「さて、今日は東西線の琴似駅にやってきました。ここは古くからの商店街があるそうなので、素敵な飲み屋さんもあるんじゃないかと…」と、心の中で吉田類の真似をしながら、JR琴似駅方面へ歩く。琴似では知らぬ人のない(知らない人もいるとは思うが)、居酒屋「F」へ。
燗酒を注文して、通しはワカサギの南蛮漬け。
まず楽しみなのは、この店の豊富な刺身バリエーションだ。平政(博多産)、銀聖昆布締め(日高産)、生ボタン海老と生甘海老(羽幌産)を注文。
銀聖(鮭)というのはちょっと珍しいね。トロサーモンのようなベタっとした脂がなく、山わさびでシュッと美味しい。海老は身の甘さもさることながら、頭の部分にもたっぷり身と味噌が入っている。これは間違いなく新鮮さの証だろう。
次はこれも春の味、山菜天ぷら(こごみ、うど、ヒトビロ)。こごみはややぬめりのある歯触り。うどは苦みが一番ある。ヒトビロ(ギョウジャニンニク)は、ほど良い刺激のある味だ。塩で食べるもよし、山わさびにちょっとだけ醤油をかけたのも、これには結構合う。
海鮮ものからホヤ酢、金目鯛かぶと煮を注文。
金目鯛は良い味付けだ。白髪ねぎも相性が大変良い。とても大物の鯛の鯛(ヒレの骨)が取れたのだが、持って帰る途中で関節部分が外れてしまった。
酒は金滴彗星を冷やでもらう。新十津川で作られている北海道の酒。実にすっきりしていて、食事に上手く合う酒だ。
食べ物の締めは焼きおにぎり(じゃこわかめ)、ポークスペアリブ。
スペアリブはこんがり、良い具合に焼き上がっている。骨の周りも非常に美味しいが、最後に焼きおにぎりと合わせて食べると、これが「ぶた飯!」とでも呼びたくなるような、実に良い取り合わせであった。
この後は予約で満席ということで、ちょっと早めに移動(今日は込んでいる場所ばかりだ)。琴似のバー「D」へ。
1杯目は今月の再入荷からラフロイグ14年 チーフタンズを飲んでみよう。
ラフロイグの煙くささはするものの、全体的に穏やかな味。これならば、ゆっくりラフロイグの味を満喫できるだろう。2杯目はサイレントサードを注文。少し癖のあるモルト(銘柄不明)を使ってもらう。
うむ、ウィスキーの味もするし、カクテルとしてもまとまっている。これはサイドカーってマイルドすぎるよね、と言う人にもぜひお勧めしたい味だ。
本日最後はイチローズモルト・11年・ミズナラフィニッシュ。予想通り、ミズナラカスク由来のフレッシュな刺激成分が程良く感じられる一杯である。
今日は朝5時起きなので、この辺で限界。
少し気温が上がり、雪解けが進んできた札幌である。吉田類張りに一句(駄句で済みません。ちなみに、今日行った居酒屋の名前もかけてます)つぶやきつつ、帰るのであった。
「ふるさとで 縄文の夢 春めいて」
燗酒を注文して、通しはワカサギの南蛮漬け。
まず楽しみなのは、この店の豊富な刺身バリエーションだ。平政(博多産)、銀聖昆布締め(日高産)、生ボタン海老と生甘海老(羽幌産)を注文。
銀聖(鮭)というのはちょっと珍しいね。トロサーモンのようなベタっとした脂がなく、山わさびでシュッと美味しい。海老は身の甘さもさることながら、頭の部分にもたっぷり身と味噌が入っている。これは間違いなく新鮮さの証だろう。
次はこれも春の味、山菜天ぷら(こごみ、うど、ヒトビロ)。こごみはややぬめりのある歯触り。うどは苦みが一番ある。ヒトビロ(ギョウジャニンニク)は、ほど良い刺激のある味だ。塩で食べるもよし、山わさびにちょっとだけ醤油をかけたのも、これには結構合う。
海鮮ものからホヤ酢、金目鯛かぶと煮を注文。
金目鯛は良い味付けだ。白髪ねぎも相性が大変良い。とても大物の鯛の鯛(ヒレの骨)が取れたのだが、持って帰る途中で関節部分が外れてしまった。
酒は金滴彗星を冷やでもらう。新十津川で作られている北海道の酒。実にすっきりしていて、食事に上手く合う酒だ。
食べ物の締めは焼きおにぎり(じゃこわかめ)、ポークスペアリブ。
スペアリブはこんがり、良い具合に焼き上がっている。骨の周りも非常に美味しいが、最後に焼きおにぎりと合わせて食べると、これが「ぶた飯!」とでも呼びたくなるような、実に良い取り合わせであった。
この後は予約で満席ということで、ちょっと早めに移動(今日は込んでいる場所ばかりだ)。琴似のバー「D」へ。
1杯目は今月の再入荷からラフロイグ14年 チーフタンズを飲んでみよう。
ラフロイグの煙くささはするものの、全体的に穏やかな味。これならば、ゆっくりラフロイグの味を満喫できるだろう。2杯目はサイレントサードを注文。少し癖のあるモルト(銘柄不明)を使ってもらう。
うむ、ウィスキーの味もするし、カクテルとしてもまとまっている。これはサイドカーってマイルドすぎるよね、と言う人にもぜひお勧めしたい味だ。
本日最後はイチローズモルト・11年・ミズナラフィニッシュ。予想通り、ミズナラカスク由来のフレッシュな刺激成分が程良く感じられる一杯である。
今日は朝5時起きなので、この辺で限界。
少し気温が上がり、雪解けが進んできた札幌である。吉田類張りに一句(駄句で済みません。ちなみに、今日行った居酒屋の名前もかけてます)つぶやきつつ、帰るのであった。
「ふるさとで 縄文の夢 春めいて」