散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100616滋賀の写真

2010年06月16日 23時43分02秒 | 写真館
初めて滋賀県に足を踏み入れた。といっても県の南西側だけである。

延暦寺の手前。霧はでるわ、寒いわ。



三井寺の弁慶鐘。重文である。



京都が1200年、奈良が1300年。ならば大津は1400年だ!



石山寺から見た琵琶湖。湖の南端というか、川のようになっている部分。



大津の街中を走る、京阪電車。いいなあ。



大津商店街は県庁所在地とは思えない、ローカルな雰囲気。





大津駅の食堂。何だか一昔前だ。ちなみに決して馬鹿にしている訳ではなく、駅ビルが何でもかんでも同じような建物になってしまう中、貴重な雰囲気だと思う。



大津駅前では「返せ! 北方領土」とのアピールが。これは非常に珍しいのでは。


京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(19) 近江だった

2010年06月16日 20時58分02秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
17時を過ぎ、JR大津駅周辺で事前調査しておいた居酒屋「T」へ。開店すぐで、誰もいないカウンターに座ることができたが、予約のメモが目に入る。どうやら今日は60人近い予約を受け付けているようだ。



しかし、ここは予約・飲み放題・宴会だけのおおざっぱな店ではなかった。ビール小を注文し、通しは冷やしナス。まずは近江牛すじ煮を頼んでみよう。



ちょっと辛そうに見えるすじ煮を食べてみる。辛さ控えめなので、辛子もつけて食べてみる。これが素晴らしく美味い。滋賀県には近江牛という名物があったのだ。煮込み加減はもちろんだが、すじといっても肉っぽい部分もあり、中々の噛みごたえである。



次に琵琶湖小鮎天ぷら。何だか「琵琶湖」と地名が付くだけで、美味しさアップの気分である。味はもちろん、軽やかにしてほのかな苦みが良い。滋賀の地酒、明尽に切り替えよう。





さて最後に、近江牛の美味さに感心した私は、珍しく近江牛特上鉄板焼というのを注文してみた。私は居酒屋ではどちらかというと手をかけて料理したものが好きで、肉を焼くだけというメニューを注文するのはあまり無いことである。

出てきた特上はこんな感じ。



早速、焼いてみる。



なるほどねえ。確かに美味いよ。しかし、脂の味という感じが強くて、自分の好みはもう少し肉っぽいものなのだなあと実感する。これは決して肉質のせいでも、お店のせいでも無くて、私自身の好みなのであろう。

でも、ここは名居酒屋で本当に満足。大津で一杯やる時には、間違いなくお勧めである。お店の人も元気に働いているし、何と言ってもオーナー氏(らしい人)が骨を押しまず陣頭指揮を取っている所が気に入った。帰り際に「札幌から来たのですが、本当に料理美味かったです」とオーナー氏に言って店をでる。

JR大津駅の売店で鮒寿司を購入。私も飽きない男だが、今度のは原材料のところに「ニゴロ鮒」と書いてあるので、これまた楽しみだ。

ここから上栄町駅というところまで歩き、京阪電車で京都市役所前へ。たった20分程度で京都市のど真ん中まで到着してしまうのだ。しかしここは無人駅のため、どこから乗ったのか発駅証明書というのを機械から発行してもらう。





京都に戻り、3度目の「KS」へ。1杯目はジンフィズ+ビタース。ジンは5回蒸留しているという、クリアでパンチのあるフィフティパウンズというジン。

2杯目はアクアビット+ボウモア13年、得意のカクテルだ。バーテンダー氏も「興味深いので、ちょっと味を試させていただきました」と言っていたが、どうだっただろう。飲んでみたところ、このカクテルを初回でここまで私に会わせて作ってくれるとは、非常に嬉しくなるような出来栄えだった。



3杯目はブランデー+フェルネブランカ+キュンメルと、これまた私好みのリキュールを使った苦いカクテル。これで今日はしめにしたい。



ちょっとだけ残念だったのは、3回中2回、カウンターでずっとバーテンダーとしゃべっている女性がいたことである。バーでそれはやってはいけないことだ。その理由の一つは、バーテンダーはお客さん全員を相手にするのであって、特定の人の相手のみをするのではないからだ。もう一つは、バーはいくら人恋しくても、少しだけ恰好をつけるところだからだ(←何言ってんの、というセリフだな)。

ホテルまで徒歩で帰り、馬鹿じゃないの→37252歩。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(18) 名物に美味いもの…

2010年06月16日 16時41分56秒 | 食べ歩き
あるものを購入した私は、石山寺から浜大津へと移動。



ここからJR大津までのあたりが、大津市の中心部になるのだろう。浜大津から歩いてすぐの琵琶湖埠頭まで行き、予想通り売店があったので日本酒を購入。琵琶湖を見渡すことのできる芝生に座る。



そう、私が購入したものは、あの食べられない人もいるという琵琶湖名物「鮒寿司」である。滋賀県に来たからにはこれを食べない訳には行くまい。早速パックを開けて指でつまんで食べ、日本酒を一口。うーむ、なるほど。こういう味なのか。



鮒寿司は臭いがダメという人が多いと聞いていたが、特に臭いという訳ではない。私が一番強く感じたのは酸味である。鮒の卵の部分は食べやすいが、鮒の身の部分と付け込んだご飯部分は、思い切り「酸っぱい!」と言いたくなるほどの酸味だ。

とりあえず日本酒を買っておいてよかったと思う。やはり酒と合わせるのが一番なのだろう(お茶漬けという話もある)。でも珍味だけあって、一人で全部食べるのは厳しいな。卵のところ全てと、身は大部分食べ、ご飯の部分(地元の人以外は食べないとも)は残して終了。今写真をみると鮒の種類としては「ギンブナ」と書いてあるが、他のも試してみたいところではある。一番、本格的なのは「ニゴロブナ」らしいのだ。



さて、ここから時間つぶしで大津市散策。街を歩いたり、県庁で資料を探したりしながら、JR大津駅の方へと向かう。


京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(17) 観光はこの辺で

2010年06月16日 15時31分59秒 | ART
さて、今度は石山寺だ。東大門から入る。



「石山」の名前の由来となった珪灰石。境内のど真ん中に巨大な岩があるのだ。



どうやら、(89)本堂は良い写真が無いようだ。次の写真は(90)多宝塔である。



もう観光はこのくらいにしておいて、寺の前の売店であるものを購入。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(16) 滋賀の寺

2010年06月16日 13時23分25秒 | ART
三井寺を見学。斜面にあるため、結構疲れる。寺巡りをしていて見かける人たちというのは、やはり年配の観光客が多い。しかし、その人たちは仲間うちで移動しているせいなのか、バスで運ばれているせいなのか、異常に元気な人が多い。私でもだんだん息が上がってくるような所を、次々と見て回っているのだ。

それはともかく、まずは食堂。



続いて、(88)金堂。



次は閼伽井屋の龍の彫刻。左甚五郎作と伝えられるものである。



それからなかなか雰囲気のある三重塔。



他にも沢山建物があるのだが、あまり写真では区別がつかない。三井寺駅に戻り、機関車トーマス号で、石山寺駅へと向かう。




京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(15) やられた

2010年06月16日 13時06分38秒 | 食べ歩き
さて、そろそろ昼食の時間である。坂本は石積の街として風情のある所だ。蕎麦が名物らしく、北海道の蕎麦チェーン店の名前の由来となった名店があるのだ。しかし、関西圏ではどうも蕎麦を食べる気がしない。




→老舗な感じの蕎麦屋。

結局、坂本から京阪電車で三井寺駅まで移動。こちらは街の真ん中に琵琶湖疏水(水路)が引かれており、その側に良さそうな日本料理店があったのだが、休業日である。迷ったまま三井寺方向に歩いたが飲食店がない。結果的には、…(言葉を濁す)。




→琵琶湖疏水。

どこのお店だか薄々想像がついてしまうかもしれないが、生ゆば蕎麦というのを注文した。蕎麦ならば坂本で食べるべきだったか…、この思いがまさしく的中。あまりにも歯ごたえゼロの超駄蕎麦である。つゆもかなり甘く、口に合わない。具は湯葉はまだしもだったが、かまぼこ、甘すぎる椎茸、とどうしようもない。



まあ、こういうこともあるさと、三井寺に入る。


→三井寺の仁王門。

京都・奈良・滋賀の旅 国宝99連発(14) 初滋賀

2010年06月16日 12時13分22秒 | ART
朝3:00頃から断続的に目が覚め、結局5:30起床。段々、おじいちゃん化が進行している模様。6:00から4千歩ほど散歩をして朝食。また変わりばえのせぬメニューで残念。

京都駅まで歩いて、バスで延暦寺バスセンターを目指す。今日は初めての滋賀県突入となるので、非常に楽しみである。天気も雨の予報だったのだが、結果としてはほぼ降らなかった。



バスに乗って40分程、京都市内をぐるぐる回るだけで、一体どうなるのと思っていたが、突然山を登りだし、比叡山を目指す雰囲気になってきた。道は狭いうえに曲がりくねっており、二日酔いだったら確実にリバースしていたのではないかと思う。何とか延暦寺の観光入口までたどり着いたが、次なる予想外は半そでだと寒いことであった。我慢して国宝殿に入る。


→滋賀県大津市に突入。


→琵琶湖が見えてきた。

この国宝殿では四天王立像、五大明王等、見どころのある仏像が展示されていたが、国宝はなし(建物のネーミングはどうだろうか)。続いて、大講堂を眺めてから鐘楼へ。この鐘、50円で鳴らしてよいと書いてあるので、折角だからやって見た。観光客がいることを除いては深山幽谷の雰囲気に、鐘の音がピッタリである。







さて、いよいよ(87)根本中堂だ。残念ながら前門を入ると撮影禁止になっていたので、はっきりとした根本中堂の写真はない。建物の中身は、仏像等を配置する所が非常に奥深く、趣きのある建物であった。花の天井絵もかなり良い状態で残っており、一見の価値はある。



まあ、見物はこの辺で終了として、坂本に降りるケーブルカーに乗る。30分置きの運転ということで、やや小走りに急ぎ、ぎりぎり間に合った。これは全長2025メートルの、日本一長いケーブルカーだそうだ。かなりの高角度で山を下る。



途中にはトンネルもあり、登りケーブルカーとのすれ違いもあり、あっという間の乗車であった。ちなみに、駅舎も登録有形文化財とか。