本日はエッセ→大丸→札教サテライト→大同→たぴお→時計台→道新→さいとう→スカイホール→三越→大通→富士フイルム→CAI02→近美の14か所。
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「北海道教育大学収蔵”書”展」。予想外の収蔵品展だ。私は金子鴎亭(鴎は本当は区の中が口三つ)、中野北溟くらいしか知らないのだが、見る人が見れば分かるのだろう。
金丸梧舟「異流同會」:字がすらりと力まぬ達人の姿のように見える。
■時計台ギャラリー「サッポロ未来展」。サッポロの未来はどっちだ?
藤井康子「History of Life Science」:各種エンジンを画にしたもの。期せずして、直前のタモリ倶楽部で「モーターだけショー」と称して自作エンジン特集をやっていた。
宮地明人「Paradox」:こちらを睨みつける、非常に怖い顔の女性2名。作品が難しい方向に進もうとしている。
渡邊里美「馳セル」:田舎の風景。良く分かる。
澁木智宏「庭」:羊毛で庭石を作り上げているというのは、なかなか凄い。
■道新ギャラリー「学生写真道展」。高校生の写真は面白いね。
岡崎萌子「幸せなひととき」:地下街の雑踏の中、二人だけが明るく浮かんでいる。
菅原梨奈「開演前」:階段に腰掛けて待つ吹奏楽チームだろうか。手前のスペースを大きく取っていて面白い構図。
花松咲「おつかれモードなう」:部活に疲れたのか、バタバタと倒れ伏して眠る生徒達。若い。
松野未来「鳥人間」:スケート選手たちの手が高速で動いており、消えてしまいそう。
三浦奈奈「タコ」:整然と並ぶ8本足がきれいだ。
皆川菜苗「今夜は日曜日」:屋台街のような所を歩く女性。日曜日が楽しいのは幸せな人だ。
ところで、ここに「北の土偶展」のコーナーがあった。まずは「中空土偶」のパネル。立体に見えないか?
続いて「縄文のビーナス」と「合掌土偶」。
次は私が「印象はボーグ星人、足の辺りはガンダムか」と書いた、「仮面の女神」だ。
国宝展示は終了してしまったが、「北の土偶展」では、かなり面白い造形が見られること間違いなしだ。
■三越ギャラリー「北海道現代具象展・小品展」。
柏本龍太「innocence」:少しイラストチックだが、女性を描くの上手いなあ~
安達博文「WAN-GUN」:青い空に細長い犬の形をした雲が流れている。
■大通美術館「遺作展 上野仁奥」。
「桜島を望む」:一部分の緑やオレンジ色を除き、画面全体が暗色だが、桜島とその周辺風景が伝わってくる。
■北海道立近代美術館「北海道現代具象展」。まずは招待作家から。
岩岡航路「学園」:レンガ造りの重々しい門の向うに、青い海が見える。一時だけの青春の明るさを上手く描いた作品。
小尾修「扉」:扉もさることながら、床の木質感が凄い。電燈のスイッチ付近が手で汚れている感じが、家の歴史を感じさせる。
柏本龍太「energy flow」:少し人物画としてまとまりすぎてないだろうか。2009年の「現代具象展」で見た作品が、あまりにもパンチがあっただけに、あえて言ってみた。
醍醐芳晴「ナタリア」:昔懐かしい洋画ポスターの味わい。もう一作の「織女たち」は日本の神話を描いたようにも見える。
山口実「3×3の卓上-2」:手前にものが落ちてきそうな、不安定な角度の静物画。セザンヌ以降?
続いて、運営委員から。
安田祐三「彼のステージ」:素晴らしいリアルタッチで自然を描いているのだが、中に描きこまれている犬が不自然。あんなきれいな犬がいる→車で運んで来たんだよね、と思ってしまうのだ。
輪島進一「ラルゴ」「レクイエム」:期待の人がまた素晴らしい作品を出してくれた。両作品共に、水辺で死んだように横たわる女性が2名。しかし、周りには植物もあり、決して死の気配が漂っている訳ではない。何か大きな物語が感じられる。
今日も終日、雪。札幌の春はまだ先だ。
■北海道教育大学札幌駅前サテライト「北海道教育大学収蔵”書”展」。予想外の収蔵品展だ。私は金子鴎亭(鴎は本当は区の中が口三つ)、中野北溟くらいしか知らないのだが、見る人が見れば分かるのだろう。
金丸梧舟「異流同會」:字がすらりと力まぬ達人の姿のように見える。
■時計台ギャラリー「サッポロ未来展」。サッポロの未来はどっちだ?
藤井康子「History of Life Science」:各種エンジンを画にしたもの。期せずして、直前のタモリ倶楽部で「モーターだけショー」と称して自作エンジン特集をやっていた。
宮地明人「Paradox」:こちらを睨みつける、非常に怖い顔の女性2名。作品が難しい方向に進もうとしている。
渡邊里美「馳セル」:田舎の風景。良く分かる。
澁木智宏「庭」:羊毛で庭石を作り上げているというのは、なかなか凄い。
■道新ギャラリー「学生写真道展」。高校生の写真は面白いね。
岡崎萌子「幸せなひととき」:地下街の雑踏の中、二人だけが明るく浮かんでいる。
菅原梨奈「開演前」:階段に腰掛けて待つ吹奏楽チームだろうか。手前のスペースを大きく取っていて面白い構図。
花松咲「おつかれモードなう」:部活に疲れたのか、バタバタと倒れ伏して眠る生徒達。若い。
松野未来「鳥人間」:スケート選手たちの手が高速で動いており、消えてしまいそう。
三浦奈奈「タコ」:整然と並ぶ8本足がきれいだ。
皆川菜苗「今夜は日曜日」:屋台街のような所を歩く女性。日曜日が楽しいのは幸せな人だ。
ところで、ここに「北の土偶展」のコーナーがあった。まずは「中空土偶」のパネル。立体に見えないか?
続いて「縄文のビーナス」と「合掌土偶」。
次は私が「印象はボーグ星人、足の辺りはガンダムか」と書いた、「仮面の女神」だ。
国宝展示は終了してしまったが、「北の土偶展」では、かなり面白い造形が見られること間違いなしだ。
■三越ギャラリー「北海道現代具象展・小品展」。
柏本龍太「innocence」:少しイラストチックだが、女性を描くの上手いなあ~
安達博文「WAN-GUN」:青い空に細長い犬の形をした雲が流れている。
■大通美術館「遺作展 上野仁奥」。
「桜島を望む」:一部分の緑やオレンジ色を除き、画面全体が暗色だが、桜島とその周辺風景が伝わってくる。
■北海道立近代美術館「北海道現代具象展」。まずは招待作家から。
岩岡航路「学園」:レンガ造りの重々しい門の向うに、青い海が見える。一時だけの青春の明るさを上手く描いた作品。
小尾修「扉」:扉もさることながら、床の木質感が凄い。電燈のスイッチ付近が手で汚れている感じが、家の歴史を感じさせる。
柏本龍太「energy flow」:少し人物画としてまとまりすぎてないだろうか。2009年の「現代具象展」で見た作品が、あまりにもパンチがあっただけに、あえて言ってみた。
醍醐芳晴「ナタリア」:昔懐かしい洋画ポスターの味わい。もう一作の「織女たち」は日本の神話を描いたようにも見える。
山口実「3×3の卓上-2」:手前にものが落ちてきそうな、不安定な角度の静物画。セザンヌ以降?
続いて、運営委員から。
安田祐三「彼のステージ」:素晴らしいリアルタッチで自然を描いているのだが、中に描きこまれている犬が不自然。あんなきれいな犬がいる→車で運んで来たんだよね、と思ってしまうのだ。
輪島進一「ラルゴ」「レクイエム」:期待の人がまた素晴らしい作品を出してくれた。両作品共に、水辺で死んだように横たわる女性が2名。しかし、周りには植物もあり、決して死の気配が漂っている訳ではない。何か大きな物語が感じられる。
今日も終日、雪。札幌の春はまだ先だ。