本日は近美→資料館→コンチネンタル→市民ギャラリー→500m美術館→創→大丸→大同→時計台→道新→大通→富士フイルム→三越→スカイホール→さいとう→ラフィラの16か所。
■北海道立近代美術館「創立60周年記念 北海道銀行コレクション」メモを取る紙がなかったので、もう一度行ってから感想を書きたい。それにしても50周年の時は、コレクションの公開はあったのかな? 本店に行ったら、常に数点公開するくらいのサービスがあっても良いのではないか。
■同「ヨーロッパ版画の巨人たち」。これは通常の常設展でも展示しているが、シリーズ一挙公開など見どころが多い。それにしても目が疲れる展示ではある。
■同「花田和治の色と形」。単純に色彩と形を楽しむのも良いし、深読みしまくることもできる。
■コンチネンタルギャラリー「(展覧会名失念)」。
浅井菫「破壊計画都市」:札幌の電車通りと思われる街路だが、既に人はなく崩壊しかけている。なかなかの大作。
小林美悠「忘れられた平和」:どこかで見たことがあると思ったら、市民ギャラリー「学生美術全道展」に出品していた作品か。校舎のような建物に向けてレールが伸び、地面の色と建物にあたる光の色がピンクで大胆。
■市民ギャラリー「札幌大谷大学短期大学部美術科 卒業+修了展」。
小原わこ「夢」:画を書き疲れて、倒れるように眠る自画像か? 卒展らしい作品。
堀文香「Radice」:巨大なマストドンのような生物に、植物が生え、球形の住宅が取りつけられている。ペン細密画。
■500m美術館「後期展」は別項で。
■時計台ギャラリー「道都大学美術学部学生作品展2012」。非常に上手い絵画が多いのだが、何となく傾向が似すぎでは?
■スカイホール「札幌大谷高等学校美術科 第23回卒業制作展」。
上野有夢「WHISPER」:緑色の洋風顔の女性。スタートレックで出てくる、ちょっと野蛮な異星人っぽい。
3階では「第4回道展U21入賞作品展」が狭いスペースで無理やり開催されていた。8点展示。
■さいとうギャラリー「第15回 多摩美術大学OB展」。
ネモトサトコ「言葉と気圧」:赤系の色彩で、いつもの巨大顔に圧倒される。大きいから凄い訳ではなく、何か得体の知れないものが発信されている感じがする。
鈴村優「雨色のひびき」:雨の雫と水紋がカラフルに描かれている作品。
たまに行くバーのマスターに出会い、ネモトサトコさんにも自己紹介されてドギマギ。
■ラフィラ「往年のサラリーマン絵画収集家『豊島博男コレクション頒布展』」。北海道画廊の紹介記事を見ると、涙ぐましいほど節約して、絵画をコレクションしていたようである。落ち着いたオーソドックスな作品が多く、誰もが楽しめるのではないだろうか。値段もかなり安めかと。