散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

味、おぼえていますか

2012年02月18日 23時03分55秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は二十四軒のビストロ「PE」で、今年初めてのワイン会である。

最初はシャンパン2連発での乾杯。滅多に飲まないシャンパンであるが、続けて飲むと性格の違いが分かる。そして、ここに更に前菜を投入すると、一層味わいが楽しめる。



恒例のチーズフォンデュを食べ、次は茶碗蒸し。何故かいつもと違う展開だ。



次は餃子。これも非常に珍しい。しかもナイフとフォークで食べる。



最後はイカ墨のスパゲッティの旨みで締める。茸も好アシスト。



で、肝心のワインの件。一応紙に感想を書きながら飲むのだが、ほぼ全員、途中で書く場所(番号)を間違えていたことが判明。この頃にはすっかり酔っ払いになっていたので、皆「ま、いいか」で片付ける、締まらない結果になってしまった。

一応、一番印象的だったのは、赤の合間に登場するタイミングが良かった、JAZZという白ワイン。味もパッションフルーツ味で、なかなか気のきいた味わいであった。

自分の持ってきたのは、デル・スール・レゼルバ・シャルドネ。本当はもう少し高いのを買おうかと思ったのだが、棚の表示を見間違えてしまったのだ。ま、それなりな感じ。



もう一つはエスティーロ21・グランレゼルバ。「ひなびた味、プルーン」とメモには残っているが、多分もう味は分かっていないような…。



それから最後に、ちょっと高めのワインを開けてしまった。これがねえ、また味がどうだったのやら(←ヒドイ)。やはり渋みが凝縮されている感じはする。嫌な感じではなくて、味の密度が濃い感じ。という位にしておこう。

食前の1杯

2012年02月18日 18時55分45秒 | 飲み歩き・琴似界隈
琴似に移動して、久々のバー「D」へ。今日はこの後、会食があるので、景気付けの一杯だ。

まずは今月の新入荷から、マッカラン・1990・シングルカスク・21年(G&M)。



いきなりこんなものをという感じだが、お値段は控えめ。そしてどぎつくないマッカランの味は、やはり上質である。

2杯目はアップルカー。作り方を聞いたら「普通です」とマスターが言っていたが、甘味と酸味のバランスが非常に良い。キュラソーが前面に出過ぎるとくどく感じられ、酸味が勝ちすぎると別のカクテルになってしまうのだが、その間のベストポジションに落ち着いた感じだ。

今日は2杯で終了にしておき、寒い中を山の手方向に移動する。

20120218ギャラリー巡り

2012年02月18日 17時38分30秒 | ART
本日は西区民センター→レタラ→ミヤシタ→近美→市民→創→三越→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース201→道新→時計台→紀伊国屋→札教サテライト→富士フイルム→CAI02の17か所。

■北海道立近代美術館「創立60周年記念北海道銀行コレクション」。2回目。
菊池精二「裸婦」:非常に肉感的な女性裸体。女性強し!
伊藤廉「花」:赤と緑の地に黄緑色の花を描いた、ちょっとサイケな作品。
木田金次郎「りんご」:赤と緑の色彩が、りんごのフレッシュさを表現している。

木田金次郎「河畔の漁村」:岩内大火の前の作品は貴重である。淡い色でふわっとした風景画。
増田誠「モンパルナスの夜」:こういう顔の人、日本にはいないなあ。パリの雰囲気をよく表現している。

■ギャラリー創「きっかけはヒツジでした。」展。
カワシマトモエの、小さな木の羊の裏側に人物を描き、壁に張った鏡を使って見せるという作品は記憶がある。調べてみると、帯広の今はなき弘文堂画廊で見たのである。ちょっとした不思議世界出現である。

■スカイホール「懐かしの文具展」。もちろんシャープペンシルや消しゴムで懐かしいものがあるのだが、私の記憶から蘇ってきたのは、野菜エンピツ。一体なぜあのようなものが売り出されたのか…。

■ivory「米澤拓也個展 Day Tripper」。私はあれを「ハエ」だと思っていたのだが、「アブ」なのだそうだ。7種の色に塗り分けられた上に、小さなアブが1匹描かれている、奇妙な連作が目を引く。

ちょっと照明が暗めの奥の部屋に入ると、不思議な街並みが描かれた大作が展示されていた。昔の作品はちょっと甘目すぎるなと思っていたが、そこからは一歩進んだ感じ。

■時計台ギャラリー「北海道教育大学退職記念 梅津薫展」。
「蒼叢の黄昏」:植物の触手がうなるかのような、ダイナミックな作品。
「蒼叢」:こちらは海底で潮の流れに揺らぐかのような植物。このシリーズはどれも良かった。

■札幌教育大学サテライト「2011年度 修了・卒業制作展」。
高橋あおば:タイトルの無い小品の方が、細かい模様が生きてくるような気がした。
桂下いずみ「あさひの炎」:コンチネンタルギャラリーで見た人か。滲んだ色彩で描いたものは、私には雑踏のように見える。作品としては十分成立しているので、なかなかの力量だと思う。

大湊敬太「宵闇の頃に」:金属で作った、2メートルほどのアジア仏教的モチーフ。表面に入れたバーナーの跡が効果的。これだけバカでかいものを見ると、笑いがこみあげてくる。
山本和来「ねこねこファミリー~冬の日常~」:猫にはあまり興味が持てないのだが、陶器でこたつの上のトランプまで見事に表現されている。一見の価値あり。

■富士フイルムフォトサロン「福島修一写真展「North existing」」。あまりにも何気ない北海道の風景写真。それだけに住んでいた者にとっては、心に迫るものがある。札幌の中心部、北区、定山渓、(多分)夕張等。特にすっかり廃れてしまった集合住宅は、自分もそういう所に住んでいただけに、しみるねえ…。

ザ・サッポロラーメン

2012年02月18日 11時44分46秒 | 食べ歩き
本日はギャラリー巡りの都合上、西28丁目付近で昼食時間となった。行く前から思い浮かべていたのは…、創業昭和47年という、老舗という程ではないが長く続いている店、らーめん「A」である。

定食メニューも充実しているのだが、今日はオーソドックスに醤油ラーメン(550円)を注文。カウンターの丼を見ていると、意外と外見がスマートだったので、量は少なめなのかなと思ったら大間違いだった。



写真では隠れてしまって見えないが、チャーシューの向こうにはネギ、もやし、玉ねぎ、茎わかめなどの具材がたっぷりである。メニューには、さらに野菜ラーメンというのがあるのだが、食欲に自信の無い人は回避した方が良いだろう。

麺はやや細めの縮れ麺。スープは醤油勝ちの印象もあるが、野菜の甘味か、野菜を炒める際にわずかに忍ばせてあるひき肉のためか後味に旨みが感じられる(科学の味も使っているとは思う)。野菜の炒め具合もかなり良く、これは昔ながらの札幌ラーメンを今に伝えるものだと思う。

恐らく人気の店なのだろう、次から次へと来店客が切れないのであった。12時前だったので、うっかり4人掛けテーブルに座ってしまったのが、非常に気まずかった。次回は何か定食を試してみたい。