散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ふーん、その妙な感じには気がついていたのに

2010年06月26日 22時14分08秒 | Weblog

今日の帰り道、月が妙な具合に欠けていた。昨日までの月齢からすると、おかしな気がする。私は子供の頃天文マニアだったのだ。そのくらいの事には気が付くのである。

帰宅して調べてみると、そうか今日は部分月食の日だったのだね。ちょっと赤く欠けた月をあらためて家の窓から眺めてみた。そして1時間経過すると、普通の月に戻っていた。

札幌にてやらかす

2010年06月26日 21時11分52秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日はギャラリーを巡り、大通公園で休んでから琴似に移動。居酒屋「D」へ突入したら、カウンターがうまりかけていて危ないところだった。普段はビール小を飲むのだが、今日はジョッキで行こう。

するとママから「これ食べました?」とのお声がけ。ふーん、流行りものだからスルーしようかと思っていたのだが、じゃあ注文してみようか。出てきたのはかなり予想外のお姿の、冷奴食べるラー油のせである。



さて、どんなものかと思いきや、これはラー油(固形だが)部分が異常に美味しい。干しエビとクコの実が入っているらしいが、他にニンニクと何か柑橘系の風味のするものが入っているな。ビールによく合うし、バクバク食べてしまう。

続いて、天然鯛刺しと開運涼々という酒に行く。鯛刺しは部分により多少味の違いがあるな。背側と腹側を混ぜてあるだろうか。



その次は季節もの、鮎の塩焼きだ。頭をよけておいて、そこからいきなりかぶりつく。よし、骨が気にならない。白身の淡白な味と、塩気、内臓の苦みが一気に味わえるこの食べ方がベストなのである。もう、初夏に向けて最高の味だ。



さらに根知男山と、牛サイコロステーキを注文。肉と日本酒を合わせるとは、池波正太郎のようだなあ。途中、一味や七味で風味を変えてみる。しかし、京都・奈良・滋賀でもいろいろなものを食べてきたが、札幌の居酒屋は決して負けてないな。



この店のマスターの良いところを一つ上げておくが、耳が良いことである。かなり聞こえにくいと思われる状態でも、お客さんの「すみません」という声をピックアップする能力が高い。声をかけたのに気づいてもらえないのは非常に悲しいことだからなあ。

続いて、まだ明るい中を歩いてバー「D」へ。1杯目は葡萄のウォッカ、シロックにする。冷たくかすかにフルーツの風味がする。2杯目は山崎1991年カスクストレングス17年にしよう。これはまた甘く、深い香りのする大傑作だ。タイトルは「A cigar-smoking Geisha」という、ちょっと日本をバカにしているような気もするが…





同系列で余市と白州もあるのだが、余市は間違いなく美味しいだろう。これはあえて白州を飲んでみたくなるな。3杯目はフェイマスグラウス+イエーガーマイスター+チェリーヒーリングの甘苦いカクテル。グラスにアニスシードをつけてもらったので、それをかじってアニスの風味を追加。面白いカクテルだ。


→グラス右端のつぶつぶがアニスシード。

最後にジェイムソン18年。山崎に比べると軽いが、それでも負けない味。アイリッシュの香りがしながら、実にバランスの良い佳品だ。これが千円しないのだから、お得ウィスキーとしてぜひ試して欲しいものである。



いいだけ酔っ払って帰宅。札幌のバーも京都に負けていないし、今日は久々に琴似ゴールデンコースを堪能した。

20100626ギャラリー巡り

2010年06月26日 15時36分48秒 | ART
本日の札幌は夏日だ。資料館→コンチネンタル→道新→時計台→たぴお→道銀→市民→ARTスペース→趣味の郷→さいとう→スカイホール→三越→大通→CAI02の14か所。

■札幌市資料館「藤女子大学写真部新人展 ダーリンは一眼レフ」。櫻井菜乃葉のクラシックな階段の吹き抜けを撮った作品が良かった。

■コンチネンタルギャラリー「道美協工芸部展」。珍しくお猪口を買ってみた。これで500円なら安いよ。


→写真は微妙な色合いが出てないな。

■時計台ギャラリー「一線北海道三人展」。やはり田仲茂基のふくろうの作品が良い。「悠久の翼B」ではふくろうの目が赤く、背景の暗い部分の深みが作品を際立たせていると思う。

「工藤悦子個展 悠久の華」。華というか生命というか細胞体というか。さらに作品が進化しているように見える。

「羽山雅愉パステル・油彩小品展」。光を描いた作品より、線だけでシャープに描いた作品の方が好みである。

■市民ギャラリー「第65回全道展」。全体的には驚きのない感じ。展示案内の紙は非常にメモを取りにくいので、以下は一言印象。

會田千夏:ポートレートシリーズが結実した作品といえよう。この画を見ると、何かと対峙せざるを得ない。
梅津美香:動植物のパーツを合わせたような形だ。
加藤達哉:泉の前の奇妙な男女。静かな雰囲気。やっぱり男の顔の黒いしみは不要だったような…

近藤隆志:目の覚めるような白壁のイメージ。
齊藤敬子:ポップで良い意味でずぶとい画だ。
坂井伸一:はじけるサボテンを閉じ込めるかのような。

佐藤艶子:茶色の壁の前を小鳥とその影が通り過ぎていく。
高橋風子:雨の降る中しゃがみこむ女の姿。
平松佳和:モノトーンの女性、背中に映えていた翼は、背後の壁に凍りついたようだ。いろいろなものを考えさせる作品。

宮地明人:この人もどこに行ってしまうのかなあ。狂おしい目の女性。
宮本翠:波のイメージをリズム良く描いたように見える。
森弘志:あえてフランス古典風景画のような作品。

輪島進一:もがき苦しんだ作品のように見える。チャレンジか、失敗か。
浅川良美:フンコロガシとその向こうに見える青い空。面白い視点。
大高操:シンプルにガラスの硬質な感じを表現。

北川佳枝:私はこの人の作品が好きなようで、どこと言って説明のしようがない地味さなのだが、名前をあげるのも4回目となる。今回も地味だが気になる。
中嶋詩子:シュールなほどの花。これはいい。
川上勉:思いっきり棺としか言いようがない死のイメージ。
川名義美:バス停の前にたたずむ二人。バス停が朽ちていくように見える。

■三越「東京藝大同窓三人展」。日根野裕美の作品は、若い人の日本画らしい。

■CAI02「安藤文絵 個展 The water clock」。ベッドの上に輸血パックが大量につられ、そこから赤い液体が滴っている。ちょっと直視できない感じだが、生と死の表現であろう。

「高橋 俊司個展「ステープラーワーク#2010/6」」。ハガキ半分サイズの状態で見ると、なんということはない写真だが(色と光を注意していると思うが)、これを連続してステープラーで止めていくと、マジカルというかタロットカードのようというか、鱗のようにも見えてくるのだ。来週、完成に近づいた姿をもう一度見に行かなくては。

真夏の札幌

2010年06月26日 12時45分23秒 | 食べ歩き
今日の札幌はとにかく暑い。気温は30度を超えた模様。タオルを持ってのギャラリー巡りである。昼食は大通の北側、寿司の「N」へと行ってみた。A、B、Cとあるランチの中から、Bランチを選び、生ちらしにしてもらった。



これはなかなか良いかもしれぬ。マグロ、エビ、イカ、サーモン、ホタテ(多分)、玉子、シメサバ、平目、白魚、イクラといった陣容。白魚が生ちらしに入っているのは非常に珍しいのではないか(あまり味がしないけど)。

付いてきたアラ汁はかなり立派な魚の物をつかっているし、デザートにコーヒー寒天ゼリーは出るし、中々の内容だと思う。ランチの中で、Aも試してみたいし、Cも試してみたい。