今日の札幌も暑い。
■「凶夢など30」星新一
この前に読んだ作品より前に出版された本だけあって、アイディアストーリー的に戻っていた(再読)。
■「平等院雲中供養菩薩」
姿かたちをはっきり確認できたので、お気に入りの人が決定した。
■「一度は拝したい京都の仏像」山崎隆之
本当は住むことができれば余裕を持って1つずつ拝見することができるのに。駆け足で取りあえず数をこなしているのが悲しくなってくる。
■「MM9」山本弘
怪獣が出現し、国土に大きな被害が発生するのが当たり前になっている日本。気象庁に怪獣の対策部署があるのだが、なかなか有効な撃退法を考えるのは難しいのである。よくできた怪獣小説であり、また山本だけに面白い仕掛けも考えられている。傑作。
■「これからの出来事」星新一
これは不思議ストーリーの系列だ(再読)。
■「もっと秘境駅へ行こう!」牛山隆信
時間と心に余裕が無いと回れないのが秘境駅である。でも、趣味とあらば、時間をかけることも可能になるのだろう(再読)。
以下、図書館の2冊。
■「オレンジアンドタール」藤沢周
カスをいくら書いてもカス。
■「路傍」東山彰良
この世に不要な小説というものはあるものだ。
何も本に高邁な思想や、素晴らしい人間が登場する話を求めている訳ではないのだが、あまりにも下らない話ばかりを読まされるとうんざりしてくる。この世の中には下らないことがあふれているから、せめて違う舞台では違うことがあるのだということを読みたい(見たり、聞いたりもそうだ)のだろう。