散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

日曜日も昼酒よ

2013年10月13日 16時18分09秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
普段は酒を飲まない日曜日であるのだが、明日は祝日とあって変則的な一日。今日も芸術の森帰りに、すすきの駅で下車し「S」に行ってしまった。もう少し客がいるかと思ったが、一番に入店。その後、数人来店というところか。

まずはオリジナルハイボールを注文し、センマイから。葱と辛味噌タレを全部混ぜ合わせて食べる。ちょっとピリ辛、あっさりした味で食べやすい。



続いて鶏もも、つくね。この店はどちらかというとヤキトン中心なのだが、焼鳥もなかなかいけると思う。



飲み物はレモンサワーに切り替えて、希少部位串からのどがしら(下)。鶏柚子胡椒は料理っぽいのかと思ったら、普通にささみ+柚子胡椒だった。まあ、さっぱりしていていいか。



最後も希少部位串のハラミスジ。これは噛みしめるほどに脂分たっぷりという感じで、ちょっとしつこかったかな。



まずは軽くこのくらいにしておこう。

20131013ギャラリー巡り

2013年10月13日 16時06分57秒 | ART
本日は芸森→三越→スカイホール→さいとう→丸井→大通→富士フイルムと7か所どまり。

■札幌芸術の森美術館「高橋コレクション マインドフルネス!」。

まずはエントランスの草間彌生「ハーイ!コンニチワ やよいちゃん」「ハーイ!コンニチワ ポチ」を撮影。基本的に展示室は撮影不可なのであるが、こういう記念撮影コーナーがあるとかなり嬉しい。

 

畠山直哉「Slow Glassシリーズ」:これはボブ・ショウの「スローガラス」をイメージしている作品なのかな?
安藤正子「Light」:子供に金色の毛糸でできた毛布が掛かっている画。金色が光背のようにも見える(手前にあるのだが)。
辰野登恵子「Feb-12-2000」:巨大なピンク色の物体が画面いっぱいに描かれ、圧迫感すらある。

李禹煥「Correspondance」:ベージュ地に灰色の小さな四角。手抜きかと思えるようなシンプルさ。
草間彌生「かぼちゃ」:他の網目状の作品がわりとアバウトな手描きに見えるのだが、これは実に精密に円が並んでいる。
橋爪彩「Girls Start the Riot」:絵具感を極力排除しつつも、バックが黒で古典的な静物画のしきたりを意識した作品。女の子の足が桃を踏んでいるところが、ものすごく気になる。

藤田桃子「タオ」:タオというか「タコ」という感じ。形ははっきりしないが、タコやワニの目に似た部分、また白く人の顔が浮かんできそうな部分がある。
福井篤「大熊猫座」:女性の顔の下にある星座が「大熊猫座」(架空)か? 安易にはくちょう座とかでないのがいい。
落合多武「猫 彫刻」:キーボードの上に猫の彫刻が乗せられており、ずーっと「ファーン」という音が出続けている。葬送のファンファーレという感じ。

川島秀明「bye」:デザイン化された女性の目から涙が9滴。上手い。
塩保朋子「thriving」:真っ白な紙を数枚重ね、そこに小さな穴をあけて水の泡のように見せる作品。わずかな立体感が驚くべき効果を見せる、今展覧会の傑作。
鴻池朋子「ラ・プリマヴェーラ」:人間の脚をもつ昆虫が飛ぶ中、中央の女性の上半身が多くのナイフに分裂して飛び上がるという、ドラマティック作品。

会田誠「紐育空爆之図(戦争がRETURNS)」:こんな有名な作品が来るとはねえ。ゼロ戦がホログラム紙でできており、まず美しいと思ってしまうのも無理ないのでは。

非常に面白い作品が多かったが、作品の解説は全くなし。素直に見れば問題ないのだが、慣れていない人にはどうやって見るのかと悩む人もいるかも。

 



なお、工芸館の「SHIKOKU CRAFT」もついでに見ていくべし。



街中に戻ってくると、空がどんよりしている。



■大丸藤井セントラル「苛原治作品展」。3階のイベントスペースに数点の作品展示あり。いろいろな可能性がありそう。

■さいとうギャラリー「べるぱぴえ展」。
佐藤拓実「電車にて」:電車の窓に多数の目が浮かぶ、不気味作品。
坂みち代「ひとり…(1)~(3)」:子供が一人で公園のブランコに乗る、寂しくも余韻のある作品。

■丸井今井「アート仏像展」。かなりいろいろな種類の仏像が作成されているのだが、興福寺の五部浄(胸から上しかないやつ)、山田寺仏頭など、マニアックなのが多くなってきた。みうらじゅん監修の投入堂蔵王権現というのもあった。

■大通美術館「北海道陶芸会45周年記念」。迫力の作品多し。

麺の日(3)

2013年10月13日 12時09分02秒 | 食べ歩き
昨日から引き続き、また麺類の昼食。後々のことを考えて、カレー蕎麦で控えめにしておくことにした。



麺はまさに機械っぽい仕上がりなのだが、これの美味さは最後のそばつゆとカレーが混じったのを飲むところにある。多少の二日酔いもこれで収まり、よし行くか。


麺の日(2)

2013年10月12日 19時27分43秒 | 飲み歩き・琴似界隈
用足しが済み、もう一杯くらいと思ったが、迷走して疲れてきた。今週末は3連休だし、今日はこのくらいにしておくかと最後の締めに「NY」へ。この店の店名にも含まれている、ナポリタンを食べていこう。量はもちろん一番少なめだ。



どーん。もちろん食べきれるのではあるが、予想よりちょっと多めだった。味はもう、いわゆる古典的なナポリタンである。途中から、粉チーズ、タバスコも投入して食べきった。


土曜日昼酒巡り(2)

2013年10月12日 17時17分40秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
こちらも久しぶりになる「O」へ。先客も程よくいて、店の雰囲気はこなれた感じ。早速、恒例の黒ホッピーを注文。いつもの3点つまみを選択する。



左からおから、揚げと小松菜(だっけ?)、蕗とこんにゃく。うーむ、結構ボリュームがあるな。

ホッピーの焼酎をお代わり。さらに、芋焼酎をロックで飲む。これはなみなみすぎるのではあるまいか。



だんだん酔ってきて、ベーコンエッグを注文。まずはこんな姿で到着。



全体にたらりたらりと醤油をかける。



そして一気に黄身をつぶしてベーコンと絡める。


→見苦しいが、食べかけではないので、ご勘弁を。

開店一周年のお祝いをして(ま、おめでとうございますと言っただけだが)、この辺で終了。ここでちょっと用足しに。




20131012ギャラリー巡り

2013年10月12日 15時35分12秒 | ART
本日のギャラリー巡りは近美→資料館→コンチネンタル→茶廊法邑→品品法邑→エッセ→大丸→大同→たぴお→時計台→道新→ARTスペース201の12か所。明日もあると思って、妥協してしまった。

■北海道立近代美術館「森と湖の国フィンランド・デザイン」。
ヘンリー・エリクソン「H.E.セット」:非常にシャープな形でいい。
カイ・フランク「デカンタ3852」:形は日本の徳利にそっくりのガラス製デカンタ。
タピオ・ヴィルッカラ「地衣3515」:器のふちが苔のような形をしている。

アイモ・オッコリン「睡蓮」:これは灰皿なのか? 非常に美しい紫色のクリスタルガラス製品。
オイヴァ・トイッカ「オアシス」:ガラスキューブに植物をモチーフにした形を埋め込み、吹き抜けのタワー型に積んだ作品。熱帯植物園を思わせる。
ケルットゥ・ヌルミネン「バシリカ・シリーズ[春]」:金地の皿型プレートにさまざまなマークが描かれたもの。これは琳派だな。

自然をモチーフにした作品も多いが、どちらかというと全体にシャープで変な飾り付けがないので、誰しもが使ってみたくなる感じの器が多かった。展覧会に持ってこられたものばかりだから、当然センスがいいものが多いわけだが、チープな器(例えば仮面ライダー茶碗のようなもの)はフィンランドにはあるのだろうか?

■北海道立近代美術館「バラード-深井克美と人間像の画家たち」。必見。
「茶碗の中」:茶碗の中に立つ顔のない女が描かれている。
「開放」:小さなコップを伏せたコップが覆っている。「茶碗の中」と合わせて、閉そく感を感じる。
「作品1」:ムンクの「叫び」は自然の叫びにおののく人を描いたものだが、こちらは人間の内側からあふれ出る「叫び」だ。

「サイキ」:木に変身した人体のようなものが、高みにある眼(月?)に手を伸ばしている。彼の作品にはSFモチーフが多いようでもある。
「旅への誘い」:岩山の先端が二つの顔に変化している。異星風景という雰囲気あり。
「友達(1)」:人間が3つに分かれて見えるような描き方。アルミホイルに映った自画像を手本にしていたという話もあるようだが、もし人間のふるまいによって、都度違う人間の姿が感じられるのであれば、苦しかっただろうなという気もする。

しかし、近美はこんなに深井作品を所蔵していたのか。今回は実にうれしい展覧会であった。

■茶廊法邑「佐々木秀明展「雫を聴く」」。ガラスの上に水滴を落とす作品では、水が足跡状になっており偶然とはいえ面白い。天井から床を照らす2連作では、ギャラリー床の軟石模様が効果的。

■品品法邑「ダム・ダン・ライ個展」。展覧会は終了しているようだったが「どうも~」と入っていくと、1階の作品は見ることができた。さらに建物の壁がダム・ダン・ライカラーになっている。

 

■ギャラリーエッセ「佐々木あすか個展 -日本画と切り絵ー」。切った部分から下地をのぞかせるタイプの切り絵作品があったが、下地には複数の色がついた和紙を使っているので、色彩がとても細やか。

■ギャラリーたぴお「TEN展」。
田中季里「無題」:白い建物のような、器のような船に雨が降りそそぐ作品。いいね。

■時計台ギャラリー「森弘志の風景 2009-2013展」。
「いえ」:以前にも書いたが、2連の作品に「いえがあります」「いえがありました」という言葉を書くことで、時の流れを表現しているのだと思う。そこにいた家族は、いったいどこへ行ってしまったのだろうか。
「うみ」:しかし「うみがあります」「うみがありました」となるとどうだろうか。海があったことが遠い過去になってしまう、数百万年(億年?)の時をイメージせよということか。と、SF者は当然思うのである。


土曜日昼酒巡り(1)

2013年10月12日 15時11分38秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
最近、土曜日のイベントが多かったので、早い時間帯からの昼酒をやっていなかった。今日は久しぶりにすすきのの北側「BT2」へ。1杯目は白ワインから。

つまみは本日のおすすめで目に付いた、キノコとガツのオーブン焼きというのを注文してみた。



おお、これはなかなか美味い。キノコは数種類、ガーリックとオリーブオイルそして塩というオーソドックスな味付け。ガツが歯ごたえが強いので、やや細めにカットされている。何となく「非常に美味い歯ごたえのあるチクワ」という表現が頭に浮かぶ。

2杯目赤ワイン、3杯目グラッパを飲んで終了。久しぶりに店の人に顔を合わせたので、「これ美味かったです」と声をかけて店を出た。



そうそう、私の後から一人客がやってきたのである。ぜひ、昼酒タイムを盛り上げてほしいものだ。

麺の日(1)

2013年10月12日 11時53分12秒 | 食べ歩き
本日の昼食は軽めにしようと、大通りのうどん「K」へ。自動販売機から食券購入ということで迷わされるのだが、割とオーソドックスと思われるぶっかけうどん(冷)にちくわ天(50円)を付けてみた。

出来上がりをしばし待って、カウンターに取りに行く。その横でサービス品の生姜、ねぎ、天かすなどをトッピング。「ゆで卵はおとりになりましたか?」と店の方に言われ、そちらもサービス品ということでいただいてみた。



まずはうどんとトッピングを全体的に混ぜ込んで、麺を少しずつ食べる。一気に麺を頬張ると、飲み込み切れずに苦悶するからである。私はめったにうどんを食べないのだが、久々に食べるとなかなか悪くない。ちくわ天はまあ、見た通りの味。

あっさり食べて、予定通りの昼食だった。常連さんが多いのか、店の人と客が割と話をしているのが印象的。何となく、うどん屋さんらしい家庭的な感じであった。


20131010最近読んだ本

2013年10月10日 23時51分03秒 | 読書
■「dancyu 11月号」
「京都に行きたい」という文字を見てつい購入。そのうちマイルがたまると思うのだが、どこに行くべきか…

■「戦力外捜査官」似鳥鶏
あまりのズレっぷりに「お前たち戦力外」と宣告された二人の捜査官が独自に事件の謎を追う。良くも悪くも「相棒」を思わせるところもあり。

■「モーパッサン短編集1」モーパッサン

■「レストア」太田忠司
オルゴール修復師のところに持ち込まれるオルゴールの修理依頼と付随する謎の話。本人の過去に秘められた謎も徐々に明らかになっていくため、謎の重層構造が感じられてなかなか面白い。

以下、図書館の3冊。
■「パワハラ・いじめ 職場内解決の実践的手法」金子雅臣
こういうの無いとは言えないからね。

■「たまご大事典」高木伸一

■「アイヌの沈黙交易」瀬川拓郎
「沈黙交易」という風習は初めて知った。

早くも暴走

2013年10月10日 21時06分39秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
若干のモヤモヤを抱えて、本日はすすきののバー「N」へ。1杯目は雑誌に最近登場しているので、気になっていたシーバスリーガルミズナラカスク。ブレンデッドなので、ミズナラ風味がすべてを覆っているわけではなく、ちょうどいい感じ。ストレートで飲める。



2杯目は久々の官能的なカクテル。本日はウイスキーバージョンということで、竹鶴ピュアモルトのシェリーカスクを使用してもらった。なかなか落ち着いた味。



今日はなぜかアクアビットカクテル祭りになる。Nさんも「アクアビット使用量が一番多い店を目指そうかな」というほどであった。ということで、私もここでアンタレスを飲む。フレッシュのザクロが入荷したのだ。



ここで何度かお顔を拝見した方と話をし始めたら、どういう経緯だったか思い出せないのだが、その方が「リングにかけろ」「魁!男塾」「北斗の拳」が大好きだと言い出した。なるほど受けて立たねばなるまいと思い、私の思う名勝負をいくつか説明してみたが、多分、私の完勝だったと思う(勝つところなのか…)。

そんなこんなで、アクアビットスモーキーサウダージという、原型の分からなくなるほどアレンジしたカクテルを飲んで、相当酔っぱらって終了。かなりスッキリしたので、ジャンプ氏にはお礼を言わなくてはなるまい。


20131009最近読んだ本

2013年10月09日 23時38分36秒 | 読書
■「場末の酒場、ひとり飲み」藤木TDC
再読。

■「東京居酒屋はしご酒」伊丹由宇
再読。

■「Whisky World 2013 OCTOBER」
1992年に発売された、モルトウイスキーの「花と動物シリーズ」を振り返っての試飲が非常に興味深い。私はまだこの頃は、バーの良さを分かっていなかったと思う。

以下、図書館の6冊。
■「日本全国地図の旅」浅井建爾

■「透明約束」川上健一

■「キャリアアップレディー」神居卓

■「インターネットを探して」アンドリュー・ブルーム

■「借金取りの王子」垣根涼介
いわゆるリストラ請負面接人が出会う人々の物語。

■「犬とぼくの微妙な関係」日高敏隆

病み上がり

2013年10月09日 11時42分19秒 | 食べ歩き
今週の前半は咳が止まらなくなり、大変であった。何とか少しは落ち着いた今日、仕事を1件終えて、昼食は菊水付近のとんかつ「KT」へ。季節の一押しメニューが「とろほっけカツ」ということで、同行者が「いったい、これ何なの?」としきりと不思議がる。そういえば彼は北海道外の出身者であったか。北海道ではホッケフライが当たり前に総菜として食べられており、アジフライなどのほうが珍しいことを教えておいた。

で、結局食べたのはロースかつランチ。油っぽさが感じられず、肉も非常に柔らかかった。それからキャベツ用の野菜ドレッシングがなかなか良かったと思う。写真なし。

20131007最近読んだ本

2013年10月07日 21時17分39秒 | 読書
■「親孝行プレイ」みうらじゅん
再読。

■「人形遣いの影盗み」三木笙子
美男の天才絵師にしてワトソン役の男に対して、ごく誠実で家柄のいい男がホームズ役と一般的な配役からは逆な感じもする二人。なかなかキャラクターが生きてきた。

■「めしばな刑事タチバナ10」坂戸佐兵衛、旅井とり
駄菓子イズムはそれなりに面白いと思っていたら、タチバナと韮澤課長の名勝負に涙!

■「放課後はミステリーとともに」東川篤哉
ユーモアをまぶしながら、根底にミステリ愛・ミステリ魂が生きている名作。

■「にっぽん「食謎」紀行」伊丹由宇
再読。

■「定食学入門」今柊二
再読。

以下、図書館の1冊。
■「県庁の星」桂望実
県庁職員が民間交流でスーパーマーケットの職員として1年間勤めることになった。役所の論理しか知らない主人公は、最初総スカンを食うが、果たして…

なんとか本日図書館に行ってきた。