい。
暑かった今日はさわやかにバカルディカクテルと行こう。この店はカクテル作成中、下からグラスにライトアップをするのだが、バカルディの薄ピンクは実にライト映えがする。「このライトで、美味しさ2割増です」とバーテンダー氏も言っていたが、確かに美味しそうに見えるのだ。
2杯目は今、割と好んで飲んでいるマンハッタン。通常レシピにカルパノを少し入れる工夫で、甘さと苦さの間が円滑につながれた味となった。
3杯目はオーナー氏が到着したので、昨日と全く同じ作り方でマティーニを頼んでみた。私の後にもマティーニを飲む人がいたのだが、作り方を見ると明らかに私の方がベルモットが多い。それでも、昨日のマティーニよりはドライに感じたので、これは作る人の微妙な意識差というのが味に反映しているのだろうと思う。
ということで、少し今日は調子に乗ってもう1軒。歩いてすぐの「C」だ。実は昨日も店の場所だけ確認しておこうと思ったのだが、発見することができなった。まだ明るい中、もう一度探すと、ビルの看板に記号のようなものを発見した。もしかしてこのリンゴのような絵文字、これは「C」って書いてあるのではあるまいか?
→黒いところ。
お店に入ってみると、まさしくその通りだった。ほっとして、ウィスキーカクテルを注文。アバフェルディ+コアントロー(冷凍)+レモンのカクテルが登場。アバフェルディというモルトの選択肢もひねっているが、コアントローを冷凍しているところも興味深い。多分、柑橘系の皮の成分による多少の苦みを、冷やすことによって押さえているのかな、と思う(聞けばよかったのだが)。
ここで、お店の名前を思い出し「すみません。カルヴァドスベースにすべきでした」と2杯目を注文。今度はカルヴァドス+コニャック+コアントロー+レモンの強いがさっぱりしたカクテルが登場。これまた美味い。しかし残念ながら、今日は3軒目のためこのくらいにしておこう。
バスでホテルに周辺に戻り、たまごかけご飯風おにぎりというのを夜食に買う。部屋に戻って歩数計を見ると、本当にジャスト30000歩。ちょっと驚いた。